Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

華の女性を募集中

2021-06-18 | 雑感
ドレスデンからの中継があった。新シーズンのプログラム発表である。驚くことに支配人の横にティーレマンが出て来ていた。本人は新制作「アイーダ」を振るようで色々と説明していた。音質が悪かったので、なにを言っているのか聴き取れなかった。そして質問に入ると支持者のようなオバサンが熱心にティーレマン指揮シュターツカペレはヴィーナーフィルハーモニカーしか比較出来ない様な音楽活動でと滔々と話しだして、政治的に辞めることにさせられたティーレマンに対して座付楽団のシュターツカペレの見解はどうだと話し出した。

流石に支配人が会見の目的と異なると遮ったが、中々執拗なオバサンなのだが、ティーレマン自体はほめ殺しされて涙を溜めていた。まさしくこの人物が駄目なところがよく出ていた。その後の親仁が今度は同じ目的で挑発的にスキャンダラス発言を誘おうとしたが、それは其の侭話す気はないと本人が遮った。

そのゼムパーオパーのプログラムを見ると程度が低い。マルヴィッツが振ったり、そこそこの歌手を集めたりだけで、到底ドイツの一流どころとは質も規模も違う。だから車中の放送では、政治家が将来のオペラ劇場を目指すと言ってもそのような事が出来る地盤があるかとする新聞記事を紹介していた。

女性支配人とリニヴを連れて来ても、それだけの人材や予算も必要になりなによりも土壌が無いところで前途多難だろう。ミュンヘン新支配人ドルニーがティーレマンに就任を邪魔されたのは良かったかもしれない。多額の賠償金も州から勝ち取った。

10時からミュンヘンでのペトレンコ指揮ヘルマン・レヴィ記念コンサートの券発売があった。ここ二三年は追っていた話題で、何れ詳しく報告したいと思うが、プリンツレーゲンデン劇場に260人程しか入れない所での入券は頑張り甲斐があった。結論からすると招待以外の券では一番面白い席が買えた。何百人が並ぶか構えていたのだが、広報が儘ならずどうも独語のニュースレターが届いていない。そこで何と一つのPCで待ち番号零を貰った。

前夜から写真等でいい席を確認していた。何よりも舞台が低い、そして平土間が王の座へと上がっている。そこの左右に柱があってとバイロイトの劇場に似ている。そこで「トリスタン」などとの交換にするものとしては齧り付きの真ん中があればそれしかないだろう。左右に二枚買った。コロナ配置で歌手や指揮台は客席から間隔を取っても恐らく膝からペトレンコの靴までの距離は数メートルもないと思う。

交換の材料にしては良過ぎた。自分が使いたくなった。出来ればペトレンコ好みのアジア女性を連れて、花束を手渡しさせたいと思う。勿論彼女のカードをそこに忍ばせておくのだ。

兎に角、週末から「トリスタン」のお勉強である。



参照:
夏が終わるころには 2021-06-17 | 生活
再出発のドレスデン 2021-06-12 | マスメディア批評
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする