デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

望遠試写

2020年10月27日 | OLYMPUS
さっそくSH-1の試し撮り。外観は高級なコンパクト、だけどセンサーはデジカメでは最も小さい1/2.3型CMOS、でもそのおかげで25mm~600mmという24倍ズームレンズが、この小さな筐体に収まってるんですよね。流行りの超解像ズームで1200mmまで撮れるらしいけど、どのくらいまで解像してくれるのか、今日はズームを試します。

まずは公園のキンモクセイ
天気は曇り



光学最大600mm



超解像ズーム



次は道路反対側のキバナコスモス
以下ズーム倍率は上記同様です







う~ん とりあえず写ってはいるし、手振れ補正も優秀だけど、輪郭とか、立体感とか、発色もいまひとつだなあ。曇りのせいもあるけど、デジタルズームじゃこのくらいが限界なのかな。

次は建造物 長池見附橋 またまた曇り



欄干の字が読めそう



デジタルズームなら楽勝



花とは違って、発色の気にならない被写体ならそこそこ使えるかもしれません。合焦も手振れ補正もコンデジにしては優秀だし、でも試し撮りでもない限り、こういう写真を撮りたいと思うことはあまりありません。最後は晴れた日に試したくて出かけた快晴の多摩センター、ベネッセタワーにチャレンジです。空のオリンパスブルーにも着目してください。



少し近づいて狙いを決めて



狙いは軒下のBSアンテナ



アンテナの字も読める



晴れた日の方が少しは鮮明な画ですね。でもやっぱり望遠鏡持っててよかったくらいのレベルのデジタルズーム、写真としては光学600mmまで、晴れの日限定かな。しかも遠景専用で、鳥とかスポーツとかの動き物にはちとキビシイかも。最後は今夜の月齢 9.8の月をデジタルズームで、Pモードで撮れちゃうのはすごいけど、案の定輪郭が。



最近のパナやキヤノンのズームコンデジの方がより高倍率で画もきれい、やはりデジタルは日進月歩、6年前のコンデジじゃ敵わないのも無理ありません。ところが・・・、このカメラのズームには他社にはない素晴らしい秘密がありました。負けっ放しじゃ終われない、その話はまた明日。



集大成

2020年10月26日 | OLYMPUS
オリンパスが今年6月にカメラ事業を分社化、譲渡したのはご存知のことと思いますが、コンパクトデジカメの分野で言うと防水防塵のToughシリーズを残して、いち早く終結し、2016年以降新しい製品を発売しておりません。1996年以来、CAMEDIA、μ、STYLUSなどのブランドで親しまれ、銘機も粒ぞろいだったので惜しまれることです。

今日はその最終シリーズ、スタイラスSH-1の写真です。厳密に言うとSH-3がオリンパス最後のコンデジなんですがまだまだプレミアム価格なので、一番安いSH-1をコレクションに加えることにしました。姿、形は3も1も一緒ですから。

デザインは一世を風靡したミラーレス機
PENシリーズを踏襲しています



軍艦部、底面はアルミ合金



シャッター、ダイヤル類もアルミ製



質感の高いシンセティックレザー
E-Mシリーズと同じみたい



型番はここに小さくSTYLUS SH-1



EM-D譲りの5軸手振れ補正
5-AXIS IS



オリンパスお得意の
アートフィルターモード搭載



そしてUZの系譜 24倍ズーム



1cmスーパーマクロも健在です



Wi-Fiボタンも付いてる



高級コンデジと言うとレンズやセンサーが高級で、画質がいいカメラというのが定番ですが、このカメラまずは器が高級、安っぽさはありません。そしてその中に今までのオリンパスデジカメの技術が注ぎ込まれていて、まさしく集大成と言えるカメラです。キャンディーズのラストシングル「微笑がえし」みたいな。果たして写りはいかに、試写の写真はまた後日。


慈照寺庭園

2020年09月22日 | OLYMPUS
娘に送ってもらった京都シリーズも今日で最終回、ラストは日本文化の基、慈照寺庭園です。私が思うに義政は武士、将軍としては三流ですが、芸術センスはなかなかのもので、ここ銀閣寺にはその後の日本画、茶道、華道、庭園の基が詰まっています。

まずは本堂の木戸の絵
作者は判りませんが狩野派のはしりかと



本堂に続く東求堂には日本最古の茶室



書院造りの原型です



そして江戸時代に整備された庭園 



向月台と銀沙灘



誰もが子供の頃に砂場遊びで作ったプリンみたいな向月台ですが、ここに登って月を眺めたのでしょうか。おそらく昨日の高台か、観音殿の2階からみて、銀沙灘というさざ波に浮かぶ月を模したものではないでしょうか。





そして他の大名屋敷などに大きく影響を与えた



池泉回遊式庭園



ここも紅葉の季節が楽しみです



このように東山文化を残した義政ですが、やはり将軍の力の無さが災いし、その後京都は戦火に見舞われます。ここも観音殿と東求堂を残して焼失してしまうことになります。


祖父がライバル

2020年09月21日 | OLYMPUS
今日は足利8代将軍義政の創った銀閣寺の写真です。ご存知の通り3代将軍義満の創った北山金閣寺に倣ってか、対抗してかはわかりませんが、孫の義政が東山に創った寺院です。祖父の権力の象徴、絢爛豪華な金閣寺とは対照的に、わび、さびを重んじた落ち着いた造りになっています。確かに実際に居住するには金ピカじゃ落ち着かないし、すべりそう。義政の銀閣寺の方が地味ですが、実用的だと思います。





銀閣寺垣



庫裡の向かい側には



いきなり銀閣 本名観音殿



これも国宝 東求堂



ここのもう一つの特徴は寺院の東端に高台があること。庭園から山すそを登る月を観望したり、高台の上から寺院、庭園を見渡したり、娘も登ってみたようです。



銀の鳳凰もよく見える



途中には湧水も合って



そこからは寺院だけではなく



京都市街まで見渡せます



順路に沿って下ります



また湧水が 洗月泉



そのまま進むと



教科書で見た構図に出会えます



祖父に負けじと東山文化の礎を気づいた義政ですが、皮肉なことに銀閣寺の完成を待たずにその生涯を終えてしまいます。本名の慈照寺は義政の法号から名付けられました。権力があってもなかなかうまくいかないもんですね。


吾行く道を吾は行くなり

2020年09月20日 | OLYMPUS
南禅寺境内を半ば強引に横断した琵琶湖疎水を遡ると、その水路沿いにのんびり歩きたくなる道があります。それが哲学の道、その昔、京都の哲学者である西田幾太郎や、その弟子らが思索にふけりながら歩んだことから、その名前で呼ばれるようになったそうです。

まだ紫陽花が残る季節



西田幾太郎の歌碑



人は人、吾はわれ也
とにかくに吾行く道を吾は行くなり

花も咲き



水よどみなく



お洒落なオープンテラスの
店の屋根に狸が



水路も



道も続きます



郷愁誘う木造りの家や



歴史を感じる煉瓦の塀を過ぎると



哲学の道



少し先が開けてきて



銀閣寺橋



渡って進むと



慈照寺山門が見えてきました



明日は慈照寺 銀閣です

水路閣

2020年09月19日 | OLYMPUS
今日はあまりにも有名なフォトジェニック、南禅寺水路閣の写真です。なんでも明治時代に琵琶湖疏水建設のためにどうしても南禅寺の境内を通さなければならない、ホントかな?他のルートはなかったのかな?境内に川を通すわけにもいかないから煉瓦造りの水路橋を築いたとのことです。今でこそ和洋折衷、新旧混合の他に例を見ない歴史的遺構になっていますが、京都でも格式高い寺院の境内にこんなものを造ることが許可されたことにまず驚き、今の景観を想定して作ったわけじゃないだろうに。







見てるとなんか古代ローマの遺跡に見えてきませんか。現代なら地下を配管で通すのでしょうが、明治時代の技術がローマ時代からなんら進化していないことにまた驚き。







いちばん驚いたのはそのネーミングのセンスのよさ。閣なんて言葉は2階建て以上のりっぱな御殿に使われる言葉なのに、楼閣とか天守閣とか。人も住まない水路に閣の字を付けちゃうなんて、京都で言えば金閣とか銀閣と同等の扱いということですよね。名前を付けた人は将来のこの荘厳な景観を予見していたのか、それとも閣を付けるほどの恩恵が当時あったのか、まさか観光名所になってから名付けられたのでは。気になって名付け親をネットで調べたのですがよくわかりませんでした。そういえば陸蒸気って名付けた人もセンスいいなあ。明治の人は名前つけるのがうまい?

橋をくぐると南禅院の門が 和洋折衷ですね



新緑もきれいですが



紅葉の頃はもっときれいなんでしょうね



最後にいちばんポピュラーで
フォトジェニックな合わせ鏡の図



今なお、現役の水路として
毎秒2tの水が流れていることにまたまた驚き



洛東 南禅寺

2020年09月18日 | OLYMPUS
娘から届いた京都の写真第二弾は、数あるお寺の中でも格式高い京都五山のひとつ、洛東の南禅寺です。ここも重要文化財の三門、国宝の方丈庭園、水路閣などなど見どころ盛りだくさんなところなので楽しみ、楽しみ。まずは法堂に向かう参道から、紅葉で有名なところです。



両サイドの木々も美しい





今尾景年翁画龍碑



法堂が見えてきました 葉も気持ち色づいて



ここではたと気づき、あれっ山門は?通り過ぎちゃったのかな、もう一度もらったLINEのアルバムを見返してもそれらしき写真はありません。撮らなかったのかな。

気を取り直して法堂へ





横の紅葉と



石灯籠



さて次は国宝に指定されている方丈庭園と思いきや、その写真もありませんでした。はは~ん、わかったぞ、拝観料かかるところは行かなかったんだな。ここは寺全体でいくらではなくて、施設ごとに拝観料取りますからね。まあ拝観料払うところは秋の紅葉にとっておいたのでしょう。せひ次回は紅葉の季節に三門からの絶景を撮ってきて欲しいなあ。

写真はおもむろに水路閣へ



明日は水路閣の写真です

清水スナップ

2020年09月17日 | OLYMPUS
清水寺最終日は有名処のスナップ写真、見どころ満載の清水寺の一部ですがカテゴリー別にまとめてみました。まずは一番気になるパワースポットから、一昨日の音羽の滝だけでも充分なパワースポットなのに、他にもたくさんありまして。こんなにあるところは珍しい?

まずは朝倉堂、仏足石


拝むと犯してきた罪が消えるそうです


本堂に続く道を進むと現れるのが


出世大黒天 ありがたや

最近のゆるキャラに見えなくもない

次は本堂、健康、厄除けにはふれ愛観音


百体地蔵堂 亡くした子供に逢えるとか


縁結びには地主神社


手水舎の龍も精悍


次は灯りコレクション


昔は油だったのに


今はパナのLED


続いて苔灯篭






最後はまだ改修中の舞台


梅雨空に霞む京都市街


産寧坂方面 何度も言うけど
こんなに人のいない東山は見たことない


朱が眩しくて

2020年09月16日 | OLYMPUS
娘にもらった清水寺の写真を見て、20年くらい以前に訪れた私にはなぜか違和感が拭いきれなくて。その原因は平成の大改修で塗りなおされた朱色。昔はかなりくすんでいたのに、今は鮮やかに塗り直された目に強烈な朱色です。今日はそんな眩いばかりの朱塗りの建物を集めてみました。

仁王門


三重塔






シンボルの三重塔はほとんど塗装は落ちて木の色だったのですが、昭和塗装修理のときに建立時の朱色に塗られて、今回の改修でさらに再塗装されたのだそうです。その前は八坂の塔みたいな塔だったとのことです。となると私が中学の修学旅行でみたときには朱色じゃなかったということですが、さすがにそこまでの記憶はありません。

経堂




田村堂




阿弥陀堂






子安塔


平成の前の大改修はなんと江戸時代寛永年間とのこと、実に400年ぶりの大改修です。こんなに鮮やかな朱色では真新しすぎて歴史の重みは感じませんが、建立時の景観が再現されることで、
平安時代の人たちと同じ景色を眺められるというのも一興ですよね


三つのお願い

2020年09月15日 | OLYMPUS
どうも日曜の夜は週の疲れからか睡魔が押し寄せて、昨夜も更新せずに寝てしまいすみません。今週も「乃木工」は録画で見るはめになりました。睡魔の理由はもうひとつ、自らの充電期間中に娘が写真を送ってくれたのはとても有難いのですが、その数なんと200枚以上ありまして。それを1枚1枚見て、場所の限定、写真の選定をしているうちに、どうしようもない眠気に襲われてしまったというわけで。

しばらくは娘の写真にお世話になりますが、自分で撮った写真ではないので推量と自己流の注釈になりますのでご了承ください。今日は清水寺の名前の由来、清めの水の写真です

本堂裏手の


ぬれて観音からスタート




ふれ愛観音


坂道を下って


もみじや


紫陽花の小径


小さな神社を抜けると




音羽の滝


3本の流れには


それぞれ別のご利益があって


左から学業成就、恋愛成就


一番右が延命長寿だそうです


どれも人間ならではの願い?欲?ですよね。じゃあ3本とも飲んじゃえばってわけにはいかないようで、どれか1本を選んで飲まなきゃご利益が無いそうです。滝と言っても人口の滝だから、参拝の人が欲張りにならないよう、あえて3本に分けたのかもしれませんね。全部叶えたいなんて仏様は許さんぞってことでしょうか。それにしてもこんなに誰もいない音羽の滝は初めて見ました。今なら全部飲めるかも。