Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

復活祭のヤマへと差掛る

2020-04-03 | 歴史・時事
どうもバイエルンの知事は頭が悪そうだ。このままいけばドイツで十億のマスクがいるとか発言している。一層の事フランスの様にシナに発注すればよいのだ。そもそもトイレットペーパーと同じで無くて困るだけで、コロナ対策とは無関係なのがマスクである。マスクの入手に苦労するぐらいならばやることをやるべきで、一体オーバープファルツのチェコとの国境の町はどうなっているのだ。誰かが持ち込んだのだろうが、現在ドイツ連邦トップの陽性率となって75歳以上の病歴のある人35人が簡単に亡くなっている。十万人中の陽性者が八百人を超えてつまり1%に近づいている。彼のオランダ国境との町ハインスベルクの倍で、死者数も変わらない。一体何があったかは知らないが、感染させる人が取り分け活躍したのだろう。

ゾーター知事が逸早く外出規制を出したころにはそこまでは目立っていなかったから、如何にああした政治的ショーが役に立たないかを語っているようで、21日頃から急上昇している。二週間前として三月六日ごろに大きな催し物でもあったのだろう。

そして病院などは一般の病気に関しては受け入れを止めてコロナ専門に切り替えたところが多いらしい。この傾向は一つ目の山に向けて顕著になるので、ここ暫くは病気も怪我も出来ないとなる。外出や集会の規制から交通事故も減っていて、その分は解消されているようだ。大事故さえなければと思う。

車中のラディオは、経済研究所のアンケートと試算によって、操業停止の経済的影響をレポートしていると伝えていた。11週間までは危機的な崩壊は招かないというもので、厳しい所見では8週間までというのがあったようだ。政府の今後の舵取りの指標となるだろう。

しかし先ずは最初のヤマとされている復活祭の状況が徐々に見えて来た。五月のヤマが一月早まったとすれば大変なことなのだが、陽性者数の伸び方が鈍化している一方、医療や介護関係での陽性が増えてきていてバーデンヴュルテムベルクの数値からすると可成りの感染度である。ここワイン街道での実感からしても感染は止められないので、鈍化させるのみである。幸い効果は表れている。

新しい資料がSWRのサイトに網羅されている。先ずはICUベット数で州に依っての偏差はあるが、現在の集合禁止の伸び方の鈍化からすれば最初のヤマとされている復活祭では何とか収まる可能性があるだろう。三週間でそこから普通隔離病棟へと戻るか亡くなるかということであろう。

円グラフでは、灰色が空きベット、薄鼠色が二十四時間以内に使えるベット、赤色がコロナ患者が使用中、朱色がその他の患者が使用中となっている。

また同時に重症患者の呼吸器使用率がこの一週間で六割から八割へと上昇していることが分かる。これはコッホ研究所のヴィ―ラー博士が述べていた重篤化の傾向で、感染者が若者から動き回らない危険グループへと移って行っていることに相当する様だ。

そこで、その呼吸器の使用数と二十四時間以内に使える数が州ごとに列記されている。これも州ごとの偏差が大きく、つまり最初のは地点やイタリア帰りのスキーヤーの伝播などで東西南北の時差がある。これはヤマを越えるには有利で、その為の都合をつける空輸の練習は先日のイタリア患者の受け入れで既に終えている。

その他では、二十四時間以内の呼吸器の空き状況を把握するためのシステムが来週には出来上がるので、前日から出動などの準備が出来ることになる。しかしいくら準備していても予想を遥かに超える重症者が天変地異や大事故等で起これば破滅する。

兎に角、最初のヤマとされている復活祭週間が始まる。バーデンバーデンの新制作「フィデリオ」など痛恨の極みでその中止を受け止めた訳だが、先ずはそこを越えて少しでも光が見えればそれ以上の喜びはないであろう。



参照:
So viele COVID-19-Patienten können wir beatmen (SWR)
更にKAIZENの毎日 2020-04-02 | 雑感
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