Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

とことんまで付き合う

2021-06-24 | 文化一般
「トリスタンとイゾルデ」二幕を流した。一幕に続いて大阪のフェスティヴァルでのバイロイト音楽祭引っ越し公演からの録画である。

二幕は先ずはヴィントガッセンが不安定で良くない。バイロイトにベーム指揮で出ていた52歳でまだ若いのだが、こんなものなのか?

そして管弦楽がとても大味になっている。ブーレーズの指揮は相変わらずだが細かなところはもうお構いなしで進んでいく。弦は少し特徴があって、在任期間からすると坂本、海野なのだが、なんとなく端折るところが海野の奏法にも感じるが、事実はどうなのか?

客演指揮者は、カイルベルトやマタチッチの頃で、ドイツ音楽の肝を掴もうとしていた頃なのか。
Tristan und Isolde: Act 2; LIVE in Osaka (1967) [STEREO] Windgassen, Nilsson, Hotter, Boulez


ミュンヘンの新陽性者が一日130人で一週間指数が8.9と更に下がった。まだ下がるだろう。独全州でも7.2なので下がる傾向は変わらない。デルタ変異株比率が一週間で倍増しているが、全体数が下がっているので影響は限定的とされている。英国との相違はインド人街などが無いのでデルタ株が培養される場所が無いとする専門家の見解である。だから直ぐには大きな影響は出ない。更に夏休みとなるので英国より有利とされる。

そこで漸くミュンヘンの劇場の増員が認められた。オペルンフェストシュピールに新たに一万三千券が発売される。市松模様状の座席配置になるだけなのでそれでも半数の入場者数である。特にペアー席を出していない大劇場では半数以上になることは無い。

それでも多くの人が特に熱心な人にとっては前音楽監督指揮のオペラの生に触れられる最後の機会になる。だからなんとしてでも出かけたいという人たちにとっては最後のチャンスとなる。個人的に希望の日程通りの券が獲得できるかどうかは分からないが、素直に喜びたい。

その条件として管轄のミュンヘン市からはテスト若しくは証明書の提出が義務付けられた。熱心な人にとっては、マスク着用と共にそれほど大きな障害にならないと思われる。ここまで来れば伸るか反るかである。とことんまで付き合うしかないであろう。

兎に角、このバッハラー支配人の体制をも支えてきた常連さんが席を得る機会が得たことだけでもそれ以上に喜ばしいことは無いと思う。

前日に支配人の期待がdpa通信で打たれたこと、また月曜日の電話での応対の又ネットでの作業の進展を見て準備万端整っていたことは分かっていたが、最終的には当局の判断だったので、決定とはなっていなかったのだ。



参照:
夏至の頭に響いた音楽 2021-06-22 | 暦
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