<カタクリとエゾエンゴサクの競演>
GWに入って道内は温かい日が続き、桜が一斉に開花しました。またこの時期カタクリとエゾエンゴサクの競演も見ものです。両者の競演は、札幌から車で1時間強程の浦臼神社の境内が有名なのですが…、丁度GWと重なり交通渋滞も考えられます。そこで、去年このブログでも取り上げた(2016.5.1付「春の花カタクリと…」)、札幌の豊平公園に行ってみました。さらに、中島公園、北海道庁にも寄って、桜の状況を見てきました。
豊平公園は、スポーツ施設のほかに、野草園や樹木園が整備された緑化センターでもあります。地下鉄東豊線の豊平公園駅で下車すれば目の前が緑化センター事務所。事務所わきを進むと、梅と桜の木が出迎えてくれます。
☆豊平公園は、春の花が満開
GWの休日と言うこともあって、園内は親子連れや、高齢者の団体らしき方々が大勢来ておりました。桜はすでに開花していて、5分咲き程度。梅はやっと蕾から開くところ、そしてカタクリ&エゾエンゴサクは、一部枯れ始めていました。
蕾から今まさに開こうとしている状態。バックのピンクは、エゾ山桜です。数本の梅の木を見ましたが… すべて写真のような状況でした。
青空をバックにしてみると、梅の美しさがさらに引き立ちます。本州では桜に先駆けて咲く梅も、日本列島を北上するにしtがって、開花前線は、津軽海峡を渡ると、逆転します。なお、桜で有名なさっぽろ円山公園では、GW中(3~7日)が見ごろ。一方札幌清田区の平岡梅林では、7~11日が見ごろとのことです。
野草園、樹木園に行く途中の遊歩道にはエゾ山桜が5分咲きです。
エゾ山桜は、こげ茶色の葉に特徴があります。やがて散る頃、ないし散った後から、このこげ茶色の葉が、緑色に変わって行きます。
さらに進んで野草園の一角に、表題に掲げたようなカタクリとエゾエンゴサクの咲くエリアがあります。この日も多くのカメラマンや野草愛好家が見学に来ておりました。よくよく見ると、カタクリは幾分最盛期を過ぎていて、枯れかけていました。アップで撮ると目立つので…
みずみずしい部分を選んで、カメラのパートカラー機能を束でピンク以外を白黒で撮ってみました。
ツツジも満開。モンシロチョウが盛んに蜜を探して飛び回っていまいた。
コブシも満開。千昌男の歌にありますね「コブシ咲く 北国の春…♪」
☆中島公園は、花見の人で大賑わい
地下鉄東豊線で、豊平公園駅から札幌方面に向かい、大通駅で南北線に乗り換えます。大通りからすすきの、そして中島公園です。まさに春爛漫、多くの花見客に加え、あちこちでモデル撮影会も行われています。
公園中央にある菖蒲池の周り
ボート遊びの家族連れも多い。
エゾ山桜とコブシの下でも花見を楽しむグループが大勢。
その近くではプロのモデルを使った撮影が行われています。
こちらは菖蒲池のほとりで…本格的なレフ版に重機材(画面左のカート)を見ると雑誌かグラビアの撮影なのでしょうか。
こちらは、豊平館の前で、和装の結婚式の前撮り撮影のようです。新郎新婦の了解を頂き、数カット撮影させていただきました。
☆北海道庁前庭では、八重桜はまだ小さなつぼみの状態
前庭に数本あるエゾ山桜はすでに5分咲きから満開の状態。
木の根もとに見える菖蒲も八重桜が満開の頃黄色い花を咲かせます。
池面中央に、道庁のドーム部分が映り込んでいます。
ここでもコブシが…
池で見かけた金色の緋鯉。
道庁正面の北3条広場も春の陽気で散策する方が大勢。ニッセイビルの窓ガラスには赤レンガテラスのカフェが映り込んでいました。
北海道は今が最高のシーズンかも、寒くもなし、熱すぎずもなし、花は盛りだし…、6月上旬には札幌初夏の風物詩「さっぽろYOSAKOIソーラン祭り」いよいよが始まります。