デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

粋な計らい 絵画編

2023年11月21日 | 博物館 展示会
アナザンスター様、コメントありがとうございます。こちらこそいつもご覧頂きありがとうございます。
昨日のカピトリーノのヴィーナス、大理石の彫刻なんですが、表面がツルスベ。2000年近く前の研磨技術の高さに、像の表面に触ってみたかった次第で・・・。もちろん触れてはいけない注意書きもありましたけど。

今日も「永遠の都ローマ展」公式ホームページからダウンロードした写真、絵画コレクションです。
ミケランジェロの設計で整備されたカンピドリオ広場にあるカピトリーノ美術館。紀元前から19世紀、ローマ2000年の歴史が収蔵されています。

教皇グレゴリウス9世の
肖像モザイク
ローマ教会の擬人像



ロムルスとレムスの発見



メロンをもつ若者



教皇ウルバヌス8世の肖像
聖母子と天使たち



絵画館コレクションが並ぶ



ボルセナの輪や肖像画硬貨も



絵画の写真は少なめ、他にもいい彫刻、絵があるので、お近くの方はこの機会に出かけてみてはいかがでしょうか。写真を頂戴したので、宣伝しちゃいました。公式ホームページは<https://roma2023-24.jp/>です。



粋な計らい 彫刻編

2023年11月20日 | 博物館 展示会
「永遠の都ローマ展」公式ホームページの粋な計らいとは、「東京展会場写真をダウンロードして来場記念、SNSなどにご活用ください」の一文。館内撮影禁止だったのに、館内の写真を惜しげもなく、しかもダウンロードできるなんて、しっかりダウンロードさせて頂きました。

まずはローマ建国神話の創造
カピトリーノの牝狼(前5世紀)



負傷した牝犬(前4世紀)



豹と猪の群像(1世紀)



続いて古代ローマ帝国の栄光
アウグストゥスの肖像(1世紀)



トラヤヌス帝の肖像(2世紀)



プトレマイオス朝皇妃の頭部(前1世紀)



女性の肖像





老女像(2世紀)



元々は巨像だったと言われる
コンスタンティヌス帝の巨像の頭部



コンスタンティヌス帝の
巨像の左手



コンスタンティヌス帝の
巨像の左足 色までリアル



そして今回の目玉
カピトリーノのヴィーナス



2世紀の作品だそうです



変な意味じゃなく
触れてみたくなる美しさでした



永遠の都

2023年11月19日 | 博物館 展示会
国立西洋美術館の企画展では「キュビスム展―美の革命」が、これも見たかったのですが、今回の上野公園訪問の目的は、東京都美術館の「永遠の都ローマ展」 。世界でもっとも古い美術館の一つ、カピトリーノの丘に建つカピトリーノ美術館が東京にやってきた、これは是非見に行かねばならぬ。

コンスタンティヌス帝の巨像



残念ながら館内は撮影禁止
やむなく館外をスナップ



煉瓦造りの建物



屋外には変哲の無い造形が並ぶ







オオカミに育てられた双子の兄弟
ロムルスとレムスの建国神話



今回の目玉は
初来日の「カピトリーノのヴィーナス」



ポスターでしかお見せできないのが残念

入口 ここから奥は撮影禁止



唯一撮影できたのが「モエシアの艦隊」



櫓を漕ぐ様子 精密な描写



もう1枚は馬上の闘い



闘う男の表情が勇ましい



これだけでは感動を伝えきれないけど、撮影禁止では仕方ない。この文章を書くためにあらためて公式ホームページを開くと、そこには粋な計らいが。その粋な計らいはまた明日。



スッキリ ! ?

2023年11月18日 | 博物館 展示会
上野公園は道1本隔てて、江戸時代から近代へ。東京文化会館、国立西洋美術館、国立科学博物館と近代建築の粋を集めた建物が並びます。

東京文化会館



国立西洋美術館



あれっ なんかスッキリしてる



以前は植込みがビッシリだったのに
(6年前の写真です)



なぜかスッキリ



The Thinkerのまわりも



やはりスッキリ



Hercules the Archer



Adamと



Eve



The Gates of Hell



エントランスが
広くなったように感じました






神々の園

2023年09月24日 | 博物館 展示会
百段階段~極彩色の百鬼夜行~最上階の部屋は神々の園。異界に誘われ、異界の縁を彷徨い、いよいよ現世を離れ常世の国へ。どんな神が待っているのでしょうか。



そこは意に反して



常世というより極楽浄土



ほっと胸をなでおろす



大団円の部屋でした



大島エレク総業
手掛ける空間装飾が



極楽浄土の蓮の花に見えてくる





壁には神々のお面



その前で金竜が咆哮する



名残惜しくて振り返る



和かな光が見送ってくれました


頂上の間

2023年09月23日 | 博物館 展示会
和のあかり×百段階段~極彩色の百鬼夜行~もいよいよ最後の部屋、「頂上の間」。今までの部屋は部屋の絵を手掛けた画家の名前だったのに、ここだけは頂上の間。とは言ってもここが1階、企画展中は開けられないけど、窓を開ければ普通に庭の立木が見えるらしい。しかも部屋の看板もちょっとショボい。



最後の部屋で、まず出迎えてくれたのが「越谷張子だるま」。ハナブサデザインの作品、だるまアートです。そもそも起きあがり小法師というオモチャに、中国禅僧の祖「達磨大師」が座禅を組んだ姿を描いたものですが、今ではダルマという名の方が広く知られている気がします。



一般的なダルマの下に



彩色されたダルマが並ぶ



千代紙が貼ってあるのかな



目が花



梅干しのようなダルマの



目は梅の花



歌舞伎調の隈取も





直線の多いものや



モノトーンのダルマもある



お土産売り場ではこんなダルマも売られていました。きっと今年はよく売れて、阪神ファンは目を入れたことでしょう。



明日はいよいよ最終回
神々の園です


希莉光あかり

2023年09月22日 | 博物館 展示会
maria様コメントありがとうございます。鏑木氏の絵でパッと浮かぶのは切手になった「築地明石町」ですが、たしかに美しい和風美人画ですね。

対岸の現世、現世の際にあるとされるこの部屋は、異界への誘いのような妖しい影、天井を埋めるアルファベットがお経のようにみえてくる。そしてその先にも異界への目印のように、ほのかな灯りが揺れる。

和傘あんどん



夢殿



たしか聖徳太子も



ここであの世と行き来したとか



いよいよ異界への入り口かというところに、胸撫でおろす安堵の光が、それが倉敷光作所製作の希莉光あかり。元々は岡山・倉敷美観地区でお盆に軒先に吊るされる倉敷切子灯篭。切子が希望と癒しの光を意味する希莉光になったそうです。





黒いテーブルに
その姿を反射させるものと









切込模様を中の光が映すもの









これぞ和のあかりの真骨頂ですね。お盆の灯篭がこんなに心和み、安心感を与えてくれるものとは思いませんでした。この灯りのおかげで、見物客もみんな現世に帰ってこれて、この部屋も救われた気がします。



対岸の現世

2023年09月21日 | 博物館 展示会
目黒雅叙園百段階段の部屋もあとふたつ、ここは清方の間、この部屋につけられたタイトルは対岸の現世、ということは最後の部屋との間には三途の川があるということか。



枯れ木がライトアップされていて



横に見慣れた植物の実 鬼灯



たんぽぽの綿毛





枝の下には水が撒かれ



雫を透して怪しげな影が浮かぶ



鬼灯が紅く光り出し



瓢箪の中にも火が灯る



唐辛子はまるで火の玉のよう



彼の岸の象徴 彼岸花



かんざし作家榮氏の作品
細いワイヤーに合成樹脂で膜を作る



梵鐘とおぼしきものが
周囲に和かな光を放つ



近づくと紙細工のようだ
精巧な組み方に驚く



部屋中央 アルファベットが
刻まれた円筒が



鏑木清方氏の天井画を英字で照らす



続きはまた明日



津軽びいどろ

2023年09月20日 | 博物館 展示会
今日も星光の間、ガラス器の続きです。心なしかこの部屋はお客さんの数が多い、やはり異界の展示物より美しいガラスの器の方が目を惹くのか、それとも他の部屋は暗いからお客さんが見えないだけかなあ。さて今日は皿、盃編、昨日もチラッと出た津軽びいどろの盃からスタート。









アジサイだそうです





ひまわりも



海かな 渦かな





これはよくわからない
人の顔にも見える



次は大皿



紋様が美しい



異界に吸い込まれそう



これも紋様も美しい
時空の歪みか



美しい器に気を取られ
天井画撮るのを忘れてた
板倉星光氏の四季草花



明日は異界に戻ります



水が紡ぐ詩

2023年09月19日 | 博物館 展示会
さて和のあかり×百段階段2023 ~極彩色の百鬼夜行~もちょっと箸休め。次の星光の間には著名なガラス工房の作品が並びます。水が紡ぐ詩か・・・たしかにガラスの器には水がよく似合う。今日はグラス編、なるべくローアングルで撮ってみました。





美しいグラスが光に浮かぶ



底に富士山が見えるグラス



欄間絵を入れようとしたら
人が通っちゃいました



これは廣田硝子の作品







これは琉球ガラス
しまんちゅ工房





他にもいろいろとグラスが並ぶ







テーブルライトもガラス製





やはり異界の気配なし
明日に続きます