紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

小樽は観光客急減で…

2011-04-06 06:00:00 | 写真
3月11日の東日本大震災での原発事故以来、小樽の街は観光客が急減しています。特に韓国、中国からの観光客が全くといっていいほど姿を消してしまいました。小樽は、福島原発からは500km以上離れていて、放射能の影響は皆無といっていい状況下にあります。

なお、今の時期は、新学期が始まったばかりと言うことで、日本人の親子連れが減るのは例年のことです。でも、こうも外国からの観光客が減るとは、ただただ風評被害の大きさに驚いています。と言うことで、観光のメインである堺町通りと運河周辺をレポして見ました。


(先ずは自宅から50mほど先のメルヘン広場 人がいない、日本人が数組だけ)


(ルタオの隣、左「六花亭」と右「北菓楼」のお菓子屋さん いつもはこの広場は人でごった返している)


(北一ガラスの前の通りも閑散としている)


(面白いもの見っけ!ネコの干物?このネコ触れると体を捩じらせて笑うんです)


(小路で見つけた着物美人 こんにちわ、オヤ返事がない、無視されたかな?)

あれれ、観光街の状況をレポするはずが、わき道にそれてしまった。再び表通りに戻ってみると、やっぱり人通りが少ない。それに普段ならひっきりなしに通る、「わ」ナンバーのレンタカーも見当たらない。いつもは満車で、出庫車待ちの北一の有料駐車場もガラガラ。唯一満車なのが、パンロールで有名になった「かま栄」だけ。地元の人が買いに来ているようだ。(パンロールについては、当ブログ2010.12.1付け「小樽街中散策~キョロキョロ1」の(7)「これがパンロール…」参照)


(左下の大仏さん、子大仏さんの周辺はいつも人だかりがしていたのが…)

堺町通りから小樽運河に出てみると、これまた殆ど人影がない。ここで自作のポストカードを販売しているM氏に聞くと、たまに日本人観光客が来るくらいで、外国人観光客は皆無になってしまったという。


(青いコートのM氏、今月の家賃が…と心配していました)


(出抜き小路の火の見櫓から 浅草橋広場には人影がまばら)

新学期が始まり、国内の観光客が減る時期とはいえ、それにしても激減状態です。普段の10分の1から20分の1位のようです。お店の宣伝用チラシを配るお姉さんに聞いても、お店へのお客の入りは惨憺たるものだそうです。果たしてこのような状況はいつまで続くのでしょうか。

はかなくも、観光だけに依存している街の弱点が強烈に現れた感じがします。かつて、私が国民公庫の調査部勤務時代、上司の清成調査課長(昭和47年に法政大学教授に転出、その後、総長・理事長)から聞かされた言葉を思い出しました。
「観光だけでは飯は食っていけない」(浮き沈みの激しい観光だけに頼っていては街は成り立たない)
コメント (4)
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