富楼那像 杉本健吉筆 2019-12-19 00:01:00 | 日本画 興福寺に所蔵されている富楼那像は奈良・興福寺の国宝十大弟子像のひとつです。杉本健吉と奈良の関りは大きく、44歳の時に一念発起し、家族を名古屋に残し単身奈良に移り、絵の制作に徹する決心をしています。瑞々しく生命感あふれる奈良の風景画は次第に評価され「奈良の杉本か杉本の奈良か」と言われるようになりました。杉本健吉が生涯にわたって愛した奈良大和路の風景と、その地を丹念に歩き真摯に描いた杉本健吉の写生から生まれた数々の作品は高い評価を受けています。 . . . 本文を読む