<裕次郎記念館前のオブジェ 今回で当館最後となる「雪あかりの路」>
ほのかなろうそくの炎が揺れ、夕闇の小樽の街かどを照らしている。先週から始まった「第19回小樽雪あかりの路」(2月3~12日)。「ああ、雪のあらしだ」この一文で始まる伊藤整の詩集「雪あかりの路」の『雪夜』が名称の由来だ。
1999年に始まり今回で19回目を迎える「雪あかりの路」期間中50万に人が訪れる。激動の世の中にあって、訪れた人が「ホッ」と出来たり、ロウソクの灯りにちぢの思いの思いを馳せたり、日常を離れて自分を見つめ直したり…そんなスピリチュアルなイベントであり続けたいという。(公式ガイドブック序文から引用)
今回のブログではメイン会場である「小樽運河会場」と「旧手宮線会場」をそして同時開催されている「小樽冬のガラス市」を取り上げます。そして最後に、今年8月末で閉館する「裕次郎記念館」の雪あかりの路を取り上げます。
☆運河会場はアジア系の外国人で一杯…
オブジェの前は記念写真を撮るべく順番待ちの人で長い行列。浅草橋の端は、アマチュアカメラマンが三脚を立てて、長時間居座っているため、観光客は運河をバックに写真が撮れない。小樽観光案内のガイドも、困り果てていた。もう少し節度をわきまえ、譲り合いの精神が欲しいものだ。
こういうシーンをバックにカップルで記念写真を撮りたいのでしょうが…前が詰まっていてなかなか隙間ができない。画像のこの部分も、記念写真専用のカメラマンが独占的に確保していた。椅子を積み重ね、ロープを張って、一般観光客が入り込まないようにしている。その後ろから、脚立の隙間から撮った画像の1枚。なお、ストレートに撮ると、街路灯やガス灯の影響で画像が赤みを帯びるので、C8の青いフィルターを使用。
フィルターなしで普通に撮ると、赤味がかった画像になる。
浅草橋本部前のキャンドルメッセージ売り場に、こんなメッセージが…う~ん同感。
☆運河プラザではガラス市と中庭でも雪あかりのオブジェが…
プラザのメインホールではライブの真っ最中。
3番庫ホールでは、協賛イベントとして「第8回冬の小樽がらす市」が開かれている。市内13の工房が集まり、展示即売会、製作体験が行われていました。
青山久美作家による子供の硝子製作体験が行われています。なお青山氏の作品「もやし」は、過日民放テレビの旅番組(小樽編)でも取り上げられ、全国放映されました。
<参考>
本物のもやしと寸部たがわぬ…
プラザの中庭でも雪あかりのオブジェが展示されていました。
☆旧手宮線会場ろうそくの炎が揺れる幻想的なオブジェが一杯…
あたたかい炎を見つめる少女。
韓国他アジアからのボランティアによるオブジェも一杯展示されている…
あちこちに記念撮影スポットが設けられ、長い列ができていました。
氷のオブジェが珍しいのか、つい手が出てしまう。
ほぼ真上から見ると、まるで「氷の花火」
韓国ボランティアによる「ふくろうの森」はすっかりおなじみとなった。
☆裕次郎記念館は今年8月末で閉館予定…
閉館についてはすでにこのブログでも取り上げました(2016.10.12日付ブログ「裕次郎記念館が来年8月で閉館に…」)。そこで今年が最後の雪あかりの路のオブジェとなることから撮影に行ってみることとしました。土日は小樽マリーナともども開催されるのですが、訪れたのが平日、残念ながら一部のみろうそくが灯されていました。
正面玄関ホール前の小道にはワックスボールが点々と輝いていました。
玄関ホール前にはこのようなオブジェがいくつか作られています。よく見ると中央の3体はサングラスをかけていて、まさに西部警察の面々。
玄関わきの裕次郎愛艇のコンテッサ号の脇を抜けて、ヨットハーバーに向かうと…残念ながら平日のためロウソクが灯されていなかった。