<共和町郊外 雪解けが進み、これから本格的な農作業が始まる>
このところ暖かい好天続きで、雪もほとんど消えました。わずかに日陰に残っている程度です。我が家の小さな花壇でも、クロッカスが咲き乱れ、水仙のつぼみも膨らんできました。一方全国的には、コロナが大都市圏で増え始め、第4波が云々言われております。幸い小樽市では発生ゼロの日が続き、街中にも少しづつ観光客が戻りつつあるようです。
JR南小樽で下車した観光客が、我が家の前を通ってメルヘン広場に降りていく姿が、目立ち始めました。そんな中写友F氏から岩内町に所用があるので、ついでに、積丹1周しようかと声がかかりました。と言うことで、4月2日(金)、余市、美国、野塚、神恵内、泊、岩内そして小樽へ撮影ツアーに行ってきました。ルートは下記のMAPの通りです。
☆余市の街中を抜けて古平方面に走ると、ワッカケ岬の手前で旧道に入ります。ここの浜には、エビス岩と大黒岩があります。
波に侵食され根元の細くなった方がエビス岩、鳥居があるのが大黒岩。これらの岩を背景に数々の傑作が生まれています。写真道展でも入選作品を目にします。
地元の漁師に聞くと、船が入港するのを待っているとのこと。干物用に加工するという。
道路管理会社の方が、山肌の点検を終えて、旧ワッカケトンネル前に止めた車に向かうところ。トンネルは出入り口が、コンクリートで封鎖されている。山肌は何度も吹き付けで補強されてはいるようですが…。怪物の顔のようにも見える。
道路わきにある漁師の住宅(右)と加工場(左)の間から、雪解け水が流れ落ちているのが見える。
岩肌の残雪が、怪獣のようにも見える。雪解け水が滝のように流れ落ちている。
☆積丹町美国海岸では…
干物を観光客に売るオヤジさんが車から出てきた。本格的な漁が始まる前で、売るものがないんだよ、と。網の中にはホッケに似た干物が5-6本あるだけ。
左側の岸壁では大勢の方が、高速(洗車?)ホースで、網のごみや海藻類を吹き飛ばしていた。結構大規模な放水風景に、見惚れてました。
手前の筒はプラスチック製の浮きで、網を海中で固定する時に使うようです。
再び漁港の広場でコンビニ弁当を食べていると、目についたのが1隻の廃船。漁船の底についているのはなんだ…?
底にこびりついた貝類や藻、プランクトンの残骸など。船のスピードが落ちるし、燃費効率も落ちる。
船体にこびりつく、フジツボ等の貝類やプランクトン類
☆美国町から道道913号線を婦美、島武意方面に進むと、大きく左カーブした先に水芭蕉の群生地があります。廃棄されたロープウエーの回転台を過ぎて、しばらくすると見えてきます…
時期が早いのか、水芭蕉はまだ姿を現していない。水芭蕉の群生地なんですが、残念。
<参考>
4月下旬~5月上旬にはこのような光景が見られます。
☆さらに道道913号線を進み、「日本の渚百選」に選ばれた島武意海岸(詳しくは2020.9.24付け当ブログ「積丹の島武意と日司漁港へ」を参照)をパスして…入舸(いりか)に入ります。
入舸漁港に入る前に目にしたのが、廃屋の多い事でした。一般民家ではなく、かつては宿泊施設が周辺にたくさんあったようです。この建物も、旅館「海幸館」と入り口に書かれています。
画面左下の旅館風の建物は空き家です。この案内板の足元も、大きな建物があったようでコンクリートの基礎が残っています。奥の2棟は現在も使われているようです。
入舸漁港の道路淵には、穴の開いた不思議な球状の物体があります。近寄って穴をのぞくと空洞で、漁礁の一部のようでした。
漁船を引き上げる海辺には、カラスが何かを突いています。拡大してみると、魚を突いているようです。混獲された不要な魚を捨てたのでしょうか。あるいは干物にするために、切り落とした頭部を突いてるのかもしれません。
漁港の道路沿いには倉庫または番屋らしき建物が並んでいます。配電盤が真新しいところを見ると、現在も使われているようです。壁に張り付けられたトタンが、カラフルというか…面白いというか…
☆神威岬には立ち寄らず、神恵内から泊りに向かいます。神恵内村に入ると、賽の河原(西の河原)がありますが、ごつごつした岩場を30分も歩かなければ行きつけないので、ここもパス。泊村に入って、川白漁港の防波堤に描かれた絵が目立ちます。
何度かここに立ち寄って撮影したはずですが…画像が見当たらない。
さらに岩内町方面に進むと、兜千畳敷と呼ばれる釣りの名所に出ます。道路脇から海側に数十台の車が停車中。
左奥遠方に残雪の山が見えますが、岩内町のスキー場です、
☆岩内町で用件を済ませ、国道を通って、共和、二木、余市を経由して小樽に戻ります。
共和町に入ると、残雪も解け、これから本格的な農作業のシーズンに入ります。
標題の画像ですが、畑に青い作物が出る時期には、絵になるシーンかと思われます。
これ以外にも、帰途忍路漁港でも撮影しましたが、それらについては機会があれば、掲載いたします。
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