Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

医者・薬要らずの信念

2008-01-11 | SNS・BLOG研究
BLOG「雑に」のヒサダさんは、痛み止めの薬の商品名からドイツ語の原語を思い起した。

鎮痛剤でアンティ・シュメルツと考えた。その真相は判らないが、この言葉はその接尾に語を付け加えることで、一般的に通じる接頭にアンティを付けた複合語であろう。因みにデューデンとヴァーリックの事典をみると各々ANTIが付く選び抜かれた言葉を取り上げている。

その中で非常に日常的なのは、抗生物質を一般的に指すアンティ・ビオティクムで、薬を飲むかどうかは別にして年一度もこの言葉無しで過ごす人は余程皆近辺が健康に違いない。報道では、アンティ・セミティズム(反ユダヤ人種主義)を年に一度も聞かない人はドイツには住んでいない。アンティ・ファシズムは、それに反してあまり最近は聞かないだろう。女性なら、アンティ・ベビーが付くピルなどの用語を良く使うのかもしれない。難しいことを言う男性ならば、アンティ・テーゼなどは、ギリシャ語やラテン語のそれらの言葉に交えて頻繁に使わないとは限らない。

これ以外で自身が最近使った言葉では、年中休みを取らないイタリア料理店を指してアンティ・クリストである。薬は未だ嘗て目薬以外購入したことはないが、誰かがおいて行った古いアンティ・ビオティカ*などは熱が出たり痛みがあると試し試し投与して、効きが掴めたら思いきって増量気味に投与する。一週間以内には必ず効果が表れる。塩加減と同じで、誰よりも自らが最もその効用を実感出来なければ投与の意味がない。

実は私自身も、数年前の心臓周辺の胸の痛みが、最近は肋骨の下部へと移動して来ている。あまり気分が良くないのであるが、決まって心理的なストレスと共に表れるので、神経性のものかと考えている。先ずありえない突然の心臓の疾患の痛みよりも、大腸等を含めて内臓疾患の可能性はない事もないのだが、これだけ巧い具合に痛みの位置が変わってくるとなると、やはり臓器にはあまり係わりがなさそうである。

明らかな運動不足から血液検査をすると決して良くはないことは充分承知している。検査や医者などに行くと心理的に病気になる事が判っていると言うか、調子が悪くなればどうしても医者に掛からずには居られないのが病気なのである。検査も、内科の診断を基に、ある程度自身で検査対象を選定出来ないようなものは見落とされることが多い筈である。先ずは、自身で観察**するのが重要であるとの信念を持っている。

そう言えば、英国ではそのような運動が政府主導で始まっているとか目にしたが、適正な検査で最終的な医療費を押さえる国民教育以上に、先ずは保険制度などの改正が効果的であろう。


* 古い薬品は、効果があるのか、化学変化で全く異なる毒薬になっているのか、それは調べて見ないと分からない。そもそも早期に効果が表れない薬品投与は、誤りではなかろうか。
** 自己観察している内に、早期発見を見逃して手遅れになるのか、もしくは早期に治療しても価値があるのかなどを考慮しなければいけないだろう。
コメント (4)
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