文化相グリュテルスとキリル・ペトレンコが顔になっての寄付の続報。既に予定通り集まって支払われたことは記したが、文化相が裏話をしている。
それによると3月22日にペトレンコより電話があって、「私はとても堅い位置にありますが、自分自身がまだフリーランスであった時のことをよく覚えています。そこから、フリーランスの音楽家たちに何かを返したいと思うのです。」と語ったという。「そこで、省内で調べると管弦楽協会がフリーランスの為の募金をしていることを知ったのです」と文化相は語る。
推測としては、もちろん知る位置にあったであろうベルリナーフィルハーモニカ―の方から文化相の名前を出すようにと、政治家にとっては興味ある申し出をしたのかと思っていた。しかしここまで具体的につかないでもいい嘘を語っても有利にはならないので事実だろう。此の侭であるとすれば、フィルハーモニカーの方が後で乗ったことになる。
兎に角、それ以前に放送交響楽団などからの募金があったので、それに足されることになって、なんと18日から二日以内に一万五千ユーロ、十日後には五万八千ユーロが集まったという。これでペトレンコら身内が出した額が最初の額だろうと分かる。そしてこの火曜日に十万ユーロを超えた。
そして文化相は、「多くのプライヴェートの支援者には、皆同じく芸術、特に音楽が拠り所にあるというだけでなく、皆が自らの意志で共生を支えるという、物資を超えてなによりも倫理的なものをそこに見るのです。」と語り、「苦境にある芸術家を救うという市民の運動は政治の苦心を裏付けするもので、全ての人にお礼を言いたい。」とした。
日本でもこのキリスト教民主同盟の文化相の発言等は扱われたようだが、なによりも重要なのは国による援助だけではないということで、その基本にはこうした市民のまさしく自由意志のそれがあるという事に尽きる。芸術とか自由な創造の羽ばたきというのはそうしたところにしかないということだ。公的資金による支援などは自由な市民の総意でしかない。
特に、キリル・ペトレンコなどの様にソ連出身の芸術家にとってはその自由が何よりも重要であるかは誰よりも分かっている。彼自身が身銭を切ってでも資金を出さないといけないと思ったのはそこに違いない。金額もそうであるが、こうした行動は陳腐なヒューマニズムとはかけ離れたものである事を教えている。
そろそろ2017年産のいいリースリングを開けられる。瓶詰めの時期は若干幅があるが四月ごろが多く、丁度二年経つワインが出てくる。先ずは最初の瓶熟成が楽しめる。2017年産は酸が弱い。だからここで良くなければあまり寝かしても仕方がないかもしれない。適当に葉緑素的で、柑橘系の味筋だ。果実時期の異なる二種類の葡萄が混じっている感じは確かにある。だから旨みがあって、新鮮味があるときに飲んでしまいたい。
歯医者の予約を二回蹴った。一度目は口の調子が悪く、今度は咳が出て体調が悪かった。コロナは再発してなかなか治らないのかもしれない。コロナ特有の乾いた感じはないが気管支が痞える。
八百屋は混んでいて入り口を別けていた。更に接触を避けていた。シュパーゲルとジャガイモを別に支払わなければいけないなど、若干不便になっていた。スーパーに行ったら駐車場が一杯で外で並んでいた。考えた挙句出直しすることにした。
参照:
見出す乗り越える路 2020-04-08 | 音
トレンドは冷えた「神の雫」 2018-05-15 | 試飲百景
それによると3月22日にペトレンコより電話があって、「私はとても堅い位置にありますが、自分自身がまだフリーランスであった時のことをよく覚えています。そこから、フリーランスの音楽家たちに何かを返したいと思うのです。」と語ったという。「そこで、省内で調べると管弦楽協会がフリーランスの為の募金をしていることを知ったのです」と文化相は語る。
推測としては、もちろん知る位置にあったであろうベルリナーフィルハーモニカ―の方から文化相の名前を出すようにと、政治家にとっては興味ある申し出をしたのかと思っていた。しかしここまで具体的につかないでもいい嘘を語っても有利にはならないので事実だろう。此の侭であるとすれば、フィルハーモニカーの方が後で乗ったことになる。
兎に角、それ以前に放送交響楽団などからの募金があったので、それに足されることになって、なんと18日から二日以内に一万五千ユーロ、十日後には五万八千ユーロが集まったという。これでペトレンコら身内が出した額が最初の額だろうと分かる。そしてこの火曜日に十万ユーロを超えた。
そして文化相は、「多くのプライヴェートの支援者には、皆同じく芸術、特に音楽が拠り所にあるというだけでなく、皆が自らの意志で共生を支えるという、物資を超えてなによりも倫理的なものをそこに見るのです。」と語り、「苦境にある芸術家を救うという市民の運動は政治の苦心を裏付けするもので、全ての人にお礼を言いたい。」とした。
日本でもこのキリスト教民主同盟の文化相の発言等は扱われたようだが、なによりも重要なのは国による援助だけではないということで、その基本にはこうした市民のまさしく自由意志のそれがあるという事に尽きる。芸術とか自由な創造の羽ばたきというのはそうしたところにしかないということだ。公的資金による支援などは自由な市民の総意でしかない。
特に、キリル・ペトレンコなどの様にソ連出身の芸術家にとってはその自由が何よりも重要であるかは誰よりも分かっている。彼自身が身銭を切ってでも資金を出さないといけないと思ったのはそこに違いない。金額もそうであるが、こうした行動は陳腐なヒューマニズムとはかけ離れたものである事を教えている。
そろそろ2017年産のいいリースリングを開けられる。瓶詰めの時期は若干幅があるが四月ごろが多く、丁度二年経つワインが出てくる。先ずは最初の瓶熟成が楽しめる。2017年産は酸が弱い。だからここで良くなければあまり寝かしても仕方がないかもしれない。適当に葉緑素的で、柑橘系の味筋だ。果実時期の異なる二種類の葡萄が混じっている感じは確かにある。だから旨みがあって、新鮮味があるときに飲んでしまいたい。
歯医者の予約を二回蹴った。一度目は口の調子が悪く、今度は咳が出て体調が悪かった。コロナは再発してなかなか治らないのかもしれない。コロナ特有の乾いた感じはないが気管支が痞える。
八百屋は混んでいて入り口を別けていた。更に接触を避けていた。シュパーゲルとジャガイモを別に支払わなければいけないなど、若干不便になっていた。スーパーに行ったら駐車場が一杯で外で並んでいた。考えた挙句出直しすることにした。
参照:
見出す乗り越える路 2020-04-08 | 音
トレンドは冷えた「神の雫」 2018-05-15 | 試飲百景