紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

冬の情景…その1

2017-01-30 10:48:42 | 写真

                <冬の積丹海岸は荒波と風雪に見舞われ… H23年積丹町観光フォトコンテスト準グランプリ「冬の浜辺」>

 

1月27日(金曜)には雨が降るという、真冬には珍しい天候。その前1週間ほどは連日の真冬日で、しかも小樽では滅多に記憶のないマイナス13度を記録。毎朝続けている犬の散歩も、リード線を持つ手がしびれるほど。イヌも寒いのか、ひっきりなしに立ち往生。途中でUターンして戻ってしまうほど。ならば前回失敗した樹氷を撮りに行けばいいのでは、とお思いでしょうが、いかんせん曇り空&小雪の毎日。

ということで、ブログのネタも尽きかけてきましたので、過去の画像を引っ張り出して辻褄を合わせることに…出来る限りブログ未掲載の古い画像を選び出しました。出てくること、出てくること、なので数回に分けて掲載することにしました。今回の画像は、平成10年前後に撮影したフィルム画像と平成20年前後及び近年撮影したデジタル画像が混じっております。

 

☆生まれ故郷の雨竜町は、極寒の地
雨竜町と言っても内地の方には場所がわからないでしょうが、旭川に近い内陸で、滝川市の隣町です。その間に石狩川が流れています。内陸なので冬は-20度も珍しくありません。滝川の高校にバス通していた折も、ウサギの毛の耳輪(当時はこれが普通で、学生帽着用だった)をしていても耳が凍傷によくかかってました。


石狩川堰堤下に立ち並ぶ木々。ハサギ(稲架木)として農家の方が植えたんでしょうか?ハサギと言っても最近の方は「それ何だ?」かも。稲刈りのあと数日間ほど稲を乾燥させるため木棚のことを言います。いまでは稲刈りも脱穀も乾燥もすべて自動化されていますのでハサギは過去の遺物。

 


堰堤そばのリンゴの木かな?



上の三枚の画像は、青味を強調するためにタングステンフィルム(ポジ)で撮った画像です。

 


雨竜町と滝川市江部乙町の間を流れる石狩川には、江竜橋がかかっています。橋のたもとの立ち木も樹氷で真っ白です。

 


堰堤そばのバス停では老婆がバス待ち。時間があるのか雪に腰を落として待っています。

 


滝川市江部乙町の丸加高原展望台です。春は菜の花が、秋はコスモスが一面に咲きます。

 


同じく丸加高原で撮影した画像。

 

☆積丹の冬の海は…夏の積丹ブルーから一転して鈍色に変わる
積丹の冬は何度も撮影に行っておりますが、平成22年2月に写友と行った撮影が一つの転機になりました。 フォトコンでGETしたミラーレスカメラ(OLYMPUS E-P1)を初めて使ったこともありますが(標題の画像)、冬の厳しさを知った撮影でもあったからです。当ブログ「北の大地・夢空間」をはじめるきっかけにもなりました。


積丹町婦美付近の原野で車を止め撮影しました。内臓ストロボを発光させて数枚撮ったうちの1枚。H21年積丹観光フォトコンテスト優秀賞「冬の立ち木」となりました。

 


荒涼とした浜辺で投げ釣りしている方がいました。

 


積丹からトンネルを抜けて神恵内村に入って赤石を過ぎたところの国道わきにある「中滝」

 


滝の飛沫が凍って、このような異様な光景となりました。

 


上を見ると、尖ったツララが落ちてきそうで、恐怖感がわいてきます。

 

☆厳冬の石狩浜は突然の猛吹雪に見舞われ…
前回のブログでも触れましたが、4年前の1月にも石狩浜の撮影に来ております。小樽を早朝出たときは日の射す好天でしたが、 石狩浜に近づくに従って猛烈な吹雪になってきました。浜に着いた時には…

 


一寸先は闇ではなく、全くのホワイトアウトの状態。

 


海岸の防波堤は、陸地から海に向かって、まさしくブリザード状態。風にとばされた雪が高さ2mほどの防波堤を超えて、噴霧となって海に飛んでゆく。

 


しばらくするとブリザードは止んで小雪が舞い散る。転落注意の立て看板も潮風で錆びれて読めない。


50mほど離れた入り江の波打ち際まで凍っている。波の揺れで大きな蓮氷となっている。 う~ん、何かのフォトコンで入選した記憶があるけれど…

 

まだまだ内地の方には珍しい光景の画像がありますが、次回以降にご紹介いたします。




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