クリスマスイヴには、魚のテリーヌに続き、サフラン鶏飯にした。ワインはビュルクリン・ヴォルフ醸造所のカルクオーフェンで、2011年の熟成度が問題だった。最初の香りは前回のヴァッヘンハイマー同様のぺトロール香があったッが、色はそれほど濃くはなくて、開いてくるうちに様々な香りが出てきて、ペトロール香は消えて、13.5%のアルコール香が表に出てきた。これはこの醸造所の特徴であり、長持ちをモットーとする醸造所としてはある程度仕方がない。
それでも、出てきた味は中華の八角などの特殊なもので、寧ろお屠蘇に近い。アジア料理には合い、一般的な白ワイン愛好者としては美味しいの一言で、少なくともひねたシャルドネ―よりは受けるのだろうが、リースリンク愛飲家としては典型的な石灰テロワールでありとても物足りない。但し、魚のテリーヌ味にはこれでよいのだろう。サフラン鶏飯には全く問題はなかった。
上のカルクオーフェンに嫌気がさしたが、降誕祝日のディナーにはいつものようにイェズイーテンガルテンが登場である。残りは二本ぐらいしかなく、将来はほかのリースリングを栗ザウマーゲンに合わせなければいけないが、今年はフォン・ブール醸造所の2012年産がある。前任者の体制で最後の年である。
先ずはオードブルの雉のテリーヌは美味かった。ミュンヘンから態々持ち帰った意味があった。厚めに切って貰ったので、オードブルとしては完璧だった。但し開けたリースリングが充分だったかどうかは疑わしい。開いていないのでデキャンタ―に移し替えて、しばらくするとそれなりに開いてくるのだが、どう考えても培養酵母の味が出ているだけで、土壌感が薄い。前任者の限界はこの辺りだったのだろう。それ故にザウマーゲンに合わせるには全く問題が無かったのだがそれ以上でも以下でもなかった。そして日が明けるとつまらないワインに変わっていた。
残念ながらこの降誕祭ではこれといったワインには巡り合えなかった。まだ年末年始があり、食事の内容も変わってくるので期待しよう。兎に角、2011年は過熟成気味で、それを上手に処理していないとあまり良いリースリングにはならない。リースリングが通常の豊作とはその質が異なる所以である。2012年の方は無難な年度であり、綺麗に熟成させた葡萄は良いかもしれない。しかし、その清潔度は2007年などには及ばないことは明らかで、それが苦味などになって表れる可能性がある。ビュルクリン・ヴォルフ醸造所の方は2012年から新体制に変わっていくので質がもう一度向上する。
さて今晩はなにを開けるか?2011年物か?それ以前か?食事は?今日は運動をしないので軽く、鴨の胸肉か。それならば可成り色々な可能性がある。足腰が疲れている。舗装道路の疲れだ。この暖かさも晴天も一旦終わり、明け方から冷えて来るだろう。昨晩は満月のためか、昼寝のためか、眠りにつくのが遅かった。それにも拘わらず、目覚めが良く、腹が空いた感じで熟睡感があった。身体の疲れと交感神経の波長が合ったのだろうか。考えてみると、今年は夏以降あまり快眠を覚えたためしがなかった。心理的なものもあったのかもしれないが、目覚めが悪いことが多かったのだ。そこで色々と環境などをチェックして工夫はしていたのだが、結論は出ていない。
参照:
グローセスゲヴェックス解禁日 2012-09-03 | 試飲百景
一杯引っ掛け風邪予防 2013-09-13 | 試飲百景
それでも、出てきた味は中華の八角などの特殊なもので、寧ろお屠蘇に近い。アジア料理には合い、一般的な白ワイン愛好者としては美味しいの一言で、少なくともひねたシャルドネ―よりは受けるのだろうが、リースリンク愛飲家としては典型的な石灰テロワールでありとても物足りない。但し、魚のテリーヌ味にはこれでよいのだろう。サフラン鶏飯には全く問題はなかった。
上のカルクオーフェンに嫌気がさしたが、降誕祝日のディナーにはいつものようにイェズイーテンガルテンが登場である。残りは二本ぐらいしかなく、将来はほかのリースリングを栗ザウマーゲンに合わせなければいけないが、今年はフォン・ブール醸造所の2012年産がある。前任者の体制で最後の年である。
先ずはオードブルの雉のテリーヌは美味かった。ミュンヘンから態々持ち帰った意味があった。厚めに切って貰ったので、オードブルとしては完璧だった。但し開けたリースリングが充分だったかどうかは疑わしい。開いていないのでデキャンタ―に移し替えて、しばらくするとそれなりに開いてくるのだが、どう考えても培養酵母の味が出ているだけで、土壌感が薄い。前任者の限界はこの辺りだったのだろう。それ故にザウマーゲンに合わせるには全く問題が無かったのだがそれ以上でも以下でもなかった。そして日が明けるとつまらないワインに変わっていた。
残念ながらこの降誕祭ではこれといったワインには巡り合えなかった。まだ年末年始があり、食事の内容も変わってくるので期待しよう。兎に角、2011年は過熟成気味で、それを上手に処理していないとあまり良いリースリングにはならない。リースリングが通常の豊作とはその質が異なる所以である。2012年の方は無難な年度であり、綺麗に熟成させた葡萄は良いかもしれない。しかし、その清潔度は2007年などには及ばないことは明らかで、それが苦味などになって表れる可能性がある。ビュルクリン・ヴォルフ醸造所の方は2012年から新体制に変わっていくので質がもう一度向上する。
さて今晩はなにを開けるか?2011年物か?それ以前か?食事は?今日は運動をしないので軽く、鴨の胸肉か。それならば可成り色々な可能性がある。足腰が疲れている。舗装道路の疲れだ。この暖かさも晴天も一旦終わり、明け方から冷えて来るだろう。昨晩は満月のためか、昼寝のためか、眠りにつくのが遅かった。それにも拘わらず、目覚めが良く、腹が空いた感じで熟睡感があった。身体の疲れと交感神経の波長が合ったのだろうか。考えてみると、今年は夏以降あまり快眠を覚えたためしがなかった。心理的なものもあったのかもしれないが、目覚めが悪いことが多かったのだ。そこで色々と環境などをチェックして工夫はしていたのだが、結論は出ていない。
参照:
グローセスゲヴェックス解禁日 2012-09-03 | 試飲百景
一杯引っ掛け風邪予防 2013-09-13 | 試飲百景