「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県糸満市 「 上里グスク 」

2012-03-19 16:39:00 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡









グスク入り口の左奥にある城門








中央付近にある一段高くなった 「 物見台 」








郭の区切りをつけた石垣







グスク入り口近くにある拝所







グスクの近くにある上良商店






上里グスク入り口





( 沖縄県糸満市束里 )
上里グスクは、南山グスクの出城として上里按司によって築かれたと伝えられる。
 朝鮮の「李朝実録」によると、
1398年2月に琉球国南山王の温砂道(おんさどう)という人が、
15人の家来を連れて朝鮮にやって来て、
瀋陽という所に住んでいたので、朝鮮の国王は国を失った温砂道を哀れんで衣食を与えたとされる。
それから温砂道が、5月には都の京城(ソウル)にやって来て朝鮮国王に挨拶をした事や、
10月には死亡した事が記されている。
 その記録にあらわれた温砂道という人は、
方言で「ウフサト」と言い、上里グスク城主の上里按司だとする説がある。

 グスクは三つの郭からなり、内側の東(アガリグスク)と外側の西(イリグスク)となっている。
城門は南の入り口とイリグスクのほぼ中央に設けられている。


上里グスクへのアクセス
 上里グスクへは、国道331号線の(ひむかいの塔入り口)信号機より県道223号線に入り、
沖縄県平和創造の森公園を過ぎて左に曲がり、
100mほど先に糸満環境美化センター(ゴミ清掃処理施設)入り口がある。
その道の反対側の拝所を入った所にグスクがある。
分かり難いときは、拝所の先に上良商店があるので、聞けば教えてくれる。
 駐車は、グスクまでのあぜ道に入る手前の道沿いに駐車した。




福岡県豊前市  「 静豊園の河津桜 」

2012-03-19 16:16:55 | 花・鳥・虫・魚・猫

































豊前の河津桜








福岡県豊前市杉ヶ谷

この時季ソメイヨシノよりもひと足早く開花する河津桜が有名で、
わざわざ遠くから豊前にあるこの地まで足を運ぶ人も多い。
この地に河津桜を植えたのは、静岡県出身の方で、
「 ふるさとの桜を九州でも満開にしたい 」 という思いがあったのかも知れない。

桜もそうだが、ここから豊前海が一望できるロケーションが気に入って、
毎年ここを訪れている。


河津桜は1955年に飯田勝美が静岡県賀茂郡河津町田中で、
原木を偶然発見したことが由来である。
当初、発見者の飯田氏の屋号から「小峰桜」と地元で言われてきたが、
その後の学術調査で新種と判明し、1974年に「カワヅザクラ(河津桜)」と命名され、
1975年に河津町の木に指定された。
現在も原木はこの地に存在し、2007年現在で樹齢50~60年である。
また、1968年頃からこのサクラが増殖されるようになった。