デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

白き狐の世界

2023年09月18日 | 博物館 展示会
次の部屋は静水の間、部屋の名は画家橋本静水氏からとったもの、奥の間に黄檗丸洗いの床柱がある部屋です。しかし今はここも白き狐の世界。



これがその床柱
金箔押しの秋草も見事
光り輝くものが気にかかる



露出を落として近づいた



これは高山 しげこ氏の作品
「漉き紙の灯り」



月をモチーフしてるらしい
紙でできているとは思えない



横には陶芸で作られた妖怪たち





宝船に乗って



反対側には藍染花



フラワーデザイナー
米川 慶子氏の作品です





部屋の奥は薄に覆われ
欄間にも秋草図



薄月の下、白い狐が



異界へ招く




異界の四季

2023年09月17日 | 博物館 展示会
今日は草丘の間、欄間には四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれて、障子建具は非常に手の込んだ面腰組子の部屋らしいのですが、展示と照明でほぼ隠されて、今は異界の四季、サブタイトルは歌舞伎に観る四季。「藤娘」「紅葉狩り」など、歌舞伎の演目のワンシーンで四季が表現されています。



不気味な人形たちがお出迎え





これは造形作家
よねやまりゅう氏の
異形の妖怪たち





部屋中央には七夕飾り作家
櫻井 駿氏の作品



表が龍で、裏は孔雀



壁に目を移すと



不気味な能面





その横には般若面が
紅葉狩り



夏の草花をあしらった反物と



吉原桜



最後は艶やか



藤娘



秋田杉の格天井と
花鳥図だけは見えました



部屋を進むごとに
徐々に不気味さが増してきた


鬼の住処

2023年09月16日 | 博物館 展示会
ひとつ上の階は漁樵の間、床柱に中国の漁樵問答の一場面が精巧な彫刻 で再現されています。室内はすべて純金箔、こんな絢爛豪華な部屋が鬼に占拠されるとは・・・。



薄暗い廊下を抜けると


青白くオブジェが光る



これはペットボトルアーティスト



本間 ますみさんの作品
孔雀の羽がみごと



格天井には四季草花図
欄間には五節句



床柱には漁樵の彫刻



徐々に部屋は赤くなり



一気に燃え上がる



なにかに怯えている様子



そこに鬼が現れて



怯えすくむ親子に



鬼が振り返る



部屋を炎が包み込み





四季草花図も五節句も



真っ赤に染まる



明日はまたひとつ上の部屋




異界へと続く道

2023年09月15日 | 博物館 展示会
さていよいよ各部屋の企画展へ、まず最初はいちばん下の十畝の間、荒木十畝による四季の花鳥画が描かれて、黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋だそうです。ちょっとここでまた疑問が、いちばん上の部屋が1階らしいので、七つ部屋があるからここは地下7階か?まあとりあえず入ってみました。



そこは青いライトに浮かぶ部屋



鳥居に亜熱帯の植物が絡みつく



下は水鏡に



青い光が水に揺れ



樹々の影が壁を這う



これが荒木十畝氏の花鳥画



暗いし青くて、よく見えない



傍らを彩るのは「籠染灯籠」



真鍮板の円筒に



浴衣生地の和柄模様



伊勢型紙がエッチングされた
内照式オブジェです



異界へ引き込まれそうな感覚充分
明日は「鬼の住処」です



階段の仕掛け

2023年09月14日 | 博物館 展示会
百段階段を昇降して少し不思議に感じたのが、昭和初期の古建築物、そしてその時代を彩る画家たちの荘厳な装飾絵、これだけで充分お金が取れるだろうに、なぜ手間をかけて企画展を開催するのでしょう。ホテル側の粋な計らいで、見に行く方としては一挙両得だけど。その細やかな演出は部屋に入る前の階段にも施されていて、企画展に臨む気持ちをいっそう高揚してくれます。

まずは当時のトイレ



窓には怪しい影が
置物は当時からのものか



そして横の小窓の隙間から



鬼が覗く



入口の無い部屋にあかりが灯り



不気味な金魚ちょうちんが
風に揺れる



笹の葉の間から狐の面が



こちらを睨む



この小部屋には



新潟県の長岡花火を
モチーフとした「かみはなび」





そして天井には



紙細工の魚が泳ぐ



網目を映した影が



魚のうろこのよう



長押の角を黒猫が歩く



明日から各部屋に入ります




夜の入り口

2023年09月12日 | 博物館 展示会
MOMO様、ナイスなリアクションありがとうございます。私もお呼ばれでしか行ったことないので、今回初めて知ったのですが、今までお見せしたところは全て無料、宿泊も飲食も必要ありません。お呼ばれじゃこんなにゆっくり見れないし、もちろん冷房も効いているので、涼みにいくのもいいかもしれません。

さて私は涼みにだけ行ったわけじゃありません。本来の目的は東京都指定有形文化財「百段階段」で催されている「和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~」。今年のテーマは百鬼夜行、貴重な文化財で妖怪たちに逢ってきました。

百段階段に向かう
エレベーターも螺鈿細工



中の方が装飾がすごい
出迎える唐獅子牡丹



隙なく施された
螺鈿細工の扉が開くと



そこは夜の入り口



現れたのは金魚ちょうちん





鳴り響くのは



小田原風鈴と



江戸風鈴



風鈴の音色の先に忍び寄る気配



その先に伏見商店の
名古屋ちょうちんが並ぶ







仄暗い提灯の列が



延々と続く



どこに連れていかれるか
少し不安になるほど



明日は百段階段です

買うてくれえ

2023年09月08日 | 博物館 展示会
アナザンスター様、コメントありがとうございます。私も恐竜を見に来たのは久しぶりで、かなり昔に行った上野の科博の常設展示でした。こういう企画展は初めてかも。

DinoScience 恐竜科学博2023最終回は、館内の飲食店とお土産ショップの写真。恐竜の化石を見ながら酒を飲む、その心境はよくわかりませんが、滅多にできない体験だとは思います。

口の中に見えるのが
CAFE&BAR
Dino Terrace LANE & STAN



閉館時間も迫っていて中には入りませんでしたので、入口に飾ってあった恐竜の卵ドリンクの写真だけ。手前がティラノサウルス味で、奥がトリケラトプス味、ってどんな味?



レイトチケットで入ったナイトミュージアム。カップルや仕事帰りの人は多いけど、子供はほとんどいません。そのせいかお土産コーナーは無人。



どれどれどんなものがあるのかな
買う気はないけど・・・。



ひとつも売れてない気が・・・



化石のパズルか



内臓まであると
理科室の人体模型のよう



やはり主流はぬいぐるみ



闘っていた二頭も仲良く



餌を欲しがる
燕の雛にも見えるけど



なんか買っていけと
言われてるようにも見える



そして買うてくれの



大合唱



棚の上からも睨まれる



すみません
何も買わなくて・・・


レイン VS スタン

2023年09月07日 | 博物館 展示会
DinoScience 恐竜科学博2023もクライマックス。トリケラトプスの子供に襲いかかろうとするティラノサウルス「スタン」。子供の前に敢然と立ちはだかる親トリケラトプス「レイン」。現代で言うとライオン対バッファローみたいなものでしょうか。雌雄決するとき・・・。

ちょっとその前に、私も今回知ったのですが、同一個体の化石には愛称がつくんですね。「レイン」は2002年に北アメリカ西部で発掘された、最も完全に骨が保存されているトリケラトプス。皮膚も確認されているミイラ化石だそうです。対する「スタン」は1992年にサウスダコタ州で発掘された、ほぼ完全に頭骨が保存され、7割近くの骨が揃っているティラノサウルスだそうです。

まずはレインの雄姿から



全長7~9m 体重6~10t



正面から
両耳が光ってピアスみたい



横から角を光らせて
口から泡を吐きだして



草食恐竜らしく緑に燃え上がる



対するは姿勢を低くして狩猟モードの
ティラノサウルス「スタン」



大きく開いた口



後ろに回ってみました
全長11m~13m 体重6~9t



振り上げた尻尾は天井に届き



肉食恐竜らしく





真っ赤に燃え上がる



そして対決のとき





二体の対決に邪魔が入ったので



消しゴムマジックで消してやるのさ



スマホで撮ってるみんなも



消してやるのさ



消しゴムマジックって
初めて使ったけど、スゴイですね
指でなぞっただけで消えました



忍び寄る影

2023年09月06日 | 博物館 展示会
恐竜科学博には躍動する骨格標本だけでなく、普通の博物館のように棚に陳列されている標本もあります。中には知ってる恐竜もいて、見入ってしまいます。



伝説の竜のモデルと言われる
ドラゴレックス



頭の固いアンキロサウルス



頭の禿げたパキケファロサウルス
頂点を光らせて



水辺のギャング ガー



触れる化石もありました
大腿骨でしょうか



今回の主役 
トリケラトプスの子供



成体も



そして敵役 ティラノサウルス



顔の正面から



下あご 鋭い牙



夢中で陳列棚を見ていると
後ろに動く気配が



トリケラトプスの子供が
壁沿いに歩いてました



追うように巨大な影
ティラノサウルス



明日は両雄が対峙します



白亜紀アクアリウム

2023年09月05日 | 博物館 展示会
恐竜科学博では白亜紀の海の様子も再現されていて、海に棲む恐竜たちの化石も躍動していました。恐竜の世界は弱肉強食、ここニオブララ海でも追いつ追われつの捕食競争が繰り広げられています。

逃げ惑う小魚たち
化石だから仕方ないけど
食べられる前から骨なのは面白い



追いかけるのは首長竜
エラスモサウルス



世界初公開の幼体の骨格標本



今にも追いつきそう



海底では亀が静観



亀の甲羅ってほとんど骨なんですね



これも何かを追っているのか?



いや追われていました



追っていた尖った牙の正体は



食物連鎖の頂点 モササウルス



捕食寸前です



海底には殻に閉じこもった
アンモナイト



陸と海の境では
ワニのような恐竜が



亀を狙う



現代の海にいなくてよかったですね