紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

冬の立ち木

2010-01-07 07:00:00 | 日記
小樽運河、オルゴール堂、北一ガラスと来ると、次は当然、ガラス工房を取り上げるべきかと思います。ところが、画像を探しても、なかなか見当たりません。フィルム時代から、かなり撮影しているはずなんですが…

というわけで、ガラス工房についてはもう少し時間を頂いて、今回は北国の風雪に耐える木々を取り上げてみたいと思います。先ず一番目の画像は、ニセコ町郊外にある、二本のサクランボの木と羊蹄山です。ここは撮影スポットとして有名ですが、さすが冬は訪れるカメラマンは少ないようです。


(H21.2.10撮影 AM7頃朝日が上がり始める。マイナス15度、耳が痛くなる。)

このあたりは道内でも有数の豪雪地帯で、このスポットに到着するには、道路わきに車を乗り捨てて0.5kmほど深い雪の中を歩かなければならないからです。カンジキが必要になります。2月には羊蹄山の右斜面からAM7時頃朝日が顔を出します。二本のサクランボの木の間に朝日を入れてみました。手足が痺れるような寒さの中、シャッターを切りました。

次の画像もニセコ町を流れる尻別川の堰堤に生える木を撮ったものです。日陰の部分の雪面には、きらきらと虹色に輝く氷辺があったのですが、画像にすると虹色が映りません。絞りの関係でしょうか、ピントの関係でしょうか、やはりカメラと人間の目は違うんですね。


(画面中央あたりに、虹色に輝いて…カメラでは捉え切れない、残念)

次の二枚の画像は、赤井川から倶知安、ニセコに抜ける国道393号線沿いで撮ったものです。この日は大雪風雪注意報の出ていた日でした。時おり横殴りの吹雪で10m先が見えないこともありました。空は鈍よりした鉛色、地平線との区分けが付かない。小樽の冬はこんな日が続きます。


(H21.12.16撮影 雪の止んだ時に 夏はこのあたりはジャガイモの花が満開)


(同日撮影 内臓ストロボ発光)

この画像では、内蔵ストロボを発光させております。なぜかといいますと、単純にシャッターを押しただけでは雪は流れて画像全体が霞んだように映るためです。ストロボを発光させることで、雪が止まって映り、画像全体にメリハリが付きます。さて次の画像は、キロロのスキー場で撮りました。ゴンドラの最終地点付近です。


(H11.1.13撮影 EOS55+EF28-105mm+KodakDynaEB)

十年以上前の画像ですが、この日山頂付近はものすごい寒さで手が痺れストックが握れないほどでした。寒さで霧氷が木々に張り付き、真っ白になっておりました。さて次の二枚の画像は美瑛で撮影したものです。


(H12.2.5撮影 EOS55+EF28-105mm+KodakDynaEB)


(H20.11.12撮影 EOS40D)

上段の画像は、冬の美瑛撮影ツアーバスで行った時のものです。当時は、カメラ店や旅行会社企画のこのような、カメラ愛好者向けのバスツアーが結構あったのです。現在は、天候に左右されることもあって、ツアーは全くなくなってしまいました。

最後の画像は、私の生まれ育った雨竜町で撮影したものです。雨竜と滝川市の江部乙町を結ぶ石狩川に架かる江竜橋付近です。石狩川の堰堤そばに、このような立ち木が並んでおります。かつては稲架木(ハサギ)として活用されたのでしょう。午後3時頃日が傾き始め、一面赤く染まったのがとても印象的でした。なおこのカットは、H18年に雨竜町観光フォトコンテスト優秀賞「夕照」を取っております。


(H12.3.6撮影 EOS55+EF28-105mm+KodakDynaEBX)