管弦楽コンサートの席を確保した。二月のあのアルテオパーでの交響的舞曲に続いて初めての管弦楽演奏会である。十月にフォアアールベルクでマーラーの交響曲第九番が演奏される。指揮はキリル・ペトレンコ。昨年千人の交響曲に出かけて、この里帰りシリーズの最後はどうしても行きたいと思っていた。それも昨年は会場の大きさからフェルドキルヒでは演奏出来なかったので、ブレゲンツの祝祭劇場へとその定期演奏会も移されて開かれた。だから最後にどうしてもペトレンコの第二の故郷での演奏会に行っておきたかった。会場も1150人程度で親密な地元の人の様子も感じてみたかった。昨年も若干は感じたが、今年はコロナの影響で半数しか入れない。五百人程度の所でマーラーの九番が聴ける。
既に知られているようにオーストリアはドイツと異なりヴィーナーフィルハーモニカーが切り込み隊長となってソーシャルディスタンシングの無い管弦楽の演奏が可能となっている。一方ドイツではマーラーの交響曲は年内は演奏不可能とされている。勿論ペトレンコは来年二月にこの曲をミュンヘンで指揮して、更にライプチッヒのマーラーフェストでベルリナーフィルハーモニカーを指揮する。十月はその前準備でもある。
だから今年二月のあの名演に続いての大管弦楽演奏となると想像しただけでも胸が一杯になるのである。入場者数が制限されていることからそのような小さな大ホールで席が得られるかどうか不安だったが、一昨年の発売日のブログを読み直して手順を確認しておいた。「五時過ぎに起きてPCを点けると既に発売が始まっていた」と書いてあったので、目覚ましで目を覚まして零時に入ると既にリンクが張られていた。希望の席は会場の写真等を審査して予め見当をつけていた。しかし五割入場の販売方法は入ってみなければ分からなかった。そして、券の売り方は、既に出た定期会員などを除いて、マニュアルにペア席とシングル席を左右に一席だけ空けた方法でオファーしていた。つまり訳の分からぬ爺さんがペア席を強引に一席購入しない限りは間違いなく隣は空席となる。更に又前後に余裕のある角席を狙っていたので何とかなると思う。ザルツブルク以上の間隔は開けられるだろうか。
旅行の予定としては、当日ピクニックの準備を整えて、14時にフェルドキルヒ手前の町のホテルにチェックインする。早くても18時過ぎに会場近辺の駐車場に入ればよいので一休みできる。交響曲一曲で終了は21時30分とされているので、其処で食事も可能だが、翌日のマティネーにも出かけるので早めにホテルに戻り、就寝したい。翌日は早め起床して、ピクニックで朝食として、チェックアウトして、ブレゲンツへと帰宅方向へと移動する。10時過ぎに駐車場入りなのでそれほど余裕はない。昨年の勝手を知っているから楽員たち同様にそれほど負担にはならないであろうか。13時には帰宅の途に就けるので昼食だけを考えておけばよい。
二日目のマティネーの方は前回とは異なり合唱曲ではないので、視界を優先させた。独伝統的楽器配置を取るだろうから、コントラバスは下手だろうか。兎に角、弦楽器間での受け渡しが視覚でも確認できると助かる。ここでもまた早めにネット入りしたので定期会員に続いてまだ距離間の取れる席が空いていた。これが何よりも有難かった。同じ料金を支払ってもそれは大分付加価値が異なる。音響に関しては昨年の経験からそれほど癖などはないと想像がついている。
マイクは何処で入るか分からないが、一番良く券が出ているのは最終日の最終公演である。このシリーズがこれで終止符を打たれるとして共に喝采したいという常連さんも多い事だろうと思う。祝祭劇場は収容1500人程であるが、発売数800席ほどから250席ほどしか発売されなかった。これは直ぐに完売しそうだ。しかし個人的には違うところに焦点を当てた。勿論二泊も出来ないというのもあった。最後の演奏会が始めるころにはワイン街道に戻っているだろうか。
「千人の交響曲」とこの第九の間の距離は遠い。第九の生演奏と言えばバーンスタイン指揮のイスラエルフィルのそれだった。その間に二年前に引退したハイティンクが指揮した最後の第九を聴いた。これで漸くバーンスタインを乗り越えて行くことが出来るのだろう。
ペトレンコがブレゲンツの会場に戻ってくるとすれば、ベルリナーフィルハーモニカ―となのか、それとも新たな企画の為か、はたまたヴィ―ナーフィルハーモニカーとなのか?
参照:
宇宙の力の葛藤 2019-05-20 | 音
今夏最後の暑い空気 2020-08-20 | アウトドーア・環境
既に知られているようにオーストリアはドイツと異なりヴィーナーフィルハーモニカーが切り込み隊長となってソーシャルディスタンシングの無い管弦楽の演奏が可能となっている。一方ドイツではマーラーの交響曲は年内は演奏不可能とされている。勿論ペトレンコは来年二月にこの曲をミュンヘンで指揮して、更にライプチッヒのマーラーフェストでベルリナーフィルハーモニカーを指揮する。十月はその前準備でもある。
だから今年二月のあの名演に続いての大管弦楽演奏となると想像しただけでも胸が一杯になるのである。入場者数が制限されていることからそのような小さな大ホールで席が得られるかどうか不安だったが、一昨年の発売日のブログを読み直して手順を確認しておいた。「五時過ぎに起きてPCを点けると既に発売が始まっていた」と書いてあったので、目覚ましで目を覚まして零時に入ると既にリンクが張られていた。希望の席は会場の写真等を審査して予め見当をつけていた。しかし五割入場の販売方法は入ってみなければ分からなかった。そして、券の売り方は、既に出た定期会員などを除いて、マニュアルにペア席とシングル席を左右に一席だけ空けた方法でオファーしていた。つまり訳の分からぬ爺さんがペア席を強引に一席購入しない限りは間違いなく隣は空席となる。更に又前後に余裕のある角席を狙っていたので何とかなると思う。ザルツブルク以上の間隔は開けられるだろうか。
旅行の予定としては、当日ピクニックの準備を整えて、14時にフェルドキルヒ手前の町のホテルにチェックインする。早くても18時過ぎに会場近辺の駐車場に入ればよいので一休みできる。交響曲一曲で終了は21時30分とされているので、其処で食事も可能だが、翌日のマティネーにも出かけるので早めにホテルに戻り、就寝したい。翌日は早め起床して、ピクニックで朝食として、チェックアウトして、ブレゲンツへと帰宅方向へと移動する。10時過ぎに駐車場入りなのでそれほど余裕はない。昨年の勝手を知っているから楽員たち同様にそれほど負担にはならないであろうか。13時には帰宅の途に就けるので昼食だけを考えておけばよい。
二日目のマティネーの方は前回とは異なり合唱曲ではないので、視界を優先させた。独伝統的楽器配置を取るだろうから、コントラバスは下手だろうか。兎に角、弦楽器間での受け渡しが視覚でも確認できると助かる。ここでもまた早めにネット入りしたので定期会員に続いてまだ距離間の取れる席が空いていた。これが何よりも有難かった。同じ料金を支払ってもそれは大分付加価値が異なる。音響に関しては昨年の経験からそれほど癖などはないと想像がついている。
マイクは何処で入るか分からないが、一番良く券が出ているのは最終日の最終公演である。このシリーズがこれで終止符を打たれるとして共に喝采したいという常連さんも多い事だろうと思う。祝祭劇場は収容1500人程であるが、発売数800席ほどから250席ほどしか発売されなかった。これは直ぐに完売しそうだ。しかし個人的には違うところに焦点を当てた。勿論二泊も出来ないというのもあった。最後の演奏会が始めるころにはワイン街道に戻っているだろうか。
「千人の交響曲」とこの第九の間の距離は遠い。第九の生演奏と言えばバーンスタイン指揮のイスラエルフィルのそれだった。その間に二年前に引退したハイティンクが指揮した最後の第九を聴いた。これで漸くバーンスタインを乗り越えて行くことが出来るのだろう。
ペトレンコがブレゲンツの会場に戻ってくるとすれば、ベルリナーフィルハーモニカ―となのか、それとも新たな企画の為か、はたまたヴィ―ナーフィルハーモニカーとなのか?
参照:
宇宙の力の葛藤 2019-05-20 | 音
今夏最後の暑い空気 2020-08-20 | アウトドーア・環境