Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

貴重なワインのお詰め合わせ

2014-08-20 | ワイン
日本へ送るワインの手配に忙しかった。クレジットカードの問題だが、結構危ないものだと自覚した。カード自体がなくても番号さえ分れば簡単に落とせると言うことを知ってびっくりした。要するにカードを紛失どころか、人に渡したら注意しておかないといけないということらしい。高級レストランなどでカードを渡すが、従業員が悪いことをしようと思えば幾らでも出来るのだ。反面、ネットでの発注などは可也のブレーキが掛かっているようで、送料を支払うのに苦労したのである。

結局、とても素晴らしいワインを12本日本へと送ることが出来そうだ。なんと言っても、私でも買い漁らないといけなような貴重なワインである。最近は、高級なワインばかりを楽しむようになってきているが、発売から二ヶ月ほどで買い漁るようなことは今まで殆どなかった。今回も買い付けのつき合いをしなければ九月の試飲会しかないのでもしかすると最初に予約した六本以上は購入出来なかったかもしれない。

そもそもゲリュンペルなどビュルクリン・ヴォルフ醸造所の代名詞になっているので、高級ワインショップやレストランなどでは必ず扱っている商品なので、今年ほど有り難く頂戴したことはなかった。それも特別価格で分けて貰うとなると、もはやその価格で勝負になるようなリースリングは何処にもないのである。

天然酵母リースリングで都会的で洗練されていて軽やかで雑食砂岩のミネラル風味抜群のリースリングなどこの価格では不可能どころか、幾らカネをを積んでも何処にもないのはそうした醸造技術を誰も持ち合わせていないからである。そして2013年産の収穫量の低さからして、十年後にはとても価値が出るように思われる。

同じ傾向は、グランクリュにおいても同じであるが、我々でも一本50ユーロでしか購入できないそれはもはやカルトワインであって、通常の市場では扱われることはあまりないのではないだろうか。今までこれほど高価なリースリングを購入したことはないのだが、念のために二本だけペッヒシュタインを予約しておいた。最初から二十年後の価値が計算できる代物である。ユダヤ人組織のそれがなくてもこれだけ価値が生じるのは、知る人ぞ知る世界でであることは間違いない。ヒュー・ジョンソンも先行予約したという話はまだ聞いていないので、こうしたワインが入手できて試飲できるのは愉悦である。試飲会の招待状はまだ貰っていないが、その意味合いも益々重くなってきている。

序に売れ残りで綺麗な熟成をしているとされるレッヒベッヒャルを貰ってきた。2009年産であるがまだ酸は十分らしい。もしかすると既に購入しているかもしれないが、今回2013年のそれを女性用に購入して、週明けに明けたので、それと比較してみたくなったのもある。



参照:
ピクニックにタブレット 2014-08-15 | 生活
偉大な2013年屑篭ワイン 2014-07-02 | 試飲百景
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする