夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

古染付山水人物文六角香合それと倉庫のビフォー&アフター

2015-07-30 00:34:34 | 陶磁器
倉庫改修が完了が近いのですが、もともとどんな建物であったというと・・・。ブログに投稿されていますが、ほぼ完全な物置状態であったことを思い起こします。農業用材や古い釜・・・。



外観はさほどインパクトはありませんが、内装はがらりと変わりました。構造材はもともとの母屋の土間に使われていた材料だそうです。



さて本日の投稿作品である「古染付」についての説明は本ブログではもはや無用でしょう。真贋共々何度か幾つかの作品を投稿し説明してきましたので、詳細は省略します。「古染付」くらいは日本人の常識としての知識があるべきものだと当方では思っています

古染付山水人物文六角香合
合箱
径32~36*高さ27



「古染付」の本物となると、おいそれと入手できるものではないことも確かです。また日本だけにしかありませんが数は多くあるようです。



きちんとした骨董店で購入すれば間違いはありませんが、時代の下がったものや日本で作られた模倣品、中国の贋作などが横行しているようです。



ちょっとした席で小さな飾り台にちょこんと置いておくのには実に粋な作品ですね。



手のひらのなかに幽玄なる山水画の世界が広がっていきます。作品内の釣り人が自分のような気がしてきます。



呉須の滲み、虫喰いの面白さ、窯傷・貫入の趣、・・・、ちっぽけな器が人生そのもののように見えてきます。無傷の人生なんてありえませんから・・。年を老けて俺だけが正しいと偉そうにしている人間が信用ならないのはそのあたりにある



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。