Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

タールの石切り場訪問

2007-03-28 | アウトドーア・環境
玄武岩の石切り場を訪ねた。以前に、草原の尾根筋へと至り、その崖の上から下を除き見て、その規模と突然現れた豪快な光景に驚いたことがあった。なぜならば街道筋からは全く見えないのであり、今回も探しても、どの谷に当たるか直ぐに判らなかった。

ワイン畑の中で腰掛ける親爺さんに聞くと、流石に良く知っていた。入口になる駐車スペースは良く知っていたのだが、その谷を詰めたことはなかったのである。謂わば、土地勘のある者にしか知られていない場所なのである。

暫らく登ると、網の柵が出てきて、転落注意を呼びかけている。露天掘りされたのだろう、対岸の黒っぽい柱状岩壁に対して、その根元に池を持った底が大きく深く開いている。足元まで行く積りはなかったものの、対岸からしか見学出来なかったのは予想外であった。



さて、帰りに地形を確かめながらワイン栽培地の上辺へと戻ってくる。そこはムーゼンハングと呼ばれる、傾斜の強いやや痩せた地所である。近々、ここのワインも試飲する予定である。

近くには、ビスマルク窟と呼ばれる岩小屋があり、やはり黒い岩を表出させている。そこからは斜面の下部に向かって右の方へと柔らかな尾根筋が街道筋まで下っている。正面は谷の続きなのであるが、そのふっくらとした広い尾根筋を支えるような形状となっている。

そのような地形は、グーグル・アースの写真を見ると分かり易い。つまり、山奥にマークしてあるのが石切り場であり、そこから谷を降りて、正面の中腹部がウンゲホイヤーと呼ばれる地所であり、雑食砂岩質に石灰のガレと玄武岩の岩が混ざっている。その下部の左側へと落ちて行く斜面がキルヘンシュトックであり、その右側がイエズイーテンガルテンである。

そして、尾根に向かって右側には中腹部から下部へと写真の右下縁へとかけて玄武岩質のペッヒシュタインが広がる。
コメント (2)
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