紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

岸辺に咲く蕗のトウ

2011-04-25 06:00:00 | 日記
このところ寒い日が続いていますが、一段と雪解けが進み、日陰の小路に薄汚れた残雪が見られる程度です。スタッドレスタイヤから夏タイアに交換する風景もアチコチで見られます。我が家でも交換を済ませ、泥道で汚れた車体を洗ってきました。

となると、どこかへドライブでもしたくなります。というわけで、余市川のほとりに咲く蕗のトウを撮りに早速行って来ました。まあ、蕗のトウはどこにでも咲くのですが、日が射している岸辺の近くというと、余市川しか思いつかないもので…


(TAMRONのマクロレンズで…川面に光る波も大きく綺麗な丸ボケになりました でもちょっと単純…)

そこで、レンズ逆付けの荒業を用いることにします。もうすでに何回かこのブログでも、「レンズ逆付け」の超マクロ撮影については触れておりますので、詳しいことはそちらを参照してください。


(これも蕗のトウの先端です ポリープのようなものが沢山…18mm付近で撮ると超マクロになってピン合わせが大変)


(もう少し退いて、25mm付近 やっと花らしくなってきました EOS40D+18-200mm+リバースアダプター)


(さらに退いてズーム手一杯の200mm、被写体との距離2mほど)

レンズ逆付けは超マクロ撮影が出来るだけではありません。ズームレンズを200mmにすると無限遠にピントが合います。ピントが合っていると言っても、画像を見ていただくと分かるように、シャープなピントが来ていません。ソフトフォーカス気味となります。元々レンズは正常にセットして初めて、色収差が補正できるようになっています。したがって、逆付けするとその色収差が極端にでるわけです。もう一つ画像を挙げておきます。


(水面の光の反射が、色収差の強い丸ボケとなって、とても幻想的になりました)

上の二枚の画像に見られる色収差の強い丸ボケは、フィルターワークでは得られません。今回余市のここに撮りに来たのも実はこういった画像を撮りたかったためです。なお、ここでは三色フィルターを使って撮影もしていますが、その画像については次回にアップいたします。

次に豊丘地区の蓮沼に行って見ました。ハスは枯れたままですが、池に倒れこんだ枯れた茎が色んなパターンを池に描いています。


(池のふちには残雪が見られます 新緑にはあと1-2週間かかりそう)


(PCソフト「PaintshopProX2」でモノクロ・プラチナカラーに変換)


(同じく幾何学模様 少し密集しすぎている)


(余市はリンゴと葡萄の産地 最近葡萄の栽培はつるを横に這わせている)

春まだ浅く、やっとアチコチに新緑の目が出始めたばかりです。帰りの時間の制約もあって、余市で有名な「柿崎商店・海鮮工房」で昼食をとって帰ることにしました。元々は漁師直結の鮮魚商でしたが、魚の安さが評判を呼び、数年前には1Fが鮮魚を中心にしたスーパーに、2Fが食堂になりました。


(オレンジの建物がひときわ目を惹く)


(午後1時頃座席は7-8割の入り 来店客が後を絶たない)


(宗八カレイ定食480円+海鮮サラダ210円 安さが売り物、勿論新鮮で美味しい)


(入り口のメニューの一部 上段の丼ものの値札を見てください とにかく安い)

30分ほど食堂におりましたが、地元客や近郊の観光客らしき人たちが、次から次と入店して来ます。原発事故の風評被害など全く関係がないようです。小樽市内の観光通りの飲食店が閑古鳥が鳴いているのとは対照的です。ここでも、顧客ターゲットの違いによる影響の格差を思い知らされました。

コメント (8)
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