メーデーの日に向けて発表があった。本来ならばテルアヴィヴから放送される予定だった「ヨーロッパコンサート」がベルリンのフィルハーモニーから生中継されることになった。そのプログラムは変更されて、本来演奏される筈だったマーラー作曲交響曲4番ト長調が室内合奏編曲で演奏される。歌手は予定通りクリスティアーネ・カルクである。そしてその編曲はエリヴィン・シュタインというシェーンベルクのお弟子さんのもので、1918年に創立したプライヴェート音楽協会の為に演奏されたものである。その三年間続いた三年目の1921年1月に演奏された。同じ様に題材とした「不思議の角笛」からのシェーンベルクの管弦楽伴奏歌曲作品8に関連付けられる。
その前に有名なバーバーの弦楽四重奏でも演奏される「アダージョ」が、リゲティ作曲「ラミフィケ―ションズ」が弦楽合奏で演奏される。最初は弦楽合奏とパーカッションのペルト作曲「フレートルス」。なんと素晴らしいプログラムだろうか。
特にマーラーの編曲版は管楽器なども入るのでどのように間隔を空けてどのような効果で演奏されるかがとても期待される。そして無観客乍ら今回の小編成の演奏などを重ねることで、今後の演奏会へのノウハウを積み重ねていくことになるので注目である。兎に角少しづつ始めていくことの意味は大きい。
昨年のブランデンブルク門での演奏会を生中継を可能にしたベルリンブランデンブルク放送局RBBの支配人パトリツィーア・シュレジンガーは次のように語った。
ベルリナーフィルハーモニカーのヨーロッパコンサートは、取り分け歴史的にシムボリックな意味を持っていて、全くを以て統合の標である。私たちが欧州の国境を超えたあらゆる自由を諦めなければいけない時に、この類稀の無い管弦楽団の音楽のお蔭で一つに成れるのです。このコンサートを中継できることは、今まさに私たちの格別な喜びなのです。
フィルハーモニカーのツェッチマン支配人は、「この難しい時にヨーロッパコンサートを開かして頂ける様になって、全ての関係者にお礼を言いたい。このコンサートは絶えず欧州の統合のシムボルであり、今迄よりも今こそ重要なメッセージとなっています。このコンサートで世界中の聴衆へと、喜びを、その統合の標としてお届けしたい。」と楽団を代表して喜びを語った。
週末の朝、寝室を出るとゲジゲジが歩いていた。条件反射のように潰そうかと思ったが、思い留まった。子供の時からムカデとゲジゲジの見境なく仕留めていたが、昨年ネットで益虫という事を初めて知った。その間に殺した数は少なかったかもしれないが、毒も無く蜘蛛を喰ってくれることを知らなかったのだ。天上の高いところなどで蜘蛛の巣を張られると迷惑なので活躍して貰うことにした。あの足の多いだけで気持ち悪がっていたが餌もやらずに働いてくれるかと思うと愛おしくなった。
バイロイト音楽祭のカタリーナ・ヴァークナーが長期的な病気で当面の休養を申し出たと情報が流れた。こうした場合「長期的」と使うのはとても珍しい。そもそも今年の夏は中止になったので来年以降に備えるのはスケデュール調整だけでそれほど特別な事ではない。返金などの経済的な問題の方が多いだろう。しかし気になるのは契約延長を渋っていた元祖芸術監督ティーレマンの状況である。恐らく基礎疾患から当分は指揮活動が出来ないと思われていたが、既に一月に元の座には戻らないことが明かされていた。要するに関係がギクシャクしていたのはコロナ騒動以前からで昨年のヴィーナーフィルハーモニカーとの日本公演時に既に話題となっていた。
参照:
ブランデンブルク門を臨む 2019-08-21 | 歴史・時事
音楽劇場化へと集中 2019-10-19 | 文化一般
プログラミングの決定権 2019-08-22 | マスメディア批評
その前に有名なバーバーの弦楽四重奏でも演奏される「アダージョ」が、リゲティ作曲「ラミフィケ―ションズ」が弦楽合奏で演奏される。最初は弦楽合奏とパーカッションのペルト作曲「フレートルス」。なんと素晴らしいプログラムだろうか。
特にマーラーの編曲版は管楽器なども入るのでどのように間隔を空けてどのような効果で演奏されるかがとても期待される。そして無観客乍ら今回の小編成の演奏などを重ねることで、今後の演奏会へのノウハウを積み重ねていくことになるので注目である。兎に角少しづつ始めていくことの意味は大きい。
昨年のブランデンブルク門での演奏会を生中継を可能にしたベルリンブランデンブルク放送局RBBの支配人パトリツィーア・シュレジンガーは次のように語った。
ベルリナーフィルハーモニカーのヨーロッパコンサートは、取り分け歴史的にシムボリックな意味を持っていて、全くを以て統合の標である。私たちが欧州の国境を超えたあらゆる自由を諦めなければいけない時に、この類稀の無い管弦楽団の音楽のお蔭で一つに成れるのです。このコンサートを中継できることは、今まさに私たちの格別な喜びなのです。
フィルハーモニカーのツェッチマン支配人は、「この難しい時にヨーロッパコンサートを開かして頂ける様になって、全ての関係者にお礼を言いたい。このコンサートは絶えず欧州の統合のシムボルであり、今迄よりも今こそ重要なメッセージとなっています。このコンサートで世界中の聴衆へと、喜びを、その統合の標としてお届けしたい。」と楽団を代表して喜びを語った。
週末の朝、寝室を出るとゲジゲジが歩いていた。条件反射のように潰そうかと思ったが、思い留まった。子供の時からムカデとゲジゲジの見境なく仕留めていたが、昨年ネットで益虫という事を初めて知った。その間に殺した数は少なかったかもしれないが、毒も無く蜘蛛を喰ってくれることを知らなかったのだ。天上の高いところなどで蜘蛛の巣を張られると迷惑なので活躍して貰うことにした。あの足の多いだけで気持ち悪がっていたが餌もやらずに働いてくれるかと思うと愛おしくなった。
バイロイト音楽祭のカタリーナ・ヴァークナーが長期的な病気で当面の休養を申し出たと情報が流れた。こうした場合「長期的」と使うのはとても珍しい。そもそも今年の夏は中止になったので来年以降に備えるのはスケデュール調整だけでそれほど特別な事ではない。返金などの経済的な問題の方が多いだろう。しかし気になるのは契約延長を渋っていた元祖芸術監督ティーレマンの状況である。恐らく基礎疾患から当分は指揮活動が出来ないと思われていたが、既に一月に元の座には戻らないことが明かされていた。要するに関係がギクシャクしていたのはコロナ騒動以前からで昨年のヴィーナーフィルハーモニカーとの日本公演時に既に話題となっていた。
参照:
ブランデンブルク門を臨む 2019-08-21 | 歴史・時事
音楽劇場化へと集中 2019-10-19 | 文化一般
プログラミングの決定権 2019-08-22 | マスメディア批評