紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

羊蹄山麓~京極編

2010-04-21 06:00:00 | 写真
すでに何度かこのブログで、羊蹄山麓に湧水を汲みに行く、と書いたことがあります。山麓周辺部には何箇所もの噴出し口があり近隣や遠くから車でこの湧水を汲みに来る方もおります。こうした湧水噴出し口の中で、最大規模を誇るのが、今回ご紹介する京極町にあります。噴出し口を中心に、付近は京極公園として整備されています。

公園内には、道の駅「名水の里京極」があり、さらにキャンプ場、パークゴルフ場、京極温泉などが併設されています。孫達を遊ばせるには、遊具なども揃っていて、十分なのですが、噴出し口が、低いところにあって、車の乗り入れが出来ないという難点があります。しかし、木々に囲まれ自然が一杯のところで、飲む冷たい水には、何物にも変えがたい値があります。また写真撮影にも、絵になるところがたくさんあります。


(噴出し口付近 名水100選に選ばれている お茶・コーヒーに最適)


(噴出し口わきの水のみ場 ペットボトルやポリタンクに詰める人が後を絶たない 勿論無料)

湧水は一旦下の画像の池に流れ込みます。この池の周囲には遊歩道が設けられていて散策できるようになっております。途中には東屋もあり、ここでおにぎ等食事を楽しむ風景も見られます。新緑の頃には、池に映りこむ若葉がとても美しく、写欲がそそられます。


(深さは50-60cmほどですが、水が綺麗で底の石や落ち葉がゆらゆら揺れて音楽を奏でているような錯覚に…)

湧水はこの池から更に1mほどの落差を経て、再度大きな池へと流れていきます。下の二枚の画像は、1mほどの落差を落ちる湧水をスローシャッターで撮ったものです。さすが冬の間は岩に張り付いた苔や草もすべて濃いセピアカラーとなっています。


(H22.3.30モノクロ撮影 EOS40D F32 15秒 ND400フィルター)


(H22.3.30撮影 上段のモノクロ画像は、この落差の右側部分を切り取ったものです)

さて、この二番目の池には色々と写欲をそそられるものがあります。最後に次の二枚の画像を上げておきます。上段のモノクロ画像は、先の二枚と同じ日に撮影しております。この日は、太陽が雲間に入ったり出たりはっきりしない天候でした。日が照って木の影が雪面に映った瞬間に撮りました。


(残念、雪面のデティールがやや不足しました)


(H21.5.20撮影 早朝全く風がなく、羊蹄山がくっきりと水面に…)

最後の画像は、5月20日に撮影しましたが、珍しく桜がまだ残っておりました。普通はゴールデンウィーク明けには散ってしまうのですが、遅咲き品種だったのでしょうか。それとも羊蹄の冷たい湧水で冷やされて、開花が遅れたのでしょうか。なお、桜を美しく取り込むために、内臓ストロボを-0.5調光して発光させました。
コメント (2)
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