紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

北国にも春がやって来た

2018-04-06 20:14:23 | 日記

                                  <3月31日小樽市苗穂公園にて撮影 雪解け水で出来たせせらぎの中で、花を咲かせる水芭蕉>

 

3月下旬からの異常とも思える暖かさで、雪国にも一気に春が来ました。3月上旬までは優に2mを超えていた路肩の雪も、見る見る間に減って、4月に入るとメインの通りからは姿を消してしまいました。わずかに路地や日陰に残っているだけとなりました。テレビ放映では桜前線の北上も例年に比べ1週間程度早いとか…。

道内、特に道央の桜は、例年GW後半がピークですが、今年は前半に早まるのでしょうか。なお本州では桜の約一月前に、梅が見頃を迎えますが、両前線は北上するに従い、間隔が縮小し、津軽海峡で並び、道内では逆転します。桜の後に梅が見頃となるという…事です。もっとも北海道では梅は桜ほどポピュラーではありません。道央に限っても、有名な梅園は、数カ所程度です。さて、我が家の周辺・イヌの散歩道と、長橋町の苗穂公園に行ってみましたので、春を見てみましょう。

 

☆我が家の周辺・イヌの散歩道


我が家の前の三本木急坂(H30.3.28) JR南小樽駅からメルヘン広場への通り道なので、毎日多くの観光客が通ります。中央の塔が洋菓子で有名な「ルタオ」、手前の緑色の屋根の建物が「オルゴール堂」です。路肩に汚れた雪がわずかに見えますが、滑り止めの砂をかぶって黒くなっています。これらの砂も4月上旬には、専用の清掃トラックでかたづけられました。

 


雪解けと共に現れる迷惑ものが、ご覧の通りのゴミ、空き缶、マスク、たばこの吸い殻、飲み終わったペットボトルなどなど、路上をゴミ箱と思っている輩ども。中華系外国人だけではありません、日本人も観光地に来ると、相当マナーが悪くなる。
<参考H30.4.6付道新朝刊(小樽後志版)に掲載された記事について>

 


同じ路上(歩道)でもこれは、アートになります。

 


JR南小樽駅のエゾ山桜の芽。こんなに早く芽が出るとは…4月中に満開になる予感。

 


雪捨て場の電柱の根元を見ると、ぽっかり穴があって、フキノトウが微笑んでいました。ちなみに、道産子はフキノトウを食べるという習慣がありません。どうしてなんでしょうか、理由はよく分かりません。一度FB友に勧められ、天麩羅にしてみましたが、私も家内も一言「不味い」。

 


近所を一回り、再び三本木急坂に戻ってきました。春休み中の高校生だろうか、スカートが短くなり、装いも明るくなって、春らしさを感じます。左上部に見える建物は、料亭「海陽亭」。かつて石原裕次郎の父(山下汽船の初代小樽支店長)が、戦前ここで芸者を上げて豪遊したと言います。この海陽亭も売却されて、新たに観光用レストランに衣替えするとか…。
「三本木急坂」が正式名称のようですが、地元住民は古い名称の「山ノ上町の坂」と呼んでいます。昭和44年頃(?)町名変更にの際に、三本木急坂となったようです。

 


我が家の狭い花壇。幅30~40cm×3mほど、敷地の一部が緊急車両用の通路と指定され、こんな狭さに余儀なくされました。チューリップと水仙の芽が出てきました。

 


4月4日撮影 チューリップ(右)のそばに、去年全く芽が出なかった「行者ニンニク」(根元が赤い)10数本出てきました。この酢味噌は、フキノトウどころではない美味。手前の背の低い草は、芝桜です。5月になると一面ピンク色になります。

 

☆長橋町の苗穂公園


苗穂公園に開園日は、4月下旬大型連休の始まる直前ですが、年中自然探索愛好者のために解放されています。公園を縦に走る散策路(中央園路)は、すでに雪がありませんが、両側には未だ積雪が20~30cmほどあって、公園内は殆どが雪に覆われています。う~ん、来るのが1週間から10日ほど早すぎたようでした。

 


この中央園路の片側は小川になっていて、日当りのいいところは雪が溶けて、フキノトウが顔を出しています。

 


中央園路を北に進むと、右手に水芭蕉の湿地があります。雪解けから目覚めたばかりで、花心を覆う葉が未だ黄色っぽく、光合成が進んでいないのか、緑色ではありません。

 


さらに北上すると右手の水たまりにカエルの卵・オタマジャクシがあります。毎年同じ場所で産卵するようです。

 


ドライフラワーになった蔓アジサイが、あちこちに落ちています。

 


さらにザゼンソウの群生地を目指して進むと、小川は園路の左側を流れています。

 


なんのみの皮でしょうか、ドングリでしょうか?雪上にこんな形で落ちていると、ぎょっとします。

 


途中のエゾ山桜の並木を歩いていると、空洞や倒れた老木と共にに、こんな怪物に出会います。細目がとても怖い。右下の四つ目をにらんで居るみたい。

 


ゴリラか人間か、奥の目玉がきらりと光り、とても不気味。

 


雪解け水の中にザゼンソウの群落がありました。未だ少し早いのか、花心は見えませんでした。