紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

カタクリとエゾエンゴサクを撮りに

2011-05-08 06:00:00 | 日記
いま美唄市の宮島沼には、北に帰るマガンが約7万羽ほど羽を休めています。またゴールデンウィーク中に浦臼神社のカタクリとエゾエンゴサクが満開になるという情報が入ってきました。しかし今年の連休は天気予報がいずれも芳しくありません。4月の30日(土曜)がかろうじて曇り時々晴れのマークがつきました。

朝4時にスタートして、途中日の出を撮影しながら、午前中に浦臼神社で撮影し、午後は宮島沼へ向かおうということになりました。今回は前半のカタクリとエゾエンゴサクについてレポートいたします。宮島沼のマガンについては次回レポートいたします。

337号線で銭箱から石狩へ、花畔(バンナグロ)大橋を通って、当別へ、さらに275号線を北上します。中小屋あたりで日が出てきました。道路沿いの田圃の畦道には、朝露で土筆が輝いています。


(朝日に透き通るようで、土筆ってこんなに美しかったけ、再認識)


(遠方には天子の階段が…)


(西側の空には綺麗なうろこ雲 予報どおり晴れの予感)

さらに進んでいくと、白樺林の間に沼が見えます。その沼にピンクのうろこ雲が反射しています。実は国道275号線はほぼ石狩川に沿って北上しています。かつて明治の開拓時代には、この石狩川は、いたるところで蛇行を繰り返し、その蛇行のために毎年のように水害が発生していました。やがて治水が進み、石狩川の直線化が図られ、いたるところに蛇行の残骸である三日月湖が残されたのです。


(中小屋円沼)


(275号線に沿って札沼線が走っています ローカルな風景 なぜか懐かしく思う)

そうこうしている間に浦臼神社に到着しました。神社裏の駐車場にはすでに50台近く駐車しており、溢れた車が道路わきにまで駐車しています。いざカタクリが群生している境内に入ると、超望遠レンズを構えたカメラマンがずらっと並んでおります。


(早朝からエゾリスが出てくるのを待っているのです 1日待っても空振りに終わることもあるとか)

出て来るか来ないのか、分からないエゾリスを待つよりは、カタクリとエゾエンゴサクを先ずは撮りたいと思います。7時頃到着した時にはカタクリは徐々に花を開き始め、1時間もすると全開になりました。


(日陰に咲くカタクリ)


(エゾエンゴサクに囲まれて)


(おや、UHB放送のスタッフが盛んに撮っています)


(なりふり構わず、傑作をものにするには…)

昼近くになって、ざわめき声が聞こえ、カメラマンの動きがあわただしくなってきました。急いでカメラマン達のほうに戻ると、満開の花の中をエゾリスが姿を見せました。一生懸命にクルミでしょうか、何かの種でしょうか餌を食べております。


(満開の花の中で餌を食べるエゾリス EOS40D+EF75-300mm)


(EOS40D+EF75-300mm×1.5テレコン)

いつ出て来るか分からないエゾリスにも出会えて、とてもラッキーな日でした。この後は月形に戻り、月形温泉でのんびり過ごして夕方を待ちます。マガンが宮島沼にの戻るのが日の入り(今日4月30日は、午後6時15分)前後15分だということです。
コメント (11)
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