紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

雪と氷の祭典~雪トピアFestival in Kutchan

2016-03-14 06:00:00 | 祭り・イベント

                <雪原に現れた派手な家にびっくり…アートフィルターで多少誇張してますが、それを割り引いても…>

 

さすが3月に入ると厳しい寒さも緩んで、道路脇にうずたかく積まれた雪の壁も少しづつ縮んできたような気がします。とはいえまだまだ油断はできません。内地では梅も終盤、そろそろ早咲きの桜の便りが聞こえてきます。関東以南では、桜に先駆けて咲く梅も、津軽海峡を渡ると、開花が逆転します。とはいえ道内では梅は桜ほどポピュラーな花ではありません。小樽近隣で梅園があるのは…札幌の平岡公園くらいでしょうか。

ちょっと話が進み過ぎました。道内ではまだまだ雪と氷の祭典が続いています。今回は2月20日ー21日に行われた倶知安町旭ヶ丘スキー場でのイベント「雪トピアフェステバル2016」の模様を紹介します。土日の両日イベントは行われましたが、日曜日に写友と行ってきました。イベントのメイン「激走!水面滑走トライアル」なるレースの開始が午後ですので、午前中寄り道して、高島漁港、北運河、余市、仁木で雪景色を撮影しましたので合わせて紹介します。

 

小樽近郊の浜辺では何か所かで群来(くき)が見られたこともあり、このところ鰊が盛んに水揚げされています。ということで数日前から鰊の水揚げを撮りに行こうと、写友と話し合っていたのですが、あいにく荒天で出漁していない日もあり、上手く日程が合いませんでした。この日2月21日も出漁見合わせで、高島漁港は閑散としていました。

 

一旦バックして北運河に向かい、雪景色を撮ることになりました。北運河のどん詰まりの、今は使われていないレンガの建物の前に桐の木があります。雪をかぶった桐も見事。

 

北運河から月見橋越しに大家倉庫が見えます。この倉庫も使われなくなって6-7年以上たつでしょうか。

 

運河公園(旧日本郵船ビルの向かいの公園)の端に丸太を使った建物がありました。夏場はアイスクリームを売っていたような…、車の窓ガラス越しに撮った一枚。あれれ、壁に小樽の文字が…、今まで気が付きませんでした。雪が張り付いて初めて文字のあることがわかりました。

 

余市から脇道にそれて農道らしき道を仁木の方に進みます。上の画像はニッカウヰスキーの駐車場(裏口)側から見た貯蔵庫です。さらに進んで仁木町の大江方面に進むと、突然目に飛び込んできたのが標題にあげた建物です。

 

カメラ(EOS70D)のクリエイティブフィルター「油彩風」を使っているので派手さが強調されています。それにしても目立ちます。建て主の度胸に拍手喝采です。

 

途中あちこち撮影している間に、昼近くになってきました。雪トピアフェスティバルは、すでに朝から始まっています。なので倶知安郊外の旭が丘スキー場へ急ぐことにします。幸い雪も止んで一部青空も出てきました。絶好のイベント日和です。

 

会場入り口そばの「雪だるまステージ」では、小さな子供たちが集まっています。仮面ライダーゴーストのショーが始まるようです。司会者が「写真は撮ってもいいです。でもネットやブログには載せないでください。」と保護者にお願いしていました。ん?と思いましたが…、仮面ライダーには興味がないので、すぐに移動しました。

 

コースの一部では、チューブスライダーが行われていました。自衛隊員が多いな~と思いましたが、もともと倶知安町には自衛隊の基地があって、イベントに協力しているようです。

 

このイベント小さな子供でも楽しめるように、いろいろ工夫しているように見えました。

 

会場の右手休憩所(雪ん子館)の前方では、親子によるスノーモービル体験&チューブ曳きができるようで、長い行列ができていました。1周1kmくらいでしょうか、結構なスピードで回って行きます。

 

カーブではチューブが大きくバウンド、スリル満点のようです。

 

スノーモービルで空中ジャンプです。バックの雑木林が邪魔ですが…

ジャンプと同時に両手を広げて…、大きな拍手がわきます。

 

スキー場の休憩所「雪ん子館」を覗くと、レストランは休業中で、お弁当や飲食物を食べている人々で、賑わってました。そん中、テーブルの端で、読書に熱中している外国の老婦人が目を惹きました。この一角だけ時が静止しているような感じが…モノクロ変換してみました。

 

屋台村のビール販売所のおどけたマスコットに目が行っちゃいます。

 

そろそろ本日のメインイベント「激走!水面滑走トライアル」レースが始まるようで、見物客がコースの周りに集合してきました。今まで晴れていた青空は消えて、小雪がチラチラ。

 

先ずは、当地スキースクールのキャラクター「忍者キッド」君がお手本を、なお、スキーでもスノーボードでもOKです。

 

残念、途中で水没、ゴールまで滑れませんでした。ゴールまで達し、手前に滑り降りると合格です。去年は60人ほどが挑戦して完走できたのは2名のみとのこと。賞金15万円がかかっています。完走者の人数で頭割りするとのこと、気合が入ります。

 

スタート位置に着きました、GO!。

 

あちゃ~、途中で水没。失格です。おお寒い。

格好はいいけれど…あえなくドボン!

惜しい、もうあと1mほどのところでドボン!

 

3分の1程進んだところで天候が急変、吹雪が激しくなってきました。太陽が隠れると急に温度が下がってきます。ということでレースの途中ですが、小樽に戻ることにします。帰りは国道5号線ではなく、キロロ経由の国道393(メープル街道)を通ることにします。会場を出るや、風も出てきて、地吹雪状態で、前方がホワイトアウト状態。

 

路肩のポールと黄色い旗がかろうじてわかる程度、ゆっくりあわてず運転して戻りました。