オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【琵琶湖遠征03】2011/08/27 「本物のプロガイド・佐藤順一プロ。そして51cm」の巻

2011年09月02日 00時00分17秒 | 2011オズマのバス釣りレポート

 さて,8/27がやって来ました。釣りの一番の楽しみ琵琶湖プロガイドです。

 僕は,自分が知っていて,昔からやっておられて,そう,ベテランガイドの方にお願いしたかったので老舗のリブレにお世話になることにしました。最近の若い方とは話ができないような気もするし,年齢が近い方が安心かなというのもあります。

 自身,ワームの釣りが得意でないわけですが,佐藤順一プロの釣果を見ていると実に普通に見える釣り方で50UPをガンガン釣って居られます。流行のヤヤコシイ釣りもオズマはできません。そんなものより,テキサスとジグの基礎を教わるために,今の時期,おそらくもっとも堅実に釣られている佐藤プロにガイドをお願いしました。


リブレの駐車場。昔はJBTAの会場だったんだよなあ。


待ち時間にここでフロッグを引くと2回アタリました。

 さて,約束の時間通り7時にさっそうと佐藤さんが登場。にこやかでとてもいい方です。事前に釣り方の相談をメールでしていましたら,竿とルアーは全部貸してくださるとのこと。はい,そうしましょうってわけで,コンバットヘラクレス3本,ベイトのみです。


ヘラクレスは脅威の竿。
「フォースグランディス66M」,東京帰宅次第速攻入手。
佐藤プロもスコ1000XT,かなりお気に入りのようでした。


ワームはリバティというメーカーのツルギ,カズハで釣ります。
シンプルです。しかし,通販でも店舗でも見つけられないっすよー。


ほないきましょう。佐藤順一プロです。
下のリンク(30番)もみてね。もちろん佐藤プロにご許可頂いてます。


発進! この瞬間がいいんです。


まずはゆっくりスタートです。


4ストエンジンなので静かですね。250馬力です。

 さて,当日の釣りは「5gシンカーのテキサス」と「1/2ozラバジ」です。

 これって,オズマがこの10年近くもっとも苦手にしている釣りです。そういうことも事前にお伝えして,木浜で始まります。

 ところがドッコイ。無風だとバイトゼロです。佐藤さんは基本的なルアーの動かし方・その裏付けまで教えて下さりますが,基本的にご自分でのキャストはほとんどしません。あくまで様子を見るためなのです。そうしてあまりにも釣れない最初の2時間がありますが,佐藤さんがジグで48をヒット。


このサイズのあやし方を学びました。

 細かく書くのは難しいですが,オズマのフッキングは強すぎる,そしてアクションがよろしくなく,それだと「食わせる間」がないですよ,としっかりレクチャーして頂きます。しかし暑い。無風で厳しいと思っていると,佐藤さんがスゴイ魚を


20UPのランギルです。
40UPのバスの引きのようでした。

 佐藤さんも結構楽しんで居られて,ギルの自己記録が25cmですよ,なんて話もしてくださいました。まあ,佐藤さんもホンマに釣りが好きなんですね。ほとんどクロダイやね。

 さて,9時になると急に風が吹いてきます。オズマが「これは,変わりますね」といった瞬間,フォーリングでワームがひったくられました。しかし,バラシが2回も続き結構凹んでいたのですが,佐藤さんはそんなオズマのことに気を配って「楽勝で50UP釣れますから大丈夫です」と応援してくださいました


そしてようやく1匹目。

 小さいバスほどアタリは明確で簡単に釣れます。それでもこれで出家回避なので記念写真です。それにしてもエバーグリーンのキャップでよかった。だって,竿がヘラクレスじゃないですか。フォースグランディス66M,ハンパなく使いやすいです。はっきりいって,スコーピオンXTを楽勝しのぎます。竿の軽さ・強さ・感度・融通性がスコーピオンXT1652Rさえも凌ぎます。5Mの底の状態がわかるなんて,どう考えても竿の影響が相当にあります。

 そしてしばらくすると,今度は「モワ」とアタリ。悪いクセでフルパワーフッキングしてしまいます。

 ここからがオモシロイのですが,深いところの魚は,かかった瞬間軽く感じることがよくある,ということです。その後に急に突っ込まれてバラシ,ということなのですが,事前にしっかりその話を聞いていたので,クラッチを切りながらかわして,最初の48さんが登場です。


バスがきれいでしょう。これで48ですよ。

 さて,1匹釣るとだんだんわかってきます。それでもロッドアクションがどうしてもよろしくなくなってしまうので度々修正です。自分では気づかないのですが,ホント,仰せの通りにしていると,次次とバイトがとれます。


また48です。


これでも48なんですか。こんなバス,霞にはいませんヨ。

お次も48。

 不思議なことに48ばかりが釣れます。もう自分としては大満足なのですが,佐藤さんとしては55UPどころかロクマルを釣って欲しいらしく,木浜の微妙なポイントを実にうまく流して釣らせてくださいます。


霞なら大喜びの40UP。
もう感覚が麻痺してます。


30代後半もたまには釣れます。

 午前中で48だけでも3本(ここまでは覚えてます)。40UP1本。ほかはよう覚えてません。舞い上がっておりました。

 佐藤プロのお名前と実績はJBTA時代から知っていましたが,ガイドもハンパじゃありません。あと,よくいわれる「常識」が「非常識」だったり,オズマの常識と一致しているところもあったりなどと,とにかく「アマチュア」アングラーとはまったくレベルが違います。

 「プロ」,それもガイドのプロはようするに「船長さん」です。つまり,自分が釣ってもしょうがないわけで,お客さんに釣ってもらわないとアカン。お客さんのクセとかを見ぬいて的確に指導。
 
 こういう経験って,いわゆる「友人」だとなかなか素直に聞けるものではないですし,「アイツは釣るなあ」ぐらいで終わってしまいます。オズマは「今年は徹底的にやる,やってやりきる」,これを仕事もバス釣りもと考えていたので,本当にその考えに沿ってくださる,オズマ経験のプロガイドの中では最高位です

 お昼はリブレで食べますが,はじめてリブレにきた20年前とはずいぶん変わりました。

 お昼をすぎるとこれまた無風。灼熱地獄なので,そうそう,ライジャケは腰に巻くタイプのものをおかりしました。結局,タックルで持参したのはリールだけです。スピニングなんて出番があるわけないっす。そりゃもう相手が基本45UPという強烈なパターンフィッシングですからね。


お昼すぎもポツポツ45UPが釣れます。

 このサイズを午後も何本釣ったか覚えていません。カウントするのが面倒なほどの入れ食い,ではないですが,30分に1本来るとこのサイズという感じです。45UPでさえ,余裕のファイトで「引きを楽しんでおりますなどとオチャラケる余裕があるほどです。ちなみに,タックルは,スコーピオン1001XT・フロロ10LB,コンバットヘラクレス・フォースグランディス66M,5gテキサスオンリーです。

 さて,そんなこんなで自分では満足しかけていたのですが,15時ごろからアタリが遠のきます。そして周囲には取り巻きが....。釣れている船のそばには軍団ができるといわれていましたが,なんかこう,広い琵琶湖でみんなセセコマシイことやるなあ,なんて思います。素直に釣れるガイドに従うか,そうでなければ自力でポイント開拓しろよ,ってオズマが言いたくなります。

 ちなみに,その対策のせいかどうかはわかりませんが,佐藤プロはマーカーを一切打ちません。ブラインドポイントをまさに魚探と風景のみでつかみ切る。木浜の帝王じゃないでしょうか。いや,おそらくディープホールなども余裕でつり切ってしまうのでしょうが....

 さて,16時30分が帰着時間ですが,まだオズマに50UPが出ていないので特別にロスタイム突入です。そして運命のショートバイトを合わせると,引きが軽い.....けれど,一切ラインスラックなく巻き続けます。そしてエラ洗い。「また48でしょう」などと余裕をかましていると,さすがに佐藤プロが「ちょっと長いですよ。慎重に。」とのアドバイス。

 手前に来て突っ込まれるのはもう慣れているので,クラッチ切って・巻いての繰り返し。それにしても竿が強靭。まったく大丈夫です。このバットパワーはやはりヘラクレスです。さすがメイドインジャパンモデルです。


やったぜ51cm。

 最後の最後に50UP。お盆以降,若干釣れにくくなっていたようですが,プロと同じ51をゲット。いやはや,琵琶湖スゴイですわ いえいえ琵琶湖のプロガイド・佐藤順一プロ,ハンパじゃなくワームやジグのことがわかっていて,「教えるのがすごくウマイ」です。

 結論。50UPを釣ったことのない人は,一度琵琶湖でプロガイドをお願いしてみてはどうでしょう。それも一流のプロ(佐藤順一プロがもちろんオススメですが)。そして季節にあった釣り方を教えてもらって,とくにオズマみたいに苦手分野がはっきりしていたときには,ズバリそういう釣りを得意にされるプロがいいでしょう。

 佐藤プロは,「テキサスもジグも基本は同じ」と言われました。しかし,その基本は雑誌に書いてあることでも自分が経験してきたことでもありません。肝心のキモをここで書いたら「営業妨害」なので書きませんが,そのキモを翌日マネしてみたら,今度は彦根岸釣りで50UP達成。2名の方に公認してもらった,霞ではちょっとない楽しいひとときでした。

 ガイド料金は税込36750円(1名)。けして安くはありませんが,バスボートでの釣りをしてみたいという単純な楽しみとともに,自分の何が足りないのかを得る勉強にはもってこいです。長いバス釣り人生を考えれば安いともいえます。その昔,藤木プロから教わった基礎はいまでも役だっていますしね。

 本当に佐藤順一プロ,ありがとうございました。目標と夢を両立させることができました。来年もよろしくお願いします