Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

より素晴らしい国への音楽

2021-06-23 | 
キリル・ペトレンコで音楽教育フィルムを作った。形態として若者に冬に演奏されたクルト・ヴァイルの交響曲一番の周辺に関して、リモートで質問や対話して行くというものだ。最初の不況和音から、そしてその意味、その管弦楽法などを説明して行く。
»Close-up«: Klassische Werke neu erzählt


他のベルリナーフィルハーモニカーにも話させて内容を肉付けしていく。バーンスタインやバーのピアニスト経験の話などで創作への位置付け。「フィルハーモニカーはクラシックを演奏するのだが、ヴァイルは必ずしもそれを体現するものでは無い。そして初めて分かった。」指揮者の仕事について語る。

「自分自身も曲の内容が明確でない時は、管弦楽団の発想からその助けとして来ることもある。」

その基礎になっているのは総譜であって、「僕にとっては新旧訳聖書で、毎日違うお祈りをする。」。指揮者が「取っ掛かり求める全てがそこにある。そして音楽にどのように当たるかと言えば、先ずは音楽が何かを語りかけてくるか、そして自分にでも何も起こらないこともあるのだが、そして初めて時間を掛けてみる。」。

第一次世界大戦の後の軍事放棄の時のその時の気持ちが表れていると。戦争と平和。

歴史家が創作されたその歴史的な背景はどのように重要かを訊ねる。社会的な背景がとても重要だととリハーサル風景。1920年代と現在を比較できるかどうかと訊ねると、歴史家は「比較は何時も出来るのだが、その状況が全く異なる」と説明する。そして若者たちがこのコロナ禍のそれを語る。まさに歴史化が始まっている。

フィルハーモニカーにも慣れない曲であり試し試しやってみることで分かってくるとホルンのドールがペトレンコに語る。子守歌の様に。

ヴァイルとブレヒトとの関係が語られて、当時からのベルリンのインターナショナル性と自由が語られる。ベルリン交響曲。

黄金の20年代について、アメリカ国歌が大きくデフォルメされている事、そしてアンダンテレギュリオーソへと。更に素晴らしい世界へと。十二分の八拍子の子守唄のチェロ。

演奏会では全て許される。良いと思えば最後に拍手、ブラヴォー、足踏み!。望まれる事。

ヴァイルから先生のブゾーニへ。ブゾーニの古典的な教育を受け、ユートピアへの音楽的アイデア。

拒絶されたが、評価されたところは古典的な技法的な面。同時にペトレンコが音楽の創造に関してその映像的な発想の感覚について質問する。

腹具合について。軍楽から勝利の音楽へ。



参照:
ヴァレンタインに向けて 2021-02-13 | 暦
ロストジェネレーション 2021-06-15 | 文化一般
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