Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

遊び心のエゴイズム賛

2007-03-08 | アウトドーア・環境
日曜日は気温摂氏17度にもなる晴天であった。南プファルツの森を三十キロほど歩いた。途中幾つか面白い物を見つけた。

樵が平日入っているらしい森を行くと、切られたばかりの材木が重ねられて、切り口に各々の名前と共に、向きかなにかを示す筋が入れられていた。

その近くに見つけたのが、写真の顔であった。樵らしい顔をしている。鼻が特別に釘で打ち付けられていた。

これを自然破壊というか、洒落というか、馬鹿げた行為というか、どうであろう。木の形を見ていて、遊び心が湧いたのであろう。樵の仕業に違いない。

卑近な喩えとなったが、ある行為に対する批判とその目的や結果を想像するのは大切に思われる。ポルシェを走らせ、結果として必要以上に排気ガスを出すことも遊び精神であり ― やはり企業の技術革新への投資や社会的使命を問いたい ―、それを否定出来ないどころか、より早く走ろうとするエゴイズムは寧ろ推奨されるべきものである。

問題は、そうした行為を批判しないこと以上に、「もったいない」と自己規制してしまうことである ― 市場の選択の自由を根拠に消費者に責任転嫁するのは誤りではないか。そして最も否定すべきは、そうした遊び心無しに無駄な行為をすることではないだろうか?


独り言:
この顔は、登山家で緑の党のラインホルト・メスナーにも似ているが、マグマ大使ゴア様にも肌艶が似ている。そう言えば、民主党のゴア様も環境問題に取り組んでいる。
コメント (7)
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