貝が奉納されている一の郭にある拝所
一の郭の平場にある拝所
二の郭にある大岩
二の郭にある 「 伊計城之殿 」
干潮の時でないと渡れないグスクへの上り口がある海側
陸側から見たグスクの全景
伊計グスクの反対側にある 「 伊計ビーチ 」
伊計島へとつながる 「 伊計大橋 」
伊計グスクは 、「 アタヘチクドン 」 という按司が居城としていたと伝えられている。
このグスクは、海に突き出た岩山を利用した独特の地形を利用したグスクであって、
主郭まではラセン状の道を登って行かなければならない。
グスクの入り口には虎口があり、中央部には 「 伊計城之殿 」 と記された祠が建てられている。
石積みは主郭を取り囲むように築かれている。
伊計グスクにアタヘチクドンが城主で住んでいた頃、
宮城島の泊グスクと領域をめぐって事あるごとに争いを起こしていた。
そんなある日のこと、海から吹く風が強い日に、
アタヘチクドンは一計を案じ、家来どもに木灰を集めさせ、
集めた木灰を空高く撒き散らすように命令したのである。
空高く舞い上がった灰は風に乗り、宿敵の泊グスクへと流れて行った。
そんなことも知らない泊グスク城主の川端イッパーをはじめ家来たちは
目が開けられずに混乱しているところに、伊計軍が攻め立てた。
城主のイッパーは何とか逃れたものの、城下のオクンノという場所で自害してしまった。
伊計グスクへのアクセス
伊計グスクへは、途中まで
泊グスク・
南グスクを参考にしてもらいたい。
ナビで伊計ビーチを検索しすれば簡単に行くことが出来る。
場所はビーチ手前の伊計大橋を渡ってすぐ右にある山の中にグスクがある。
駐車は、伊計ビーチの駐車場に車を止めて歩いて行けばすぐであるが、
観光客の少ない冬場しか行ったことがないので何ともいえないが、
夏場は駐車の確保が大変かも知れない。