<一瞬スキーコースに陽が射した瞬間 H28.10.9>
今年は9月の残暑が長引いたことから、平地での紅葉は1週間程度遅れ気味だと言われています。10月に入って、一転寒い日が続いたので…どうなるか心配でした。例年10月の体育の日を含めた3連休前後に山間部で紅葉がピークを迎えます。小樽近郊の札幌国際スキー場やキロロのスキー場でも、この時期紅葉観賞のため、ゴンドラが運行されてます。隣村のキロロでも10月1日(土曜)~10日(祝)の間運転されるとのこと、新聞情報で見ました。
あいにく、このゴンドラ運行期間中は、天候が不安定で1日として晴天日がありません。ともあれ10月9日(日曜)に行ってみることにしました。当日の天気予報は曇りマーク。午前10時前に自宅を出たときには晴れ間もあり、幾分の期待も…。市内奥沢町から国道393号線(通称メープル街道)を進みます。
キロロスキー場方向に進むと、山はどんより厚い雲に覆われてます。、途中の樹木も今一つ紅葉が進んでいない。
ホテル旧「ピアノ」(現在はキロロトリビュートホテルと言う)向かいの広場では、子供のサッカー大会があるのか、大勢の保護者や関係者が集まっていました。手前4本の赤い樹は、多分エゾ山桜かと思います。
ホテル入り口付近の樹木はすでに赤く染まっています。この樹はカエデのようです。
さらに先に進んで、最奥の「マウンテンセンター」(スキー場の出入り口+レストラン棟)に進みますが、センター手前に「黄金岩の滝」があります。 ここで数枚撮影してからゴンドラに向かうことにします。なお10月15日にもこの滝に行っておりますので、詳しくは後日のブログで紹介予定です。
老木に絡まる蔦漆が真っ赤に染まっています。滝そのものは落差が6-7mで水量もそれほど多くはない。名前の由来は、滝から落ちる水滴が夕陽に輝いて黄金色に見えるからだという。さてセンター前の駐車場に行くと、すでに30台ほどが駐車中。
センター入り口わきのエゾ山桜(右手数本)とナナカマド(左1本)は真っ赤に染まっています。ナナカマドは風で葉が裏返しになって、白っぽく光ってます。
マウンテンセンター内は…がらんとしていて誰もいない。従業員の姿も見かけない。スキーシーズンには休むところもないほど混むんですが…。「ゴンドラ利用の方は先に進んでゴンドラ乗り場でチケットを購入してください」、との看板がありました。往復1200円との表示。
センターを出ると、ゴンドラとリフト(右側、停止中)が見えます。ところどころ樹木が黄色く染まっています。
リフト乗り場は閉鎖中。コース途中の樹木に陽が射して幻想的な光景になりました。
さてゴンドラ乗り場に着くと…、紅葉観賞者は誰もいない。まあじっくり鑑賞できるか。往復乗車料金1200円を払うと、+100円で、コーヒーが飲めますとのこと。つい1300円払ってしまった。コーヒーはそれほど好きではないけれど、おまけにつられて…。片道15分、全長3300m、標高1180mの朝里岳山頂へ。昔スキーをしていた頃はよくここにきて乗ったものですが…10数年ぶりかな?あいにく小雨模様で写真は撮れず。
山頂駅に着くとかなりの強風と小雨、しかも寒い。厚着をしてきたはずなのに…遠方に見える小樽港は陽が射していますが、後方の山は、霧というか雨雲で覆われ見えない。なんか最悪の状況かも。
う~ん、これでは山頂に上がった甲斐がない。残念。
しばらくレストルームで、中から周囲を見る。休業中ですが、ゴンドラ客のために開放されている。2-3人見えましたがすぐ出て行きました。
防寒用具を貸してくれますが、後から来た客も駅から数歩出て、すぐ戻ってきます。見るところがない、というより風と小雨で、寒いためかも。
一瞬の晴れ間、風の止んだすきに周辺を歩いてみる。山頂駅付近のダケカンバ。山頂滞在10分もせずに、下りのゴンドラに乗ることにしました。
下るにしたがって、視界がいい。
黄葉は3割程度と言うところか。
100円のチケットでコーヒ-を…
さて、時間もまだたっぷりあるし次はどこへ行こうか思案中。その折に、喫茶コーナーのテーブルで見つけたのが赤井川村の小冊子「住めばふるさと」。数ページペラペラとめくると、MAPが出てました。国道393沿いには落合ダムや雷音の滝が載っています。落合ダムを目指すことにします。ダムの管理事務所から先に10分ほど進むと広場があって、カヌー乗り場があります。
広場の駐車場はほぼ満車。聞くと今日と明日(10日、祝)は音楽祭が催されるという。周辺を見るとテントがいくつも張られていて、若者たちがあちこちにおります。スピーカーからは大音量の音楽が流れています。はてどのような音楽祭なのか数人に尋ねましたが、プログラムも出演バンドも不明とのこと。流れてくる音は、ロックでもポップスでもない、奇妙な宇宙を漂っているようなリズムでした。
美瑛の青い池に似たような立ち枯れ樹木が水の中に建っています。みれば見るほど青い池に似てますね。水がコバルトブルーではないですが、
渇水期なのか水位が2mほど下がっています。右奥がダムの突堤があります。
上流には枯れ葉のよどみがあります。風に吹かれて落ち葉がぐるぐる回っているのですが…三脚不携帯だったので、手持ち1/4程度が限界。
水量が少ないため、干上がった水たまりがあちこちにあります。
落合ダムは早朝または夜半に来ると幻想的な写真が撮れるのですが、なにぶん一人では危険なところ。ヒグマ出没注意の看板があち事に張られています。加えて今秋はクマの餌となるどんぐり等が極端に不作とか…