週末から気温が上昇した。外気温が摂氏36度を超えると室内も厳しくなる。ここ暫く暑い思いをしていなかったので加齢によるものかと思っていたぐらいだ。しかしどっこい、そこまで温度が上がると首の血管の温度が急上昇するの頭全体に過熱感がある。座っているだけでも眠くなる。
先週は旅行で走る余裕が無かったので短く急坂コースを走っただけだ。帰宅翌日の土曜日も夜明け前には起きれなかった。日曜日の朝は摂氏20度前後だったので現金も必要になって出かけた。休んでいるパン屋の近くを通って、いつもの駐車場で準備運動をしているとライヴァルのノルディックウォーキングの婆さんがやって来た。降りてくるときに抜くと、同じぐらいの早さじゃないとけしかけられる。遅いのは分かっているが、準備体操も入念にやっていたのだ。兎に角暑さに耐えるにはその前に発汗しておいて水気を摂っておくのに限ると思う。
バイロイトとザルツブルクを比較した番組があった。音楽祭の形態も何もかもが違うが、ザルツブルクがモデルにしたのはバイロイトだと最近初めて知った。
七月末にそのバイロイトの現況を伝える記事があった。手元の古新聞を探しても出て来ない。ネットだけだったのかどうか。中々意味深な事が書いてある。先ずは一時広報されていた独連邦ユース管弦楽団をティーレマンが指揮して、ショスターコーヴィッチ作交響曲13番「バビヤール」が計画された推移が書いてあって、カタリーナ、メルケル、フォンドナーニ兄、ウラハーンが話し合って決定したとある。最後の人はバイロイト議論を司っている人で、どうも音楽祭の知的監督官のような立場にある音楽学者の様である。ドナーニは元ハムブルクの市長で反逆罪で処刑された父親を持つ指揮者フォンドホナーニの兄である。
先ずこの情報から知れることは、監督官だけでなくて諮問団のようなものがあって、従来の友の会などを逸脱して存在するという事なのだろう。そして、ドナウエッシンゲンでお馴染のステンアンデルセンが音楽祭から委嘱でインストレーションを披露している。その作品自体は、空の祝祭劇場のサウンドスケープを使って歴史を描く出すというもので、企画意図からしても夏の音楽祭中止以降若しくはカタリーナ重篤の後で依頼されていることが想像可能となる。更にはハウトューメークの番組内で、イェルサレムなどの歌手にシェロー演出やブーレーズ指揮を語らせている。
そして次期「指輪」の演出を手掛けるヴァレンタイン・シュヴァルツは、その舞台の設置の為の最終調整だったのでバイロイトに滞在していて、その話しを聞いている。毎年修正をする機会が与えられてという事だ。そして聞き逃せなかったのは、ステンアンデルセンの今回の作品は無人だったが、他の指揮者同様に何回もまた次回は有人でプレゼンテ―ションするということだ。
バイロイトの劇場では第九演奏ぐらいしかなされないのだが、そこにステンアンデルセンの名前が入ってくるという事か。再び新聞記事に戻れば、祝祭劇場でのショスターコーヴィッチ中止の後でもベートーヴェン交響曲をドレスデンと同じように演奏する計画と放送が告知されたがそれらが悉く実現しなかった。又番組等でのティーレマンのインタヴューは多く撮られていて、背後に動きがあったとみられる。秋までの任期の元祖音楽監督であるが、実際にはも既に頭でっかちになっていて、人事を含めて変化があるという事には間違いない。
一方では新聞は秋にはカタリーナが復帰する前提で話しが進められている。そして2015年から一人態勢になってからの、功績は歌手の何人かの抜擢と子供ヴァークナー楽劇の展開や何よりもステンアンデルセンのようなプロジェクトがなされるほど先進したことだと結んでいる。ステンアンデルセンに作品委嘱したのは誰だったのかとの問いかけが必要となる。
来年再開がならなければ、一先ずバイロイトのヴァークナー祝祭は終止を打つとされている。その後の展開を含めての改革が背後で進んでいることは間違いない。
参照:
Der Loop des Nibelungen, JAN BRACHMANN, FAZ vom 24.07.2020
ドナウエッシンゲン祭管弦楽 2019-10-21 | 文化一般
エポックメーキングなこと 2017-12-02 | 文化一般
先週は旅行で走る余裕が無かったので短く急坂コースを走っただけだ。帰宅翌日の土曜日も夜明け前には起きれなかった。日曜日の朝は摂氏20度前後だったので現金も必要になって出かけた。休んでいるパン屋の近くを通って、いつもの駐車場で準備運動をしているとライヴァルのノルディックウォーキングの婆さんがやって来た。降りてくるときに抜くと、同じぐらいの早さじゃないとけしかけられる。遅いのは分かっているが、準備体操も入念にやっていたのだ。兎に角暑さに耐えるにはその前に発汗しておいて水気を摂っておくのに限ると思う。
バイロイトとザルツブルクを比較した番組があった。音楽祭の形態も何もかもが違うが、ザルツブルクがモデルにしたのはバイロイトだと最近初めて知った。
七月末にそのバイロイトの現況を伝える記事があった。手元の古新聞を探しても出て来ない。ネットだけだったのかどうか。中々意味深な事が書いてある。先ずは一時広報されていた独連邦ユース管弦楽団をティーレマンが指揮して、ショスターコーヴィッチ作交響曲13番「バビヤール」が計画された推移が書いてあって、カタリーナ、メルケル、フォンドナーニ兄、ウラハーンが話し合って決定したとある。最後の人はバイロイト議論を司っている人で、どうも音楽祭の知的監督官のような立場にある音楽学者の様である。ドナーニは元ハムブルクの市長で反逆罪で処刑された父親を持つ指揮者フォンドホナーニの兄である。
先ずこの情報から知れることは、監督官だけでなくて諮問団のようなものがあって、従来の友の会などを逸脱して存在するという事なのだろう。そして、ドナウエッシンゲンでお馴染のステンアンデルセンが音楽祭から委嘱でインストレーションを披露している。その作品自体は、空の祝祭劇場のサウンドスケープを使って歴史を描く出すというもので、企画意図からしても夏の音楽祭中止以降若しくはカタリーナ重篤の後で依頼されていることが想像可能となる。更にはハウトューメークの番組内で、イェルサレムなどの歌手にシェロー演出やブーレーズ指揮を語らせている。
そして次期「指輪」の演出を手掛けるヴァレンタイン・シュヴァルツは、その舞台の設置の為の最終調整だったのでバイロイトに滞在していて、その話しを聞いている。毎年修正をする機会が与えられてという事だ。そして聞き逃せなかったのは、ステンアンデルセンの今回の作品は無人だったが、他の指揮者同様に何回もまた次回は有人でプレゼンテ―ションするということだ。
バイロイトの劇場では第九演奏ぐらいしかなされないのだが、そこにステンアンデルセンの名前が入ってくるという事か。再び新聞記事に戻れば、祝祭劇場でのショスターコーヴィッチ中止の後でもベートーヴェン交響曲をドレスデンと同じように演奏する計画と放送が告知されたがそれらが悉く実現しなかった。又番組等でのティーレマンのインタヴューは多く撮られていて、背後に動きがあったとみられる。秋までの任期の元祖音楽監督であるが、実際にはも既に頭でっかちになっていて、人事を含めて変化があるという事には間違いない。
一方では新聞は秋にはカタリーナが復帰する前提で話しが進められている。そして2015年から一人態勢になってからの、功績は歌手の何人かの抜擢と子供ヴァークナー楽劇の展開や何よりもステンアンデルセンのようなプロジェクトがなされるほど先進したことだと結んでいる。ステンアンデルセンに作品委嘱したのは誰だったのかとの問いかけが必要となる。
来年再開がならなければ、一先ずバイロイトのヴァークナー祝祭は終止を打つとされている。その後の展開を含めての改革が背後で進んでいることは間違いない。
参照:
Der Loop des Nibelungen, JAN BRACHMANN, FAZ vom 24.07.2020
ドナウエッシンゲン祭管弦楽 2019-10-21 | 文化一般
エポックメーキングなこと 2017-12-02 | 文化一般