Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

黄色の自動車で配送?

2007-03-29 | 生活
日本向きに荷物を二箱を発送した。60CM四方以下の大きさで、大小其々、16.4KG並びに9.5KG と、独ポストDHLの料金表では、82ユーロと52ユーロとなる。つまり5KG 以下ならば21ユーロで、それを越えて10KGまでと20KGまでの三種類の料金に分かれている。

この20KGの大きさは、一人の配達人が運べる重量であり、また客が郵便局へと持ち込める重さの限界であろう。飛行機のチェックイン荷物よりも軽めに設定されている。

以前は、郵便局も民営化されていなくて、何処の田舎町にも歩いていける範囲であった。実際、今の住居に移った時は、郵便局のある広場に面していたので、ご近所さんであった。しかし、今は殆ど統廃合されて、歩いて郵便局に辿り着ける市民の数は激減した。さらに、ポストも確か400M毎にあったのが今は無い。本年中に郵便独占事業も終了する。

そのような状況があって、独ポストはロギスティックのDHL社を吸収して、反対に郵貯部門を分離しても、総合輸送業界世界最大規模を誇っており、売り上げを伸ばし、海外でのそれが六割を越えている。反面、国内の人員整理が出来ないと、郵便サーヴィス事業部門を中心に収益率は落ちるとされて、先の総会以後 ― 約3%のなかなか良い株式配当直後 ― に売りが集中した。確かに他の輸送業者は、外国人労働者を中心に安い労働力を駆使しているのである。独ポストは、国外投資家の株式保有比率も高く、年末までの動きが注目される。

さて、今回トランクルーム一杯に郵便局に運ばれた荷物は、日本まで航空輸送され、その後は日本国内で陸送か、エクスプレスとは異なりユックリとした処理がされる。恐らく、東京駅前で見かけたように、エクスプレスであればそのままDHLもしくは提携の宅急便などの業者に渡されて、通関後は一両日中に配達されるのだろう。

しかしそれ以外の、以前であればSAL便と呼ばれた通常の配達は、日本の郵便局に渡されるのかも知れない。何れにせよ発送から約二週間の配達までの期間は見ておかなければいけない。また、引き取らせて通関業務までをさせると同様の荷物でも500ユーロ以上徴収されることを考えると安いとも言える。

東京都内ならば独ポストと同じ黄色の配送車が走り、それが届けられるのだろうか、何れにせよ、物によっては通関時間が掛かる場合があり価格ほど差が無いようにも思われる。今回は違うがワインなどを送ると、時々化学検査を要求する的外れな担当官もいるようだ。アイスヴァインか何かの高濃度硫化物を疑っているのである。しかし通常は、専門業者が予めドイツの担当局に書かせた化学分析表を添付するような手間なことは、通常は必要ない。
コメント (6)
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