紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

北海道開拓の村撮影会

2010-01-16 07:00:00 | 日記
               (旧北海道開拓使札幌本庁舎 村内でもひときわ目立つ綺麗な建物)

1月の10日(日曜)に札幌厚別区にある、北海道開拓の村で行われたモデル撮影会に行ってきました。(財)開拓の村、北海道新聞、北海道写真協会による共催事業で、モデル撮影会は、年二回秋と冬に行われます。参加料が無料ということもあり、毎回100名以上のカメラマンが集まります。

モデルは二名で、道写協道展会員の先生が二名指導に当たります。開拓の村は、市街地群、漁村群、農村群、山村群の四つのエリアに分かれております。撮影会も二つのグループに別れ主だった建物の前や内部で撮影が行われます。

下の画像は、旧三升河本蕎麦屋の前で撮ったものです。暖簾をくぐって出て来るところです。本来であればモデルの前方にスペースを持ってくるところですが、余計なものが目立つので、あえて後ろにスペースを取りました。このように後ろにスペースを取ると、余韻を残すといわれております。


(チラチラ雪が舞い散る)

モデルさんの腕の黒い下着が気になるところですが、この寒さでは、仕方がないところです。次の画像は、同じく市街地群にある旧近藤染物舗の前で撮影です。ここでは、大きな暖簾、電灯、奥の間の窓越しに見える雪景の三つをどう上手く組み合わせるかがポイントです。


(顔立ちが現代風すぎて…モデルさん、すいません)

下の画像は、建物の名前は忘れてしまいましたが、奥行きのある建物で、奥をすかして、遠近感を出しております。オートフォーカスで撮ったために、傘の後方に合焦したらしく、肝心の顔にピンが来ておりません。小さいサイズなら、ま~気にならないか…


(やや後ピンで、PC画面を拡大すると顔にピンが来ていない)

次の画像の建物はいつも気になっていた建物でした。黄色と緑の建物は、旧開拓使工業局庁舎でした。以前、道写協小樽支部のモデル撮影会のときに、黄色いスカートのモデルをここに立たせて撮ったことがありました。


(別カットから、モデルさんをここにワープしました)

モデル撮影会最後のカットは、交番前での記念撮影です。左端の巡査は、ボランティアの方です。この開拓の村では、多くのボランティアの方々に支えられております。なお、この交番は旧南一条巡査派出所です。中を覗くと、大きな髭を生やした大柄な巡査が、サーベルを腰に立っております。勿論人形です。


(今の北海道の女性、このような格好はしておりませんので念のため…)

最後の二カットは、村内の建物を写したものです。上段の画像は雪に埋もれる旧小川家酪農畜舎です。下段は、旧太田装蹄所です。装蹄所と言われても、若い人は想像がつかないと思いますが、馬の蹄に蹄鉄を取り付けるところなんです。

二枚とも色味がおかしい?そうなんです、実はネガフィルムを裏返しにして撮ると、こういう色調になってしまうんです。詳しくは、2009.4.4付けブログ「フィルムの乳剤面を裏返して使うと…」を参照してください。



(セピア調で、レトロな感じが…)


(チト色がきつすぎて…レトロを通り越してしまった)

下段の画像よく見ると、落雪注意が裏返しとなっていて…これは、乳剤を裏返しにしたために起こったことです。CD取り込み時に補正しなかったためなんです。
コメント (2)
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