アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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ブライダル・フェアで

2009-12-21 08:47:08 | Weblog
先週ユミコのために“ブライダル・ウォーキング”のプライヴェート・レッスンをしましたが、昨日は都内某所でデモンストレーションをさせて頂きました。
これから挙式を控えたカップルに、ドレスで綺麗に歩くコツや、男性の腕のポジション、“プリンセス・スタイル”のお辞儀の仕方などを見てもらったんですよ。
衣装合わせをすませたカップルの女性は、
「裾を蹴るように歩いて下さい」
というアドバイスを受けてはいるんですね。
そこで、裾を蹴るように歩く“勘違いの例”と“良い例”とでモデルさんに歩いてもらいます。
“勘違いの例”では、ドレスのスカートがバクバク揺れて、ガッサガッサバッサバッサと音もうるさいんですよ。
ドレスの下に着けるパニエ(=ペチコート)は、スカートのラインを美しく出すためにチュールを何枚も重ねたり、裾のところにフープ(=輪っか)が取り付けられていたりします。このフープを蹴とばす音やフープがチュールにぶつかる音がするんです。そしてちょっと危険なのは、蹴ったフープの上に足を踏み出してしまうこと。これが裾に足を絡め取られたり躓いたりのきっかけになります。
“良い例”の歩き方だと、スカートそのものが揺れず綺麗なラインを保ったまま進むことが出来ますし、ほとんど大きな音がたたないんですよ。
「あ、ほんとだ、音が静かだ」
「スカートが動かないわね」
と皆さん納得のご様子でした。
つぎにスカートの扱いについても“勘違いの例”と“良い例”とをお見せしました。
加減が分からず思い切り裾を“掴み上げ”て、足首よりも上までバッチリ見えてしまう花嫁様も多いんですって…
“勘違いの例”ではモデルさんには少しだけ大げさにスカートを掴み上げてもらって、ほんのちょっとのことなのに実際にはどれだけ上のほうまで足が見えてしまうか、そして“良い例”のスカートの扱いではほとんど足が見えないですむことを見比べてもらいました。
そしてプリンセス・スタイルのお辞儀の仕方をご披露。
モデルさんのエレガントな身のこなしに女性は引かれるものがあるようでしたよ。
「スカートの中で足はどうしてるんですか?」
と積極的なご質問も頂きましたので、それでは、とモデルさんの着けたパニエを半分ほどたくし上げて、“スカートの中”もお見せしちゃいました
20分ほどのデモンストレーションがお開きになった後でご覧下さったカップルにお話を伺ったのですが、
「事前にこういう話を聞けてよかった。次の衣装合わせのときには気を付けて試してみます
「立ち姿って大事だと改めて思いました
と、内容をちゃんとお伝えすることが出来たみたいです。
その日の主役である花嫁様花婿様には一番美しく輝いてお幸せになって頂きたいですものね


コメント
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