人造人間 キカイダー25年目の再会
たまたま検索していたら,貴重な「キカイダー」「キカイダー01」「ハカイダー」の対談があった。
一番ショックだったのは,01の池田駿介さんがお亡くなりになっていたこと。69歳という若さで.....。泣けて来るぜ!
キカイダーの弁当箱で幼稚園に行った。01のOPはカラオケ100点満点コースだ。ハカイダーには,子供ながら「現実は悪と正義という対立軸ではない」とは考えられなかったが,「とにかくカッコイイ悪役,しかもなぜか正義がある」ような気がしていた。
いろいろなヒーローが居た。仮面ライダーはV3で頂点を極め,いきなり幼児のオズマの記憶は途切れた。キカイダー以降のものは話を覚えていない。それほど鮮烈だったのだろう。
もっとも,すでに幼児のときには「巨人の星」を見ていて(再放送だが),感動していたものだ。何度も何度も,魔法使いサリーやサスケ,カムイ外伝などとセットで夕方の再放送を熱中して見ていた。中学生ぐらいまでは,釣りに行っても,途中の電気屋さんで見ていたものだ。ゲームセンター通いをしていても,再放送の時間だけは家に帰っていた。
それにしても,飯塚昭三さん,シブイ。最近も活躍されているはず。たしか,ガンダムのリュウ・ホセイもそうだったよなあ。
はー,感動しましたっす。
早い。実にときの経つのが早い。もう1週間経過してしまった。あと2週間で仕事がまた忙しくなってしまうのか。それまでは毎週しっかり釣りをしよう。10月は休日出勤もある。それを過ぎると一気に寒い冬の到来だ。ワームの練習をしっかりしないと。
オズマは相変わらず朝マズメは捨てている。佐藤順一プロ(左のリンク先をどうぞ)と同じ理由もある。まあ,それ以前に,早く起きるとそれだけ疲労が溜まり,結局釣れないことが多いのでもうムリはしない,ということなのだ。そして今回の実績は,オズマとしてはかなり納得の行くもの。誰もができる方法。誰もが知っている方法。ただし,気づいて実行するかどうかは別,というものである。
9/10は余裕の3時45分に起床。日の出1時間後に水郷に到着すれば十分,というのがオズマのスタイルである。
水郷。稲作が終わり減水が始まっているところが多かった。そのためなのか,とにかく反応が得られない。
やっと朝7時にこれですよ。ネコワッキー。10cmあるのか。
出家は逃れたが,完全に手詰まり感ありあり。ライトリグの罠にはまっている。いや,「先週釣れた作戦」にハマっている。
大移動を決意し,「D」へ向かう。
減水していなかった。水もよかった。しかし,ギルバイトばかり。それも不思議なもので,いざマスバリにするとギルは釣れない。ギルワームにすると見切られる。大きめのワームにするとバイトする。さらに見えバスにも翻弄され,ドブ系統をいくつか回る。
すると,いや,朝から連絡をとっているチェリーさんからメールが。昨年までのオズマならありえない携帯メール。やってみると便利だが,もうキーを打つのももどかしく,電話した。
オ「Dに来ていますが,バイトはあります」
チェ「釣れているんですか」
オ「技術だと思います...」
だが,オズマの技術では太刀打ちできなかった。オマケに,ベイトフィネス史上(そんな大げさなものではないが),大バックラッシュ発生
オ「もうダメ...。ライン購入してきます....」
チェ「ライン,あげますよ」
オ「ありがとうございます」
まさにリアルゴールド いや,リアルゴッド,いや,リアルブッダだ。地獄に仏とはこのこと。高いフロロラインをチェリーさんの協力の下,巻き直す。だが,結局釣れず,チェリーさんはどことなく意気消沈気味でお別れした。
いくつかのD周辺ポイントを歩き回っていると,
「どうなんですか,ここいら辺りは」
初めてD周辺にやってきたという,埼玉のアングラー(;あの「超人アングラー」ではない知らないヒトは「ちばらきFF」;リンクTOPへどうぞ)との会話が楽しかった。トッパーらしく,いろいろ頑張っているが朝から釣れないらしい。オマケに風があるのでトップにはツライという。いえ,こちらもツライですよと会話する。
霞の歴史を話してみた。いわゆる爆釣時代。80年代後半~90年代前半の異常な入れ食い状態や,なんと,その方,お住まいは埼玉だったが勤務地がオズマの住む駅そのものだった。不思議な出会い。一期一会。さりげなく埼玉ポイントもご教示いただいたが,オズマにはムリだろう。埼玉は距離は近いが「バスとの距離」は遠いのだ。琵琶湖より遠い遥かなポイント。自分にとっては「サカナ空白地帯」なのだ。隣の県なので埼玉開拓できればいいんだけど,なにぶん一人では心細い。
さて,会話は楽しかったが,釣りはまったくダメなので,昼食を取り,半分あきらめかけて昼寝に突入。
水路も減水。水はいいけどね。
12時30分に寝て,目覚めたら14時。TBS「ラジオですよ」を聴き始めていると,「もうエエカ 出家とは違うし。しかし,寂しいレポート書かなアカンワイ。」という気分で,タックル整理をして,事実上釣りをやめた。水郷とは今日はオサラバだ。
かくして嘉襟之川に近づいてきた。オズマにとって,この春の不調を吹き飛ばしてくれたところ。最後の最後にたすけてくれた場所。何度もその経験をさせてくれた場所。夏は増水でロクに釣りができなかったが,もう減水しているかもしれない。その期待を胸に,とりあえず橋を渡った。
用水路に水がないということは。
本流も減水している。釣りやすい。岸際に降りることができるのでガンガン歩ける。長靴なしでイケルゾ。
もうライトリグの魔術にははまらない。スピナベ1本勝負と決め,スピナベ袋のみでの勝負となった。
まずは,何度も釣れている実績ポイント。
スピナベを岸際に...出ない。今度は沖に....「ガボオ!」
「ドババババッツ!」
強烈な引きが伝わる。アメナマかもと心配してしまうが,バスのようだ。それにしてもエライ元気のいいバスだ。40UPの可能性大。
「ヨッシャー」
エセ今江プロ,琵琶湖以来また降臨した。
ドドンがドン。39cmでしたが,頑張ったのでオマケで40にしてくださいヨ。写真がセルフでも
うまく撮れているでしょ。それにしても強烈な引きだった。川バスのいいところだ。
使用ロッドはスコーピオンXT15102R。やはり岸釣りには,いや,オズマのスタイルにはこの長さがちょうどいいようだ。
さて,もしかしたらこのまま爆釣するかもしれない,とりあえず橋を起点に一周しよう。
減水しているので岸際はダメかと思っているとさにあらず,意外に岸からも反応。しかし,原則として川の中央部にいるようで,ひたすらど遠投。琵琶湖でもやらないようなスピナベ・ド遠投だ。スコーピオンXTなら対岸まで届くぞ。
そしてすぐに次がきた。
ウッシャー。3本目。
釣り上げたときに,岸でポロリと落ちてしまったが,運良く救助に成功。草村に落ちてしまったナイスな35UP。イイ。実にイイ 戦略があたっているゾ。
その次も,次次とアタル。しかし,久々のスピナベ「ド遠投」。ファイト中にばらしたりしてしまって,キャッチ率がよろしくない。トレーラーワームも今日は持ってきていない。バラシ多発はそのせいかもしれないが,それでももう1本ガツンと来た。
最高の引き。ライトリグでは味わえない感覚。
そしてスピナベ破壊。バスに破壊されたら....当然自慢ですよ。
その後も小移動を繰り返して,嘉襟之川だけで,実に90分あまりで6バイト・3キャッチ。久々に戦略がはまった,ということにしておこう。これで来週以降も目処が経ってきた。
嘉襟之川付近で撮影した雲。
そういえば地震があったな。
次週,再来週ともに連休になる。しかし,予算と体力の関係上,水郷合宿はない。
今回の経験は,あらためてハードルアーの実力を知るものとなった,ポイント選択の重要性を再認識させるものだった。下野さんのいわれる「バスが居ない沖合」にルアーが届きやすい川などはとくにその傾向がはっきりでるのだろう。
今年2011年,総括では「嘉襟之川という新たなポイントの開拓」を書くことになるのは必定。
それにしても今回も楽しい釣行だった。まさか,柏ICから2時間半(外環の事故渋滞)かかるとは思わなかったケドね。