「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県糸満市 「 波平グスク 」

2012-03-08 20:10:05 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡

























波平グスクは糸満市の「琉球ガラス村」の交差点付近の南波平地区の丘の上にあり、
グスク内は雑草をかき分けて入って行くと大きな岩と虎口らしき門があるが、
それ以上の遺構は見当たらなかった。

 波平大主については「組踊・波平大主道行口説 八重瀬の万歳」と、
「忠臣身替」の中に登場する。
辺土名親雲上作といわれる「組踊」では、玉村の按司の忠臣の一人である波平大主(ふぁんじゃうふぬし)
が人ずてに同士である平安名大主が主君玉村の按司の若按司を敵方の八重瀬の按司に引き渡すと聞いて、
そのことが真実か否かを確かめるために勝連の南風原まで忍びで出かける道行をまとめたものである。

 八重瀬按司は、玉村の按司夫人に横恋慕し大里城に攻め入るが、
夫人は按司とともに死んでしまう。
若按司は逃れて勝連の山田大主のもとに身を寄せるるが、
それを聞いた八重瀬按司は後のわざわいを絶とうと山田大主を攻める計画を立てる。
この計画を聞いた玉村の按司の頭役、里川の長子・亀千代は山田大主のもとに駆けつけ
若按司の身替りになることを提案する。
山田大主の部下の吉田の子は亀千代に縄をかけ若按司として八重瀬城へ突き出し、
城へ乗り込む。
ことの真相を知った玉村の頭役・波平大主は吉田の子からの内通を受けて、
八重瀬城を攻め主君の仇を討ち、亀千代を助け出した。


波平グスクへのアクセス
波平グスクへは糸満市の「琉球ガラス村」の交差点を糸洲方面信号機から右に向かい、
南波平の集落に入り「南波平農村総合管理施設」の裏手の山になる。
駐車は「南波平農村総合管理施設」の駐車場を利用した。なお利用する場合は許可を得ること。

沖縄県糸満市波平


熊本県天草市 「 七通瀬 ( ななつうせ ) 灯標 」

2012-03-08 20:02:36 | 熊本の灯台













天草下島から通詞島に向って行くと左手見えるのが七通瀬灯標である。
通詞島を一周すると、一周し終わるころに右手に緑色の灯標が見えて来るが、
ここからが灯標に一番近い場所だと思われる。

七通瀬灯標は、二江港通詞島灯台の西南西方約1.7キロに位置し、
頂部までの高さが10.32mで、
平均水面から灯火までの高さが12.35mとなっている。
灯標の初点は昭和42年3月25日で、
灯質はモールス符号緑光で8秒にA
( ・- ) になっている。

熊本県天草市五和町通詞







久米島の久米仙

2012-03-08 19:55:15 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒





もっと早くに掲載しようと思っていたが、
“ そのうち ” が、皮肉なことに空っぽになってしまってからの掲載になってしまった。
労働して帰ってから飲む泡盛はサイコーである。
まぁ、それが楽しみで働いているような感はあるが・・・
泡盛は、ヤマト(本土)でウチナー(沖縄)を感じる一番身近なモノかもしれないな。







我が家の馬酔木 ( アセビ )

2012-03-08 19:41:21 | 花・鳥・虫・魚・猫







我が家の庭に今年も鈴生りの馬酔木が咲いた。
毎年、卒業の頃になると決まって花を咲かせる。
卒業は馬酔木で、入学はチューリップが報せてくれる。
そんな馬酔木の花言葉は、「犠牲」「二人で旅をしよう」「純心」である。
なんかマチマチな花コトバだが、どれを信じたらいいのか迷ってしまう。


アセビ(馬酔木 Pieris japonica subsp. japonica、異名:Andromeda japonica Thunb.)は、
ツツジ科の低木で日本に自生し、観賞用に植栽もされる。別名あしび、あせぼ。

本州、四国、九州の山地に自生する常緑樹。
やや乾燥した環境を好み、樹高は1.5mから4mほどである。
葉は楕円形で深緑、表面につやがあり、枝先に束生する。
早春になると枝先に複総状の花序を垂らし、多くの白くつぼ状の花をつける。
果実は扇球状になる。有毒植物であり、葉を煎じて殺虫剤とする。
有毒成分はグラヤノトキシンI(旧名アセボトキシン)。

馬酔木の名は、馬が葉を食べれば苦しむという所からついた名前であるという。
多くの草食ほ乳類は食べるのを避け、食べ残される。
そのため、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがある。
たとえば、奈良公園では、シカが他の木を食べ、
この木を食べないため、アセビが相対的に多くなっている。
逆に、アセビが不自然なほど多い地域は、草食獣による食害が多いことを疑うこともできる。