夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

九谷五彩 無花果文長丸変形端(小)皿

2025-02-08 00:01:00 | 陶磁器
高価な色絵顔料を大量に使用した色絵古九谷や青手古九谷の生産は、染付に比べて桁違いにコストが掛かった事は容易に推測でき、加賀藩前田家、大名家、関西富裕商人が主な購買層でした。特に前田家は中国磁器(古染付、祥瑞、南京赤絵等)の愛着が深かった事で知られます。1640年代の明・清王朝交代に伴う内乱によって景徳鎮磁器が海外輸出の中断を余儀なくされると、代替品となる国産の高級色絵磁器を求める声が急速に高まりま . . . 本文を読む