Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

投げ入れるワイン瓶

2020-04-17 | 生活
二日続けて走った。復活祭と歯医者が挟まったので少しでも取り返す。何となく街の雰囲気が変わった気がする。月曜日からの開放への第一歩の報を受けてほっとした感じである。あまりにも緊迫感が続いていたからだ。それでもルールが守られていれば問題が無い。

今年から空き瓶の回収が無くなったので走りに行く山道に入る前のコンテナを初めて使った。以前のコンテナよりも色分けが三種類になっていて若干素早くやる必要がある。気が付いたのはワインなどが下に溜まって腐った匂いでそれほど良くない。こうした時にはあまり衛生的ではないと思うので、次からは手袋をしてやろう。偶々バスの回転場所なので上手くバスが来ない時刻に手早くやらないとまた面倒だ。

その前のパン屋は誰も居なくて気持ちよかったが、奥でまた私と同じ咳をしていた。パン屋のおかみさんだ。彼女は私の二度目と時期を同じくしていて、そして今度も同じ咳。どちらからうつしているのか分からないが、職人のお姉さんは咳をしていない。最初の熱の時にはこちらを調子がおかしいと覗き込んでいた売り子が一人休んでいた。しかし彼女は実は近所の肉屋横でも見かけたので近所に住んでいる。どこでうつったかは分からない。

ラインラントプファルツ州の老人ホーム等への規制が厳しくなる。ホームの中に隔離室を作って、病院からの出入りに備えるというものだ。要するに老人ホームよりも病院の方が汚染されているということになる。恐らくそれは正しく、ドイツにおける院内感染ももう抑えられなくなっているということだろう。

ザルツブルク音楽祭は、五月末に発表されるように何かをやるらしいが、記念行事的なものでオペラを主とした大規模なものは無理とされる。国境が開いて旅行の自由となればドイツからのお客さんを迎えるのだが、その規模からすれば先ずは国内の聴衆だけとなるようだ。海外からの聴衆はワクチンが出来てからとしているのでそれならば来年もどうなるか分からないだろう。

シューベルティアーデなどは七月中旬から始めてそれ以前のプログラムは九月に回すとしている。つまりブレゲンツ音楽祭が開催の方向で動いている事に準じている。勿論ドイツとスイスからの聴衆が重要だが、その開催方針とザルツブルクの話が合わない。国外からの聴衆を除くと充分な客席間の間隔は取れるだろうが、経済的に合わない筈だ。

バイエルンに目を向けるとヴュルツブルクのモーツァルトフェストも来週月曜日に結論を出すとしている。こちらは会場からすると距離を取るのは難しいのではないかと思われる。音響は変わってもレジデンスのもっと大きなスペースはないのだろうか?

兎に角、ベルリンもこの週末が全てで、そこまでの当局との交渉でほぼ決まるだろう。そこで目算が立たなければ、来シーズンも定まらないまま進んでしまうことになる。今一番注目されているのは来週二十日からの一週間ほどの感染の具合である。

復活祭にゴッテスフース2014年を開けた。まだ瓶熟成は充分ではないと思ったが、エティケットをナメクジにやられていて悔しく、2014年というとても無難な年度なので開けた。やはりその当時のフォムフォルクセム醸造所の造りは糖が残り過ぎている昔風のザールリースリングだった。だからもう一つミネラルの出方がハッキリしない。それでもバランスはとても良く、酸も欠けない。二日以降になってようやくこれまたバランスの取れた幅の広いミネラルを愉しめた。2015年はオイリーでナッツ風味のコクがあると思うので甘みは感じないだろう。まだ本格的なグローセスゲヴェックスではないのだが素性はとても良い。

ワイン業界は、飲食業での需要が無いために売り上げが落ちているようだが、その分自宅飲みが増えていて郵送が伸びているらしい。この面倒な時にの配達は控えていたが、来週あたりからお試しパックなどを発注しようかと思っている。

その為の軍資金にキャンセルになった券の払い戻しを申請をさっさと進めた。先ずは四枚で230ユーロ戻ってくる筈だ。またミュンヘンのシーズンとオパーフェストのキャンセルが決まったので三百数ユーロも戻る筈だ。お試しパックを四件で取り寄せてもそれで何とかなる。週末にでも纏めよう。



参照:
行ったり来たりの話し 2020-04-12 | マスメディア批評
復活祭のヤマへと差掛る 2020-04-03 | 歴史・時事
コメント
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