<YOSAKOI ソーラン大賞に輝いた、道北宗谷管内枝幸町の「夢想漣(ゆめそうらん)えさし」チームの演舞>
第27回YOSAKOIソーラン祭り2018が、6月6~10日に札幌市大通公園会場をメインに、市内19の会場で行われました。参加した踊り手は、前年並みの約27千人、276チームでした。観客動員数は196万9千人(前年比2.2%増)で、前年に続き200万人割れ、この10年間で4番目の少なさでした(北海道新聞6月12日記事)。今年の6月は中頃まで例年以上の低い気温が続き、強風の日が多かったことも響いたようです。最終日の10日に撮影に行きましたが、この日は好天に恵まれたものの、肌寒い日でした。そのためか、5~7丁目の有料桟敷席も、メインステージの8丁目特別観覧席も、がらがらの状態でした。
なお、YOSAKOIソーラン大賞には、枝幸町の「夢想漣(ゆめそうらん)えさし」チームが、4年ぶり4度目の大賞に輝きました。準大賞には、「新琴似天無龍神」と「平岸天神」の2チームが入りました。なお、詳しくは公式HPをご覧になってください。
当日、全出場チームのタイムスケジュールが載っている「公式ガイドブック」を購入し、早速実力チームの演舞時間帯をチェック。会場を何カ所も回るのは、体力的にも不可能なので、「大通南北パレード会場」と徒歩6-7分しか離れていない「一番街・三越前、丸井今井前」の会場をチェック。まずは大通北コースで撮影すべく、無料観覧スペースの西9丁目、10丁目に向かいます。地下鉄大通駅からは、歩くと結構な距離。
早速、今回YOSAKOI大賞に輝いた(撮影時点では結果は出ていません)「夢想漣えさし」がやってきました。荒波を連想させるような激しい演舞が特徴のこのチーム。
西9丁目から最周縁部の10丁目に移動、幟と踊りに動感を表現するため、シャッター速度優先で撮影。やや!手前スタッフのピンクシャツの3人の背中をよく見ると、「親父の口癖」とある。
<親父の口癖>…面白い、番外編の優秀賞だ。下記5を除いて、最近は当たり前のことが、出来なくなってきているから、なんだろうか。うちの孫たちも…
1あいさつをしろ
2靴をそろえる
3箸をちゃんともて
4はい、という素直な心
5飯を食え、酒を呑め
「心~sin~釧路学生魂」の演舞、多分法被の図柄は、釧路どんぱく祭りの花火かと…とても綺麗な図柄に惹かれました。
カラフルな髪の毛と笑顔に惹かれました。「仏教大学よさこいサークル紫踊屋」チーム。男子学生も全員カラフルな頭でした。
YOSAKOI準大賞の「新琴似天無龍神」は、和風美を中心とした演舞。
とはいえ、纏を激しく振りかざすシーンもある。
基本は和の演舞、
小樽商大「翔楽舞」の演舞
南コース西9~10丁目の無料観覧スペースは、観客が集中して撮影位置取りが難しく…納得のいく写真が撮れない。そして、目の前を駆け足で通過して行った。
この画像は踊の終盤のものですが、「テスク&祭人」の「百鬼夜行」というユーモラスな演舞の一部です。
その演舞の出だしがこちらの画像。公式YOSAKOIガイドブックのHPによれば、テスク&祭人の持つコミカルさを忘れず、和をモチーフにし、様々な妖怪が行進する様子を表現しているそうです。破れ提灯と人魂が…
藤女子大・北大&ホンダカーズ北海道チームの演舞
演舞を終えた後、公園で休憩中のメンバーたち。左右の女性の笑顔が対照的なのが、ちょい気に掛かりました。
AOMORI花嵐桜組の演舞は衣装が途中で5-6回替わります。次々に変わる衣装はとても目立ちます。見ていて楽しく、次年度も期待できるチームなのですが、一向に上位に入賞しないのが不思議です。
毎年出場しているこの青森美人の演舞が、個人的には好きなんですが…
南北パレード会場を離れ、一番街会場・三越・丸井今井へ行く途中、西7丁目会場「ワオドリスクェア」で愉快な光景を見ました。このワオドリスクェアは、誰でも飛び入りで参加できる特別コーナーです。ステップも踊方もルールはなく、自由です。
ワオドリスクェアのそばにある台湾観光局のテントで、太目、細目の係のおばちゃんが、販売そっちのけでユーモラスに踊っていました。
ねじりはちまきのオジさんに注目、リズムに併せよく体が動く、周囲の方々から笑い声が漏れる。それに気をよくして、さらに踊る。
こちらでは中年のオジさんも器用に手足を、リズムに合わせて踊る、踊る。
さて午後1時半過ぎ、一番街丸井今井前会場では、市民に絶大な人気のある「北大”縁”」チームの演舞が始まります。
観客からはヤンやの拍手・喝采&待ってましたの掛け声が飛び交う。そしてこの直後に…
男子学生は全員赤フン姿。観客の前を飛び跳ねて、若さを爆発させる。見ているだけで勇気&元気が湧くのだ。
この日撮った画像は千数百カットに及びますが、如何せん掲載できる画像の制約もあって割愛せざるをえませんでした。準優勝に輝いた「平岸天神」が、撮影できなかったのが残念でした。
次回は、北大祭…その2を取り上げます。