甲佐町の中心部から緑川沿いの堤を上場方面に行くと日和瀬橋がある。
その左手にやな場がある。
以前熊本に住んでいた時はよく訪れたが、ここ10年で二度ほどである。
今年の夏は、是非とも訪れたいと思っている。
やな場は、水の音を聞きながら情緒豊かな藁葺き屋根のあずま屋で
のんびりと味わう鮎料理はまた格別である。
新鮮な刺身に食欲をそそる塩焼き、そして大人の味の鮎うるか。
毎年、6月1日の鮎の解禁日から11月4日まで、
やな場は甲佐ならではの味覚を楽しむ人で賑わう。
竹で編んだ簀(す)に落ちてくる鮎を捕る梁漁であるが、
甲佐のやな場はもともと寛永10年(1633)に
肥後藩主の細川忠利侯の命によって造られた水田用水調節の場であった。
その後、代々の藩主が毎年獲れたての落ち鮎を楽しみにご来遊される場所として、
広く知られるようになったものである。
江戸時代に殿様に愛された 「 お梁 」 の風流を、豊かな緑川は現代に伝えている。
熊本県上益城郡甲佐町上豊内
水を湛えた状態のやな場
甲佐町やな場にある看板
架橋 / 不明
石工 / 不明
長さ / 不明
幅 / 不明 高さ / 不明
甲佐町にある「 やな 」 は、
細川忠利公が鮎漁を楽しんだところだと言われている。
その「 やな場 」 に後になって架設されたと思われるが、
橋というよりも水門としての役割が大きかったと言えよう。
春先には橋の袂に菜の花が咲き、のどかな風景に溶け込んでいる。
やな樋門橋へのアクセス
やな樋門橋へは、御船インターより国道445号線から
443号線を経由して県道220号線に入ると500mほどで「やな場 」 へ到着する。
駐車場は「 やな場 」 の駐車場が利用出来る。
熊本県上益城郡甲佐町上豊内
昨日、久し振りに歩いた。
歩いたと言っても「散歩」だが、
ピースが亡くなってからだから、約8ヵ月ぶりの散歩になる。
ピースがいなくてもあれこれ思い出して、タメ息ばかり出てしまう。
それでも早朝の散歩は気持ちいいものである。
これから朝型人間になるためにボチボチ歩き始めようと思っている。