紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

SLニセコ号を追いかけて

2012-11-13 06:00:00 | 写真
SLニセコ号については前回のブログで、小樽駅停車中と長橋を通過中のカットを掲載しました。今回は写友3人でニセコ号を塩谷からニセコまで追いかけて撮影しようと言うことになりました。ニセコ号は停車駅が少ないのですが、走行スピードが割と遅いので、車で追いかけることが可能です。まずは数日前に北海道新聞の小樽版に、塩谷の山腹から撮影したパノラマ写真が載りました。山間部を抜け出たニセコ号が塩谷湾をバックに快走する写真でした。

通過予定1時間ほど前に道路わきに車を乗り捨て、ささやぶと山ぶどうの蔓に足を取られながらも、30分ほど格闘し、何とか山腹の見晴らしの良い地点にたどり着きました。わずか10秒足らずで通過してしまうのに、そのカットを撮るために、あほらしいほど相当体力を消耗しました。おまけにレンズフードを紛失してしまうし…。このささやぶと背丈のある雑草の中では探すのはほぼ不可能…、そうこうしている間に予定通過10分ほど前に普通電車が通過します。試し撮りです。


(列車は右=小樽から左=倶知安へと通過していきます)


(遠くで汽笛が聞こえいよいよ接近してきました)


(マニアのいる撮影スポットでは気前よく汽笛と白煙を吐き出してくれるのに… 期待に反した作品となってしまいました)


(最後尾のジーゼル機関車 う~ん、これでは物足りない何とかいいカットを…)

車の置いてある国道わきに降りるのがこれまた一苦労です。道なきささやぶをかき分け、急斜面では滑り落ち、笹に足を取られ転倒、ほうほうの体で脱出ですが、相当時間を食いました。次の然別駅付近に急ぎます。そこは国道5号線と道道755号線を結ぶ小道の下(陸橋)をJRの路線が通っていて、陸橋から50mほど小樽寄りに然別駅舎が見えます。線路が二本直線になってこちら側に伸びてきます。撮影スポットとしてもいいところです。しかし、陸橋に着いた時にはどうやらSLは通過した後だったようです。やむなく稲穂峠のトンネルに向かって車を走らせるます。トンネル手前で、国道と線路が交差する陸橋のわきには数十台の車が停車中。数十人のカメラマンが待機しています。我々も車を止めて…と思った瞬間に白い煙を吐いてSLは通過してしまいました。

なお、ここの撮影スポットは、片側1車線で、SL通過時は多くの車両が国道の両側に駐車します。そのために普通通行のく車が、交互通行できなくなって大渋滞を引き起し、とても危険です。そこでJRと道路管理者が、撮影出来ないように陸橋に高さ1.5mほどの目隠しフェンスを設置しました。それでもなおマニアはフェンス脇の隙間を広げ、草木を除けて撮影スポットを確保しています。ともあれ、次の撮影スポットは小沢です。国道から小沢駅を見ると、SLはいまだ来ていないようです。少し進んでで、道道604号線に入って、小道を進むと、撮影スポットがあります。既に20人ほどのマニアが三脚にカメラを据えて待機中ですいた。結構スペースがあるので位置取り争いがおこることはありません。やがて汽笛が聞こえでS字カーブをSLが駆け上がってきます。


(勾配があるせいか、白煙を吹きながらやってきます 機関士もマニアを確認したのか、蒸気を吐き出します)


(煙突からも両脇下からも、もうもうたる白煙 いいカットになりました)


(横を通過するときは車輪付近からの蒸気はなし)


(倶知安に向かってSLは遠ざかって行く)

再び車に飛び乗って、次は倶知安駅に向かいます。残念ながら倶知安駅の少し手前の踏切(ここもスポット)に着くと同時にSLは通過してしまいました。ならば停車時間の短い倶知安駅での撮影はやめて、ニセコ駅に向かいます。ニセコ駅ではハローウィンが近いせいでしょうか、オレンジ色のかぼちゃが所狭しと並べられています。また大型観光バスが数台停車しており、大勢の観光客が駅構内へと入って行きます。どうやらSLニセコ号とグルメ・温泉めぐりツアーとを掛け合わせてバスツアーの乗客がここニセコから乗り込むようです。


(右手の方に大型バスが数台駐車中 乗客は1番線ホームに向かいSLを待っているようです)


(ちなみにJRニセコ駅はこのように洋風の建物になっています)

さて我々も、入場券を購入して駅舎に入ってSLを待つことにします。2番線ホームとをつなぐ渡り廊下の上から入ってくるSLを撮ることにします。


(1番線のホームの端では数名のマニアがカメラを構えています)


(定刻通りSLニセコ号が到着です)


(ホームには乗客とSLマニアでごった返しています)


(渡り廊下からホームに降りると身動きできないほどの人ごみ)


(ホームの先頭も機関車を撮ろうとするマニアでいっぱいです)


(ピーと言う発車の合図と乗務員の警告でカメラマンは一斉に後ろに下がります 黒い煙を吐いて動き出しました)


(噴煙を上げながら黄色いニセコ大橋の下を進んでいきます)


(次の停車駅昆布に向かって進んでいきます)


(よく見ると、カーブの先の道路沿いで車から撮影しているファンが見えます)

以上で本日のSLニセコ号の追っかけ撮影は終了です。駅舎を出ると、SLを降りた乗客やファンたちがハローウィンのかぼちゃやユニークな形の駅舎をバックに記念撮影しています。横から撮影させていただきました。


(かぼちゃが二人を見つめています)

時間は12時過ぎ、途中で昼食を取って午後は有島武郎記念館周辺で撮影です。そして、小樽に戻る途中メープル街道沿いの紅葉を撮影しましたが、機会があれば撮りあげたいと思います。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
SL撮り・・・ (嵯峨)
2012-11-13 06:40:48
竹藪登り、ご苦労様でした。やはりSLは噴煙と蒸気がいっぱい出る所が絵になりますね。
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読み返してみると… (紅露)
2012-11-13 09:41:47
誤字脱字のオンパレード、恥ずかしい。あわててアップして読み返していませんでした。
SL撮影はやはりマニアが多い撮影スポットで撮るに限りますね。機関士も白煙のサービスをしてくれるので。来年の教訓にします。
過日の積丹ツアーお疲れ様でした。積丹観光は今日プリント予定で、今回のツアーから2点取り上げます。バッティングしないといいのですが…
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SLの思い出 (わいんの風)
2012-11-14 14:29:07
撮影ご苦労さまでした。
子供の頃 山国信州では登り坂がきつくD51が主流でした。
急坂を黒い煙を出してゆっくり登る姿は忘れられない思い出です。
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そういえば… (紅露)
2012-11-14 15:04:38
道内を走るSLのほとんどがC11機関車ですね。私が勤務したての頃は(S41年ころ)小樽から札幌に通うのにSLD51に乗って通勤した記憶があります。トンネルに入る都度、あわてて窓を閉めたものでした。
当時小樽ー札幌間1時間かかりましたが、今は快速電車で30分、便利になりました。D51懐かしいですね。
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塩谷の撮影スポットでは… (yotuti)
2012-11-14 15:22:21
あほらしいほど相当体力を消耗しました。おまけにレンズフードを紛失してしまうし…。このくだり痛いほど分かります。私も同行し初めての体験での撮影でしたが帰りには
笹に足を取られ転倒、嫌というほど尻もち付き腰を痛め…。いろいろと同じ思いをしたのですね…。でもこの日の撮影会は楽しい思い出となりました。
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SLの撮影は… (紅露)
2012-11-14 16:45:40
マニアが集まるポイントが一番ですね。機関士のサービスもいいし…、ただみんな似たような写真になってしまいますが。フォトコンには不向きかもしれません。
帰りの倶知安大和で撮った画像はぴか一、犬も歩けば棒にあたる、何が幸いするかわかりません。腰の痛みも忘れるほどだったのでは?
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お疲れ様♪ (kozuka)
2012-11-14 23:04:15
SL号を追いかけて…とは  皆様の時間との戦い奮闘ぶりがに浮かび 笑っちゃいけないのに…チョッと(*^_^*)   貴重な お写真を 一枚一枚に敬礼しながら拝見して居ります。   
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笑って… (紅露)
2012-11-15 09:18:54
ください、このドジな話を。滑って転んで、部品までなくして撮った画像がこの程度。やはりSL撮影は、みんなが集まるスポットで撮るに限ります。
フォートピアの写真展、ご高覧感謝します。やっと今日で終わります。気乗りのしない写真展、ホッとしています。いつか、第2回目の個展をと思っていますが…
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