水曜日の会合結果が発表された。先ずは関心事の音楽会関係を纏めておく。大規模催し物は8月31日まで禁止になった。これはバイエルンが固執したようだがゾーダー首相の真意はサッカー団体への押さえつけにあるように思えた。もう一つはビーヤフェストなどを止めてしまうことだろう。だから音楽会などは眼中になかったようだ。それもそのような大規模催し物は薬やワクチンが完成されない限りとしたから途轍もない圧力だ。政治家としては旨みがあるに違いない。そして、何が大規模催し物にあたるかは州ごとに異なるとしているので、例えばベルリンのフィルハーモニカーのオープニングコンサートなどは処置を取れば開催は不可能ではないと思われた。反対にオペラの場合は、舞台上や舞台裏が半数にした会場よりも接触が多過ぎると思う。いずれにしても芸術音楽の催し物に関しては若干議論の余地がある印象を得た。
ロベルト・コッホ研究所の催し物への見解を読んだ。そしてその催し物を細かく規定しているのを知った。勿論それはポップスコンサートとか見本市とかは書いていないが、大規模催し物で最悪なのはオクトーバーフェストのように、主催者が参加者を管理できない、個人をトレースできない、ダンスのように参加者同士の接触がある、大群衆が密に集まるということで、これはワクチン開発まで取り止めなのははっきりする。野外に対して室内なのが大規模見本市で、これもトレースできないのが大きい。そしてもう一つの要素、つまり危険地域からの訪問者を締めだせない性質がある。
ここまでが例えばルクセムブルクなどがコンサートを開くための条件としていたことで、例えば三月にバーデンヴュルテムベルクやグランエスなどからの訪問はお断りだった。しかし4月10日にその根拠となるコッホ研究所はリストを止めた。理由は数字が信用できないのと水曜日の発表で引き続き入国には二週間の隔離となっているから免疫学的に不要という。日本は入らず仕舞いだった。要するに演奏会を再開するとしてもこの条件は無くなるだろう。
換気は空調の能力を上げて、三月の場合は少し冷えると書いてあった。音響的にはよくなるので着込めばいい。マスクが問題になるが、聴衆と弦楽奏者以外はつけれないのは問題だ。キリル・ペトレンコは黒いマスクをすれば髭と差異が無い。管楽器奏者の音よけの透明グラスを左右つければ良いかもしれない。客席は間を空けて座る更に一列毎空ければマスクなど要らない。テレコテレコに入れればある程度の距離は取れる。つまり2000人の会場に500人から1000人までとなる。販売価格は四倍、更にU30で差別化すれば、大分市場は小さくなる。その他の人にはネット中継だろう。
これは連邦共和国内務省のサイトにコッホ研究所の見解として出ているのだから、これに沿うような計画を出して地元の当局と合意できるならば開催が可能となる。明らかな大規模催し物との差異をつけることは容易である。但しオペラ上演でも小編成の管弦楽と、離れたロバート・ウイルソン演出などなら全く問題にならないだろう。
しかし何といっても期待されるのはピアノを中心とした独奏会で、そこにデュオなどの室内楽演奏会、数人が距離を置いて演奏可能な合奏など舞台の上も会場も小人数の演奏会はブームになるのではないか。ラインガウの「鱒」を筆頭に大変期待しているが、ラインガウの音楽祭の方はまだ最終的に詳細を得ていないとしている。要はやる気があるかどうかだろう。
健康に自信のない人は払い戻しするも3月に出ていた、更に追加で料金を取るとなるとこれだけで三分の一程はいなくなる。追加料金の額にもよるが、入場者半分に絞れば可能な演奏会も間違いなくある。ピアノリサイタルを二回逃してしまったので、近くでやってくれると嬉しい。
ベルリナーフィルハーモニカーの五月のツアーは殆どキャンセルされた。イスラエル旅行とそのヨーロッパコンサートも無いだろう。さてどうなるか?
参照:
Empfehlungen des Robert Koch Instituts (RKI) zur Bewertung von Großveranstaltungen, Bundesministerium des Innern, für Bau und Heimat, 2020
政治的パフォーマンス 2020-03-24 | 歴史・時事
想像する本物のパトロン 2020-03-16 | 文化一般
ロベルト・コッホ研究所の催し物への見解を読んだ。そしてその催し物を細かく規定しているのを知った。勿論それはポップスコンサートとか見本市とかは書いていないが、大規模催し物で最悪なのはオクトーバーフェストのように、主催者が参加者を管理できない、個人をトレースできない、ダンスのように参加者同士の接触がある、大群衆が密に集まるということで、これはワクチン開発まで取り止めなのははっきりする。野外に対して室内なのが大規模見本市で、これもトレースできないのが大きい。そしてもう一つの要素、つまり危険地域からの訪問者を締めだせない性質がある。
ここまでが例えばルクセムブルクなどがコンサートを開くための条件としていたことで、例えば三月にバーデンヴュルテムベルクやグランエスなどからの訪問はお断りだった。しかし4月10日にその根拠となるコッホ研究所はリストを止めた。理由は数字が信用できないのと水曜日の発表で引き続き入国には二週間の隔離となっているから免疫学的に不要という。日本は入らず仕舞いだった。要するに演奏会を再開するとしてもこの条件は無くなるだろう。
換気は空調の能力を上げて、三月の場合は少し冷えると書いてあった。音響的にはよくなるので着込めばいい。マスクが問題になるが、聴衆と弦楽奏者以外はつけれないのは問題だ。キリル・ペトレンコは黒いマスクをすれば髭と差異が無い。管楽器奏者の音よけの透明グラスを左右つければ良いかもしれない。客席は間を空けて座る更に一列毎空ければマスクなど要らない。テレコテレコに入れればある程度の距離は取れる。つまり2000人の会場に500人から1000人までとなる。販売価格は四倍、更にU30で差別化すれば、大分市場は小さくなる。その他の人にはネット中継だろう。
これは連邦共和国内務省のサイトにコッホ研究所の見解として出ているのだから、これに沿うような計画を出して地元の当局と合意できるならば開催が可能となる。明らかな大規模催し物との差異をつけることは容易である。但しオペラ上演でも小編成の管弦楽と、離れたロバート・ウイルソン演出などなら全く問題にならないだろう。
しかし何といっても期待されるのはピアノを中心とした独奏会で、そこにデュオなどの室内楽演奏会、数人が距離を置いて演奏可能な合奏など舞台の上も会場も小人数の演奏会はブームになるのではないか。ラインガウの「鱒」を筆頭に大変期待しているが、ラインガウの音楽祭の方はまだ最終的に詳細を得ていないとしている。要はやる気があるかどうかだろう。
健康に自信のない人は払い戻しするも3月に出ていた、更に追加で料金を取るとなるとこれだけで三分の一程はいなくなる。追加料金の額にもよるが、入場者半分に絞れば可能な演奏会も間違いなくある。ピアノリサイタルを二回逃してしまったので、近くでやってくれると嬉しい。
ベルリナーフィルハーモニカーの五月のツアーは殆どキャンセルされた。イスラエル旅行とそのヨーロッパコンサートも無いだろう。さてどうなるか?
参照:
Empfehlungen des Robert Koch Instituts (RKI) zur Bewertung von Großveranstaltungen, Bundesministerium des Innern, für Bau und Heimat, 2020
政治的パフォーマンス 2020-03-24 | 歴史・時事
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