5月末から6月上旬にかけて、小樽市内のほとんどの小学校及び幼稚園・保育園等で運動会が行われます。本州では、10月の体育の日を中心に行われますが、10月は北海道では、ときに初雪が降ることもあります。春から初夏へのこのころが、運動会にはピッタリなシーズンなのです。と言うことで、我が家の孫娘(小5)が通う花園小学校の運動会も、5月31日(土曜)行われました。
当日早朝からの場所取り合戦に参加するのは、祖父の役目。とはいってもくじ引きで場所取りの順番が決まっていて、押し合いへし合いの混乱はありません。数年前にけが人が出た反省から、抽選制になりました。今年限りの6年生の家族が最優先、1番から60数番が割り当てられます。5年生以下はそれ以降の順番です。我が家は90番目。前から3列目ほどで順当な場所を確保。肝心要の孫娘が、運動会の2週間ほど前に、左手人差し指を亀裂骨折。公園のブランコで遊んでいて、鎖に挟まったとか。幸い小さなひびが入った程度で大事に至らなかったものの、まだ痛みが少し残っていて、組体操は欠席。徒競走などは可能とのこと。
当日は、絶好の運動会日和。
全治3-4週間と診断されたが、まだ少し腫れと痛みが残ると、でも走るのは大丈夫とのこと。
さて、表題にも書いたように、運動会を記録写真として残すことも家族にとって大事なことですが、ここで一歩踏み出してコンテスト等に応募できる作品として撮ってみようかと…。単なる記念写真的な記録では、第3者が見ても、感動を呼びません。おやこれは!とか、こんな撮り方もあったのか!などと見る人が思ってくれれば成功です。それには(1)流し撮りによって動感を出す、(2)面白い表情や動作を撮る、(3)構図的に画面にリズムを出す、等が考えられます。
流し撮りは結構難しく、被写体との距離、角度、動きのスピード、等いろんな要素がからんでくるので、たくさん撮って、これはと思うカットが1割もあれば御の字です。逆にいうと記録としてのカットが全滅と言うこともあります。次に、子供たちは時として大人の想像外の表情や動きを見せることがあります。子供たちのそばでじっくり構えて、一瞬を切り取るよりほかありません。ま、犬棒カルタのようなものです。最後の構図については、動きの激しい運動会ではじっくり考える暇がないので…何とも言えません。
まずは徒競走から見ていきます。撮影位置が重要になります。ゴール間際ですと先頭と最後のランナーの間隔が開きすぎる事があります。そうすると間延びした画像になってしまいます。出来るだけたくさんいて、ほどほどに重ならないように…、難しいです。一部運任せの面もあります。
第一コーナーの曲がり角から狙いました。適度にばらけて、左から2番目の子にピントが来ました。
これは少しブレ過ぎました。でも、これはこれで、面白いかも…
次は大玉ころがし競技です。よ~いどん、とともに上級生が大玉を低学年の間を転がし始めました。その様子を見つめる先生が、いい味を出していると思います。
大玉は、中上級学年では、頭上を転がします。
次は3・4年生による「ぐるぐるUFOキャッチャー」と言う競技です。3人一組となって真ん中には、ゼッケンを付けたリーダーが指示を出します。スターとともに大きな房の付いたバトンを持って走ります。左右に設置されたコーンポールの周りを回って、直進します。そこでシーソー板の端に取り付けられた洗面器状の器に、ドッジボールを置き、反対側の板を勢いをつけて踏みます。跳ね上がったボールをバケツで受け止めます。上手く受け止められたら、再度大きなバトンを持って、コーンポールの周りを回って、次の走者にバトンタッチです。
コーンポール側の子が軸になって…回転します。
おっと、真ん中のリーダーが、遅れた。「待ってよー」と言う声にかからず、両端の子は走ります。
まだバトンに手が届かない。
ポールを回りかけたところで、やっと追いついた。
外側の左の子の表情が…苦しそうにも…
かなり苦しいのか、大きく口を開けている。
まだ苦しそう…
高く上がったボールを上手くキャッチできるか…、失敗した場合は、繰り返します。2度とも失敗したら、ボールとバケツを所定の位置に戻して、バトンに戻ります。
さて次は、子供たちの面白い表情なり仕草を撮ってみましょう。時として子供は大人が想像できないような遊びをします。さりながらいざカメラを向けると途端に中止して、ピースサインを出すのが普通です。滅多なことで撮れませんが、そこはイヌも歩けば棒にあたる…方式でふらついてみました。
次のゲームのために用意されたコーンポールや、カラーマーカーで遊んでる子供たちがいました。
こんなことをやりだす子も…
日傘の代わりにならないね。
さてさて、運動会のプログラムは進んで、5-6年生110人による、午後一番のゲーム「The Fighting~110人の決戦~」が始まりました。いわゆる騎馬戦です。昔は騎馬全騎が一度に総決戦をしたものですが、今は学年ごと、一騎づつの対抗戦を行い、最後に6年生全員による総大将戦があります。最後まで総大将が残った方が勝ちとなります。
勢いは白優勢ですが、帽子を取った紅組の勝ちです。今にも崩れそうな紅組の騎手を、側で先生が真剣な目でサポートしています。
熱き女騎手同士の戦い、勝負は互角。サポートをする先生の目が真剣です。
猛烈なバトル、騎馬役の子供の目も真剣そのものです。
プログラムは午後の部もどんどん進んで行きます。気が付くと、孫娘の出場した競技の記録写真をほとんど撮っていませんでした。やはり祖父としての役目も果たさねば…、幸い次は5-6年生の「Gets! Lucky Ribbon」という競技です。走路途中に設置されたボックスの窓からから出ている、色とりどりの梱包用テープを一本引きだして、ゴールに向かうゲームです。テープの長さが区々で、短いのは1m、長いのは11mまであります。短いとすぐゴールに向かえますが、長いと、抜き終わるまで数秒かかります。
どうやら孫娘(中央赤い帽子)が引いたのは、2mほどのテープだったようです。
3位入賞でした。証書を貰って満面の笑み。いい記録写真になりました。
全種目が終わったのが午後2時過ぎ。汗と砂ぼこりに見舞われ、疲れた1日でした。
当日早朝からの場所取り合戦に参加するのは、祖父の役目。とはいってもくじ引きで場所取りの順番が決まっていて、押し合いへし合いの混乱はありません。数年前にけが人が出た反省から、抽選制になりました。今年限りの6年生の家族が最優先、1番から60数番が割り当てられます。5年生以下はそれ以降の順番です。我が家は90番目。前から3列目ほどで順当な場所を確保。肝心要の孫娘が、運動会の2週間ほど前に、左手人差し指を亀裂骨折。公園のブランコで遊んでいて、鎖に挟まったとか。幸い小さなひびが入った程度で大事に至らなかったものの、まだ痛みが少し残っていて、組体操は欠席。徒競走などは可能とのこと。
当日は、絶好の運動会日和。
全治3-4週間と診断されたが、まだ少し腫れと痛みが残ると、でも走るのは大丈夫とのこと。
さて、表題にも書いたように、運動会を記録写真として残すことも家族にとって大事なことですが、ここで一歩踏み出してコンテスト等に応募できる作品として撮ってみようかと…。単なる記念写真的な記録では、第3者が見ても、感動を呼びません。おやこれは!とか、こんな撮り方もあったのか!などと見る人が思ってくれれば成功です。それには(1)流し撮りによって動感を出す、(2)面白い表情や動作を撮る、(3)構図的に画面にリズムを出す、等が考えられます。
流し撮りは結構難しく、被写体との距離、角度、動きのスピード、等いろんな要素がからんでくるので、たくさん撮って、これはと思うカットが1割もあれば御の字です。逆にいうと記録としてのカットが全滅と言うこともあります。次に、子供たちは時として大人の想像外の表情や動きを見せることがあります。子供たちのそばでじっくり構えて、一瞬を切り取るよりほかありません。ま、犬棒カルタのようなものです。最後の構図については、動きの激しい運動会ではじっくり考える暇がないので…何とも言えません。
まずは徒競走から見ていきます。撮影位置が重要になります。ゴール間際ですと先頭と最後のランナーの間隔が開きすぎる事があります。そうすると間延びした画像になってしまいます。出来るだけたくさんいて、ほどほどに重ならないように…、難しいです。一部運任せの面もあります。
第一コーナーの曲がり角から狙いました。適度にばらけて、左から2番目の子にピントが来ました。
これは少しブレ過ぎました。でも、これはこれで、面白いかも…
次は大玉ころがし競技です。よ~いどん、とともに上級生が大玉を低学年の間を転がし始めました。その様子を見つめる先生が、いい味を出していると思います。
大玉は、中上級学年では、頭上を転がします。
次は3・4年生による「ぐるぐるUFOキャッチャー」と言う競技です。3人一組となって真ん中には、ゼッケンを付けたリーダーが指示を出します。スターとともに大きな房の付いたバトンを持って走ります。左右に設置されたコーンポールの周りを回って、直進します。そこでシーソー板の端に取り付けられた洗面器状の器に、ドッジボールを置き、反対側の板を勢いをつけて踏みます。跳ね上がったボールをバケツで受け止めます。上手く受け止められたら、再度大きなバトンを持って、コーンポールの周りを回って、次の走者にバトンタッチです。
コーンポール側の子が軸になって…回転します。
おっと、真ん中のリーダーが、遅れた。「待ってよー」と言う声にかからず、両端の子は走ります。
まだバトンに手が届かない。
ポールを回りかけたところで、やっと追いついた。
外側の左の子の表情が…苦しそうにも…
かなり苦しいのか、大きく口を開けている。
まだ苦しそう…
高く上がったボールを上手くキャッチできるか…、失敗した場合は、繰り返します。2度とも失敗したら、ボールとバケツを所定の位置に戻して、バトンに戻ります。
さて次は、子供たちの面白い表情なり仕草を撮ってみましょう。時として子供は大人が想像できないような遊びをします。さりながらいざカメラを向けると途端に中止して、ピースサインを出すのが普通です。滅多なことで撮れませんが、そこはイヌも歩けば棒にあたる…方式でふらついてみました。
次のゲームのために用意されたコーンポールや、カラーマーカーで遊んでる子供たちがいました。
こんなことをやりだす子も…
日傘の代わりにならないね。
さてさて、運動会のプログラムは進んで、5-6年生110人による、午後一番のゲーム「The Fighting~110人の決戦~」が始まりました。いわゆる騎馬戦です。昔は騎馬全騎が一度に総決戦をしたものですが、今は学年ごと、一騎づつの対抗戦を行い、最後に6年生全員による総大将戦があります。最後まで総大将が残った方が勝ちとなります。
勢いは白優勢ですが、帽子を取った紅組の勝ちです。今にも崩れそうな紅組の騎手を、側で先生が真剣な目でサポートしています。
熱き女騎手同士の戦い、勝負は互角。サポートをする先生の目が真剣です。
猛烈なバトル、騎馬役の子供の目も真剣そのものです。
プログラムは午後の部もどんどん進んで行きます。気が付くと、孫娘の出場した競技の記録写真をほとんど撮っていませんでした。やはり祖父としての役目も果たさねば…、幸い次は5-6年生の「Gets! Lucky Ribbon」という競技です。走路途中に設置されたボックスの窓からから出ている、色とりどりの梱包用テープを一本引きだして、ゴールに向かうゲームです。テープの長さが区々で、短いのは1m、長いのは11mまであります。短いとすぐゴールに向かえますが、長いと、抜き終わるまで数秒かかります。
どうやら孫娘(中央赤い帽子)が引いたのは、2mほどのテープだったようです。
3位入賞でした。証書を貰って満面の笑み。いい記録写真になりました。
全種目が終わったのが午後2時過ぎ。汗と砂ぼこりに見舞われ、疲れた1日でした。