デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

自然のままに

2022年05月31日 | Canon
自然教育園は昨日ご覧頂いたように、よく言えば手を加えずに自然のままに、悪く言えばほったらかし、草も木も生え放題、伸び放題です。多摩丘陵でも多摩川の河原でも、こんなにいろいろな草が生えているところは最近お目にかかれない。手で植えられた花もないから、仕方ないから草を観よう、でもよく観ると草も葉も面白い形をしてました。

遊歩道以外は
足の踏み場もないくらい



扇風機みたいな草



なんかとげとげしい葉だけど



なぜか互い違いに葉が生えてくる



異様にてかってる葉の間から



新芽なの?それとも違う葉?
どこまでが同じ種類かわからない



緑の花に見える葉



池への矢印 羊歯



美しい羊歯をボカシてみました



ちょっとボカし過ぎました



そこらじゅうの葉を一枚一枚丹念に見ていると、大きめの葉の裏にカタツムリ、へえー久しぶりにみたな。でもいくら待っても動いてくれず、角出せ、槍出せ写真は撮れませんでした。残念。



中には秋を先取りした葉も





最後は秋が楽しみなモミジ




葉もなかなか面白い




都心の密林

2022年05月30日 | Canon
今日からは庭園美術館のお隣、同じ旧白金御料地敷地内にある国立科学博物館附属自然教育園の写真。名前はお堅いけど自然のまま放置された林、手入れの行き届いた 庭園美術館とはうってかわったところです。でも都心の真ん中にこんなところがあろうとは・・・。

そこは昼なお暗く



こんな道が続きます



倒れた木も放置



朽ち果てた木も放置



空が見えません



空を埋めつくすのはモミジ





木漏れ日が葉影を幹に映して



秋もきれいなんでしょうね



旧白金御料地は
天然記念物に指定されています



江戸時代は高松藩の下屋敷
名残の「物語の松」





もう1本「おろちの松」は
倒れてしまいました



これもそのまま放置





これも大名庭園の名残
「ひょうたん池」



ここも自然の成行任せ



浮島らしいものが
当時を偲ばせる



カワセミもくるらしい



洗練された旧朝香宮邸とは真逆の自然教育園、美術館巡りをした足でそのままハイキング、森林浴が楽しめます。旧白金御料地はひと粒で二度美味しいところ。





アール・デコって?

2022年05月29日 | Canon
庭園美術館でほぼ初めてアール・デコに触れ、館内で様々な装飾品を観てきたけれど、結局アール・デコって何?
案内文を読むと、20世紀になって工業が発達し、新素材の登場、加工力の向上などがもたらした装飾様式の総称と言葉の説明はあるけれど、他所に行って、装飾品を観てこれはアール・デコ、これは違うと判るほどの見識はなし、うまく説明もできません。ブログのアンチョコ用に撮ってきた説明文を載せておきますので、気になる方はご覧ください。



最終回の今日は新様式や新素材に目を向けた館内のスナップ。アール・デコは美しい装飾だけではありません。金属を鋳造、加工して作られたラジエーターカバーから。

熱帯の海を表現



これは青海波かな 鳥も飛んでる




次はお風呂 来賓用の洗面台



ユニットバスの原型か



蛇口も湯水混合



階段の手すりにも
木をくりぬいた装飾と



足元を照らす圓窓



ロフトみたいな書庫の



隣室は書斎



現代でも使えそうな
一人用ソファーセット



ガラスが組み込まれた高級机



飾り棚の中にはルネ・ラリック作の



カーマスコット《勝利の女神》






大食堂

2022年05月28日 | Canon
wakoslowstep様、コメントありがとうございます。私も初めて訪れた庭園美術館、名立たる名画があるわけじゃなく、当時の皇族の暮らしぶりがそのまま芸術作品で、美術館になっていることに驚きました。さらに100年近く経っているのに、その保存状況にも驚かされます。

さて旧朝香宮邸の写真もクライマックス、今日は1階の主室の写真です。まずは入口すぐ横、第一応接室。よくポスターにもなる有名な部屋ですが、まさに絵に描いたような部屋でした。



続いて隣 小客室



暖炉も豪華



その隣 大客室
前出のシャンデリアが輝く部屋



昔の写真もありました
今とほとんど変わらない



そしていちばん人気は大食堂



他の客がいなくなるのを
待って撮影開始



カウンター
植物を施した壁面は
レオン・ブランショ作



暖炉の壁画は「赤いパーゴラと楽園の泉」
アンリ・ラパン作



この大食堂は
来客との会食に使われました



少し違和感を覚えるのは
食物より書物が多い



読書しながら食事したのかな



いずれにしても円形に張り出した窓からみえる、緑を眺めながらのティータイムはきっと格別なんだろうな。



アール・デコ ペンダント

2022年05月27日 | Canon
朝香宮邸の照明器具、いちばん数が多かったのは吊り下げ式、ペンダントライト。朝香宮邸はその設計をフランス人に委ねただけでなく、家具、照明器具もフランスからの輸入品。この部屋ごとに違う照明も当時のフランスの潮流、アール・デコの影響を受けたものなのでしょうか。

まずは1階大広間



ペンダントというより
シャンデリアですね



これも応接につけられた



シャンデリア風の一品



寝室や廊下も





それぞれ違う





ガラス面の装飾も手抜きなし





ここからはちょっと変わり種
複雑なちえの輪も



真下からは円が2つ



細かい金細工も施され





布製のカバーも





星形のステンドグラス
天井に色を映す





葡萄の房のようなガラス球



細かいディンプルが刻まれて



まるでゴルフボールのよう






アール・デコ 照明

2022年05月26日 | Canon
sarugado様、コメントありがとうございます。私もアール・デコなるものをマジマジと見るのは初めてで、興味本位でいろいろと撮ってきてしまいました。今日の写真はその中の照明器具。照明器具とひとくちに言っても、吊り下げ式、埋め込み型、スタンドなどいろいろあって、最低でも部屋の数は必ずある。今日は埋め込み型とスタンドの写真です。

まずは1階大広間天井



よく見るとひもが付いている
これで消すのかなあ



そして大食堂の天井には



ルネ・ラリック作の



ガラスに彫られた果実




2階大広間には円形



中央に磨りガラスのカバー
間接照明効果か



まるでUFOだな



満月のような真円度



模様が入ったものも



円筒型



続いてスタンド型
これは寝室用かな



階段の手すりと天井をつなぐ



大きなものの



最後はシュナイダー社製の
フロアランプ



優しくあたりを照らします



その姿はまるで真珠のよう



明日は吊り下げ式 ペンダントです





レースのカーテン

2022年05月25日 | Canon
皇室の高貴な窓辺になびくのはレースのカーテン。純白のシルクを通して柔らかな日差しが注ぎ、5月の爽やかな風が吹き抜ける。今日はそんな窓辺の写真です。

柔らかな日差しが注ぎ




裾が風に揺れる





大広間にも



大きなレース



階段で2階へ



厚手がないところは
細かなドレープ



寝室にも



細かなドレープ



書斎には



いっそう高級な



フリル付き



小窓を開けると新緑が見える







往時の景観

2022年05月24日 | Canon
朝香宮夫妻はフランスに滞在中にアール・デコに魅せられ、帰国後、白金御料地にフランス人画家・室内装飾家であるアンリ・ラパンに内装設計を依頼してこの朝香宮邸を建てました。だから邸内至るところにアール・デコ調が散りばめられていて、今日は飾り窓の写真を集めてみました。

洒落た飾り窓





圓窓も



和室は寄木細工風



浴室の 曇りガラス



踊り場には大きめの採光窓



金細工のついた窓も



手作業で作るのでしょうか



続いて各部屋の主窓



天窓までかなり高い



窓からの景色は



ブローニュの森か





窓から見える中庭は



往時の景観



明日に続きます





アール・デコの装飾品

2022年05月23日 | Canon
いよいよ旧朝香宮邸内部に侵入というと聞こえが悪いが、チケットを購入して庭園美術館本館に入りました。玄関でいきなり目を惹くのはガラスに浮き出た女神様。



これはフランスのガラス工芸家、ルネ・ラリック氏の作品、ガラスレリーフです。ガラスなので背景の色や照明が変わると風合いが変わります。それにしても細かいところまで作りこまれていますね。



次室にあった香水塔、お部屋の消臭剤みたいなもの?説明には照明の熱で香りを漂わせたと書いてありました。それにしてもでかい香水だ。



円い天井、床のモザイクに
よくマッチしています



大広間のレリーフ「戯れる子供たち」



「女性と子供」



ロイヤルコペンハーゲンの
陶器の置物 ペンギン



「花文花瓶一対」高そう



そして今回のメイン
アール・デコの貴重書









細やかな装飾品と言えば、この館の奥様、朝香宮允子妃がお使いになられた品々も展示されていました。



パウダーケース「スカラベ」



コンパクトかな



電動式置時計「野ばらの花」



うさぎと



複葉機



数々の小箱







この小箱、最近どこかで見たことがあると思ったら、「皇女和宮展」に同じようなものがありました。天皇家の女性はこのような小箱を使うのでしょうか。それにしても小さい、マッチ箱くらいの箱。いったい何を入れて、赤い帯を締めるのでしょう。




アール・デコ

2022年05月22日 | Canon
さていよいよ旧朝香宮邸、庭園美術館本館へ、「建物公開2022 アール・デコの貴重書」なる展覧会が開催中。装飾性豊かなアール・デコの世界へとご案内いたしますって言われても、アール・デコって何?20世紀初頭に欧米で流行した建築様式ってことくらいは聞いたことあるけど・・・。



玄関には狛犬が



欧米にはないと思うけど



1頭は子連れ



書いてあった「アール・デコ」の説明は、欧米を中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向。幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などが特徴。建築様式だけじゃないことはわかったけど、漠然過ぎてますますわからなくなりました。

とりあえず外観チェック
建物裏の庭の方へ



庭に面した窓が多い
迎賓館だっただけのことはある



庭には松の木や



灯篭も 和も忘れてないんだ



和風テイストで撮ってみました



中央に動物らしき彫刻が
でも外からは入れません



室内から見ると
わざと歪ませたガラス越し



小さな点で曲面を作ってる
これも芸術か



中庭に出てみると
動物の正体は豹



カメラ目線なのが気になります



続きはまた明日