Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

降誕祭贈答品の装着

2015-12-26 | アウトドーア・環境
昼頃になってから、霧が漂う中を、山登りコースの出発点の駐車場まで走った。片道1.5KM弱で、往復3KMほどだ。それでも高度差が100Mほどあって、向かい風が堪えて、20分以上掛かった。足も舗装道路などがあり結構疲れる。それでも最高時速12KMを軽く超えるのは足場が良いからだろう。

そして、驚いたのは帰宅後体重を量ると69,7KGと十歳代以来見たことが無い数字が出たことだ。一時ダイエットをやっていたが腹の脂肪などを見ると、恐らく70KGを下回ったのはあれ以来初めてか?素晴らしい!直ぐに大台に戻るだろうが、特別な食事制限無しにここまで体重が落ちるとなると、身体が動きやすくなるのではないかと大きな期待に繋がる。

クリスマスプレゼントが届いた。ミュンヘンで購入した物だ。初めてのツアースキーである。通常との違いは板自体よりもその締め具にある。登るときに踵が浮くようになり、滑降の時は固定されるのである。そのためにはいくつか種類の機構があるが、最も軽くローテクと呼ばれるのがデュナフィット製のもので、ティロルのフリッツ・バルテルが三十年前に開発したシステムで、フリッチュなどの固定板が上下するシステムに比べて軽く、靴の爪先の左右の穴を支点にして上下するものである。踵も滑降の時に二本の棒が靴に突き刺さる形で固定されるものである。よって、真剣な滑降には適さないと考える仲間もいる。

その様なコムパクトな機構なので、靴にしっかり合わさないと駄目なので、今回も靴を持って出向く必要があったのだ ― だから貸しスキーで試すことが難しい。売り場で、この機種が初めてTUEVに合格しているが、「違法ソフトウェアーを使っていないかな」と冗談を言ったが、米語で比較しているネットの情報に、「VWでも同じで、靴の条件が当てはまらないと駄目だ」と書いてあったのは正しいだろう。マニュアル検査などは、マークシート試験と同じで、所詮そのようなものである。

さて、靴に合わせてモンタージュさせた後、穴あけ固定作業後に無料で送って貰った。先ずは、靴を固定してみる。見るからに大丈夫かと思うが、当分は本格的な厳しいフリーライドをする訳ではないので大丈夫だろう ― マッターホルン東壁やアイガー西壁を滑降する予定もない。本当は、踵だけはアルペンスキー同様のマーカーのキングピンを着けたかったのであるが、購入した板K2のWAYBACK88の軽さと幅に合わないので、DYNAFITのTLT RADICAL ST2を勧められたのだった。ミュンヘン郊外の同社の最新高級締め具でありながら、同じセット価格なので信じてみることにしたのだ。

板自体は先端だけがロッカーと呼ばれるように反発力が無いタイプで、深雪を掻いて浮かぶようになり、エッジはアルペンスキーのように先端から効かすことが出来ない。だからカーヴィングで切り押し入る感じは楽しめないが、踵は跳ねるので加速しながら綺麗に抜く感じはあると予想する。そもそもピステが入っていないところではエッジでこそぐ感じでは滑れないので、弧から弧へと飛んでいく感じで滑れれば良いのだろう。

今年は、スポーツ用眼鏡、歯医者と想定外の物入りだったので、最後のこれが堪えて、登りに必要な底に張るシールとアイスバーンを氷化した斜面を登るときのハッシュアイゼンをまだ購入できていない。しかしこれらはネットで容易に入手できるので、初スキーの前に発注すればよい。今まで履いたスキーの中で最も先端が広く、そのエッジの効かせ方が気になるが、締め具につけた状態で可成り高下駄状態になっているので、綺麗にカーヴィングできそうだ。最小径が14Mととても小さいので狭い岩稜の間も林の中も上手く熟せる予定である。

一通り揃えば、どこでも谷から上がって滑って下りて来れるので、スキー場のパスが必要なくなる。二三シーズンで元が取れる。なによりも限られたツアー用の貸しスキーを手配することが無くなり、借りられてもアルペンのように最新式を楽しめるのではないので馬鹿らしく、更に貸しスキー用の重い従来のシステムの鉄のパカパカと音を立てるシステムからお別れできるのがとても嬉しい。因みに、片足で靴が約1500G、板が1300G弱、締め具が600G強で1900Gとなる。片足3400Gならばある程度の運動は出来る筈だ。



参照:
金を落とす場所はどこだ 2015-10-21 | アウトドーア・環境
板についての試行錯誤 2015-02-16 | アウトドーア・環境
スキーツアー事始めの眠り 2015-02-04 | アウトドーア・環境
初めてのツアースキー靴 2014-12-23 | アウトドーア・環境
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