アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

あはっ…宝の山…♪

2012-08-31 13:03:00 | Weblog
実家の母がまた家庭菜園の収穫物など色々と送ってくれました。
人参は乱切りと千切りに、アスパラと小松菜は食べやすい大きさに切ってから軽くレンジでチンして
               
正倉院(=冷凍庫)に納める。
茄子も家庭菜園のものだから近所のスパーで売っているものよりも大きいわね。オクラやパプリカも瑞々しい。
               
茄子は揚げ出しと、焼きナスと、塩もみして和え物に…。
パプリカは玉葱とチキンとでラタトウィユにしようかな…。
前回も送ってくれた赤毛瓜(アカモーウイ:沖縄キュウリ)はサラダや炒め物やスープ煮にするつもり。スープ煮にしてやはり正倉院に納める…
               
この生姜も大きいでしょ。これは実家の近くの青果店で購入したそうです。
サイズは不ぞろいだけど鮮度のいい野菜が豊富に揃っているらしい。
生姜はわぁぁ~っと摩り下ろして平に広げて冷凍してしまう。そうすると必要な分だけパキンパキンと折り取って使いやすい。あ、一部はお味噌の中に埋め込んでおく。そうすると結構パンチのきいたお漬物になるからね。
他にもその青果店で入手したという肉厚の生シイタケやレタス、キャベツ等が箱に詰められていました。
「朝、野菜ジュースを飲むようにしたら…」
とレシピとともにリンゴ・人参・レモンも送ってくれたけど、ジューサーまで送ってくれたのには恐れ入った。母のすることに抜かりはない…
おおぉ…とちょいとびっくりしたのは長芋。
               
ホントに長いでしょ。1番ポジシオンより長いよ
母のお蔭で当分は野菜たっぷりのおかず
人間の身体は食べた物で出来ている、キレイな肌もGood looking bodyも、もっというなら精神も。
今食べているものが5年後の自分を作る、という説もあるしね。
贅沢なものである必要はないからきちんとした食事を、って本当に大事なことだと思う。

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二人は居残り…♪

2012-08-27 09:25:37 | Weblog
昨日の≪バレエ初級基礎コース≫には部活がお休みになったミクちゃんが参加。サエちゃんもまだ夏休み中だからということで土曜日に引き続き参加。レギュラー・メンバーのメグちゃんを挟んでバー・レッスンをスタートした。
≪初級基礎コース≫のアンシェヌマンは極めてシンプル。
だからこそ
「軸がどこにあるのか自分の身体に注目しなさい。脚を動かしたければ身体の芯を引き上げなさい。ターン・アウトしたければ骨盤をしっかり支えなさい。…云々…」
ミク&サエにはちょっとキツいレッスンになる。
でもきちんと正確に身体を動かそうとしているから、動きがキレイ
センター・レッスンはバットマン・タンジュから
ミク&サエはアームスの動きに変化をつけましょう。
「最初のルティレ・ルルヴェはアン・バからアン・オー、次はドゥミ・スゴンドからアン・オー・アロンジェ、アン・ドゥダーンでアン・バに下してもう一度アン・オー…」
と見本を見せながら説明。
音楽に合わせて一度練習してから、それぞれに修正を。
メグちゃんはクロワゼの向きを正確に。
ミク&サエはアームスの動きを美しく。
「いい…。アン・オーからドゥミ・スゴンドに開いたときにもきちんとエポールマンを守って…。次はアロンジェの指先を通して遠くを見上げるように…。ルティレ・ルルヴェよりもアームスを先行させること」
はい、音楽に合わせてもう一度。

メグちゃんはルティレ・ルルヴェのときのアン・オーのラインが崩れなかったね、よしよし
おお…、ミクちゃん、アロンジェのときのエポールマンがキレイに出来たじゃないの。そうそう、そのお顔の角度よぉ
さぁ、メグちゃんはグリッサードの練習。
グリッサードはね、一番はじめの5番ドゥミ・プリエからポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドをするときに、重心がア・ラ・スゴンドの脚のほうに引っ張られてズレちゃだめよ。音楽をよく聞いてカウントから外れないように気を付けましょう。
ミク&サエはデヴロッペ・ア・ラ・スゴンドとフェッテ・トンベの練習。
サエちゃんは昨日練習してるけどミクちゃんは初めてだからね、とまず説明しながら見本を見せる。
大事なのはアームスの使い方。エカルテ・ドゥヴァンのとき、フェッテ・トンベしたあとのアラベスク・プリエのとき、そしてアロンジェのアームスとお顔の向きとか、タイミングや軌道とかね。
はい、二人一緒にどうぞ

…ん?…サエちゃん、なんでソコでぐらつくかな…キレイにフェッテが出来てるのに……?……あ、なるほどねぇ…。
「サエちゃん、フェッテしたあとのアラベスクの脚、内腿をちゃんと張らないからだよ、後ろからの支えがないからぐらつくの。アラベスクの脚を成り行き任せで放っといちゃダメよん」
「あ…、けへへへ…
はい、もう一度はじめから。

…、お…っ、ミクちゃん、キレイにお顔が上がってる、いいラインが出来てるわよぉ…
その後、メグちゃんはアッサンブレ→タン・ルヴェの練習、ミク&サエはシソンヌのアンシェヌマンを練習。
そして通常のクラス終了時間になってメグちゃんはお疲れ様と帰っていった。
昨日は次の≪スロー・エクササイズ≫のメンバーがお休みなので、その時間が空いている。というワケで、はい二人は居残り
グラン・アレグロの練習をしましょう
見本を見せながらアンシェヌマンの説明をしたあと、二人ともそれぞれにマーキング。
はい、音楽に合わせて一人ずつ
サエちゃんはこれまで苦手だったクロワゼのグラン・ジュテでズビョォ~ン と距離も高さも伸びて、全体に動きが大きくなった。アティチュード・アン・トゥールナンのときの3番のアームスもアン・オーがスパッとキレイに伸びるようになったよ
ミクちゃんは“跳ぶ”ということの意味が分かってきたみたいだね それに終盤のトゥール・シェネのときに肩が上がらなくなった、キレイになってきたよぉ
それにしても最後の15分、二人とも息つく間もないくらいよく跳んで動いたねぇ
私の身体で可能な限り、きちんと見本を見せてあげたいし、知っていることは全部教えてあげたい。そう思えるってことはホントに幸せだよね

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アームスが大事ですよぉ…♪

2012-08-26 09:58:03 | Weblog
昨日は≪バレエ・アンサンブル・ド・リエコ≫のレッスンでした、18時15分からね。
脚ならしのストレッチはサエちゃんにとって軽ぅい体幹トレーニングになるように少しだけヴォリューム・アップ
大丈夫かな、と彼女の腰の位置やお腹・背中をそれとなくチェックすると…おや、案外涼しい顔してんじゃない
グラン・プリエの右側が終わったところで、アームスのアン・オーのポジシオンを修正。
正面から見たライン、真横から見たラインを確認しながらキレイな正確なラインを作っていく。
「肩甲骨を下げて…、いい?肩で腕を上げるんじゃないのよ、ボディで上げるの…。肘が前を向かないように少し後ろに引くつもりで…、どう?そうすると、ここの大胸筋が引きあがるでしょ…?」
「…はぃ……ぬぁぁぁ~…
ん、イタイんだね…。でもそれは今だけよ、大丈夫。
アームスというのは人それぞれ千差万別の癖がある。その癖が出ないようにまず正しいポジシオンをきっちり身につけてしまえば美しく動かせるようになるのよ。はじめのうちはちょっと辛いこともあるけどね。
グラン・プリエに続いてバットマン・タンジュ、バットマン・デガージェと進め、アップ・テンポのバットマン・デガージェ。
「2番ドゥミ・プリエときにアン・ナヴァン、2番ア・テールはアン・オーで…。1番ポジシオンでのア・ラ・スゴンドのときはアン・ドゥオールのポール・ドゥ・ブラ…、ね…」
「はい…
う~ん、もう少しアームスのコントロールを早くした方がキレイよ
ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールをしてバットマン・フォンデュをして、バットマン・フラッペ。

……ん…?
「こら、3連のとこ、遅れてるよ…。脚だけでやらないの。トルソー引き上げて脚を解放して…」
「…あ゛ぇぇ~ん…
リンバリング、ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール、グラン・バットマンと順調にバー・レッスン終了
センター・レッスンはバットマン・タンジュから。
次はデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-ルルヴェとフェッテ-トンベの練習。
まずは見本をご覧にいれましょう。
「右脚前5番クロワゼから…、右脚デヴロッペ・エカルテ・ドゥヴァン…フェッテ…トンベ…エファセ・アラベスク・プリエ…左脚前5番クロワゼ……左脚デヴロッペ・エカルテ・ドゥヴァン…フェッテ…トンベ…エファセ・アラベスク・プリエ…右脚前5番クロワゼ……わかった…」
「…はい…」

ん~、アームスのコントロールが遅れてるんだな、それとエポールマンが中途半端…か。
アームスが入れ替わるタイミング、エポールマンで視線をどこに向けるか、クロワゼとエファセの正確な方向などを説明しながら丁寧に修正していく。
はい、もう一度……もう一度、と繰り返すごとに動きがスムーズにポゼもキレイになっていく
じゃ、最後にアレグロを。
「右脚前5番クロワゼからシャンジュマン→シャンジュマン→シソンヌ・ウーヴェルト・アティチュード→ジュテ・アッサンブレ・クロワゼ・アン・ナヴァン→シソンヌ・アン・ナヴァン・フェルメ→シソンヌ・ドゥ・コテ・フェルメ→シソンヌ・アン・ナヴァン・フェルメ→ポゼ→反対側……いい…?」
とまず見本を見せる。
「…ん~…っとぉ……」
とマーキングをして
「はい」
よし、じゃ音楽に合わせて。

ん~、やっぱりアームスのコントロールか…。
パごとにアームスのポジシオンと軌道、タイミングを説明。
はい、音楽に合わせて。

「…ぬ゛ぁぇ~っ…
落ち着け、落ち着け。はい、はじめから。

「…な゛ぁぁ~っ…
はいはい。
「サエぇ、脳みその一か所だけで全身動かそうと思っても無理だよ。身体のパーツごとにそれぞれ必要な脳みその部分を全部使わないと…
「ん゛ははは…
最後にはアームスもジャンプもばっちり決まった。
最近、調子好いね

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猫のように…♪

2012-08-24 07:45:18 | Weblog
昨日は≪大人のバレエ≫クラスのレッスンでした。
先週はお盆休みで1週空きましたがみんな夏バテもせず元気そうです。
足慣らしをしていつもの通りバー・レッスンからスタート。
バットマン・タンジュが終わってバットマン・デガージェをして…ん?……。
「これ、フミナちゃん…、ア・ラ・スゴンドのポジシオンが分かってないね…」
ア・ラ・スゴンドの正確なポジシオンは、股関節の真横。
でもね、初級者の場合や十分なターン・アウトが出来ない人の場合はそれには無理がある。
だからね
「軸脚の爪先の位置を横に延長したところを目安にしましょう。5番ポジシオンの前からでも後ろからでも必ずそのポイントに爪先が伸びるように気を付けるのよ。今一番大事な事は骨盤をグラグラ動かさないようにすることだからね」
「ふぁぁ~い
じゃ、5番ポジシオンで8回+1番ポジシオンで8回のバットマン・デガージェ・ア・ラ・スゴンドを2セット練習してみよう。
みんなも自分のア・ラ・スゴンドを守ってね
う~ん、やっぱりユキさんは正確に脚が動いてるわねぇ…
いつもバーの途中で練習しているエシャッペのアンシェヌマンも、みんなルティレを組み込んだアンシェヌマンで出来るようになったね
さて、今日は新しいパに挑戦しましょう。
まずは見本を。
「いいですかぁ…。右脚後5番ドゥミ・プリエから…、右膝を引き上げて……左脚で跳び上がり……空中で一瞬脚を“ひし形”にまとめてから…右→左、と左前の5番ドゥミ・プリエに下りる……」
と可能な限り動きを分解してゆっくり動いて見せる。
「………ん゛ん゛~~…」
跳び上がる脚の引き上げが遅れると、カックン カックン な動きになっちゃうからね。先に引き上げた脚が下りる前に後からの脚を引き上げる。
わかったぁ…?
「………ん゛ん゛~~…」
んじゃ、一人ずつ順番に練習してみよう。まずはユキさんからね。

そうそう、それ
いいねぇ…、あとからの脚がスパッと引きあがってキレイな“ひし形”が見える
ほかのメンバーは、足首が伸びない・お膝の引き上げが遅い・プリエが浮き上がる……とそれぞれの課題に苦戦。
でも初めてにしては悪くないわね
このパは“パ・ドゥ・シャ”です、意味するところは“猫の動き”
猫がびょんん と跳び上がるイメージから生まれた動きですよん。
だから、軽やかに軽やかに。
くれぐれも“どっこいしょ よっこいしょ ”にならないようにね
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たった一歩のこと…♪

2012-08-22 12:02:49 | Weblog
昨日は≪スタイル・メイク エクササイズ≫のレッスンでした。
今月は第1・2火曜日を夏休みとお盆休みにしたので、クラスとしては久々のレッスン。
会場の準備をしながら窓を開けると涼しい夜風がさぁ~っと入ってくる。
いつも通りのメニューを丁寧に進めていくとメンバーはしっかり呼吸しながらいい汗をかいている。
途中のお水タイムのときにちょっといい話をトモコさんから聞いた。
お盆休みの間に高校の同窓会があったんですって。
40代後半になり7年ぶりに会う同級生はほとんど、男性も女性も贅肉に愛されている身体になっていたらしい。
そんな中きちんと締まったBodyをキープしているトモコさんは女性陣に不思議がられたんだって。なかにエステティシャンをしている人がいて、職業柄、大勢の女性の身体を触ってきてるんだから触れば分かる、ちょっと触らせろ…と。
はい、どうぞ、と応じたトモコさんの肩や腕、背中を触ったその方が
「こんな、肩甲骨の上側に何にも無駄な肉がついてないなんて…っ。こんなの20代の身体よ…っ
とびっくりしてたそうです。
そうでしょうとも、そうでしょうとも
そういう話を聞かせてもらうと、私は自分が褒められたように嬉しい
自分の身体や健康に常に関心をもってきちんと手入れをしている、つまり自分自身に本当の意味での愛情を注いでいるから、年齢に関係なくキレイでいられる。それによって同世代に羨ましがられるっていうのは素敵なことだと思うのよ。
私たちはいつでもいくつになっても周りから、男性から
「キレイだ」
「素敵だ」

という言葉をかけて頂けるようにしているほうがいいと思う。それは私たちの心の栄養になる。
私もクラスのメンバーも、褒め言葉をかけてもらえる同性を指を銜えて見ている側には回りたくないと考えています。
「やった者勝ちですよ」
トモコさんがよく言うけれど、本当にそうだね。
最初の小さな一歩を踏み出すかどうか、それだけのことなんだと思う。
その一歩を踏み出せば40代後半になっても20代・30代の身体のままでいられるけど、踏み出さなければ40代後半とはいえ50代にも60代にも見えるようになってしまう。その差って結局は縮まることはないんだもんねぇ。
トモコさんの話を聞きながら考えた。
4年後の彼女たちの同窓会に向けて、現在のGood looking bodyに身のこなしやしぐさの美しさという付加価値を付ける
『トモコさんレヴェル・アップ プロジェクト』
始動、だね。
ふふっ…タノシミだな
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進化していく人たち…♪

2012-08-20 09:14:32 | Weblog
昨日は16時45分~≪バレエ初級基礎コース≫と18時15分~≪バー・レッスンでスロー・エクササイズ≫のレッスンでした。
半地下でしっかり除湿してあるスタジオに入るとちょっとひんやりしていて気持ちがいい
「う~ん、先週お休みしたからなぁ…大丈夫かなぁ…」
メグちゃん
「ほほん… んならバー・レッスン、御付き合い致しましょかぁ…」
グラン・プリエ、バットマン・タンジュ、……とメニューを進めながら、注意の声を掛けたり修正のための時間を取ったり。
昨日はアームスをアン・オーにしたときのラインを丁寧に練習した。
「肘がね、手首や手先より前に出ちゃだめよ。肘を少ぉぉし後ろに引く…」
「……肘を後ろに…………、なんか腕の筋肉が引っ張り上げられる感じ……」
そうそう、“二の腕”に効くでしょ
ほら、正面からみても真横から見てもキレイなラインが出来てるわよ
次はア・ラ・スゴンドのポジシオンを修正。
「股関節の柔軟性とか形状とか個人差があるからさ…、無理に身体の真横に脚を出さなくていいんだよん」
メグちゃんの場合は少し前、大体腰骨の横を目安にするといいわね。その位置でなるべく内腿を前に回すようにする。
いいですかぁ、とちょっとした見本を見せる。
正面から見た場合:ドゥヴァン、ア・ラ・スゴンド、デリエールのどのポジシオンでも必ずカカトが見える
真横から見た場合:ドゥヴァン、ア・ラ・スゴンド、デリエールのどのポジシオンでも殆どカカトは見えない

「…ってのをいつもイメージしてるといいのよん」
グラン・バットマンでバー・レッスン終了、ちょっと休憩。
センター・レッスンはバットマン・タンジュから
ア・ラ・スゴンドを4回繰り返したあと、ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2番ア・テール→重心移動してポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドって動くところ。
「重心を移したあとのポワン・タンジュの脚をきちんと自分のア・ラ・スゴンドのポジシオンに修正しないとね」
「あ、そうか…、きちんと膝を上に向けて…」
そうそう
じゃ、前回練習したパ・ドゥ・ブーレから4番ドゥミ・プリエ、ルティレ・ルルヴェのアンシェヌマンを練習しましょう。

うん、前回よりも重心を前に引き上げられるようになったね。足首や内腿、お腹がもう少し強くなったらルティレ-ルルヴェでもっとしっかり立っていられるようになるからね。その調子その調子
「こうやって一つずつゆっくりレッスンしてると自分が何が分かってないのかよく分かる。納得しながら練習できるからすごい満足しちゃう感じ
うん、ゆっくり丁寧に、が一番の近道
そして≪スロー・エクササイズ≫カヨさんと交代。
まずはバー・レッスン。
といってもバレエを踊るためのレッスンではないので、180度のターン・アウトを目指したりはしないのよ。
内腿の動きを感じ取れるくらいにターン・アウトすればO.K.なので、まぁ90度から100度くらいだね。そして全部1番ポジシオン。5番ポジシオンは使わない。
プリエをしてタンジュをしてデガージェをしてロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールをゆっくりゆっくり、通常のバー・レッスンの半分のスピードで練習します。
「う~ん、お尻が出っ張っちゃうってことはお腹がしっかりしてないってことかな…」
うん、そうね。それと、“ここがまっすぐのポジシオンだっ”ってのを掴み切れてないのよ。
大丈夫、ちゃんとチェックしてあげてるから
次は美しい腕(特に“二の腕”)を作るためにポール・ドゥ・ブラの練習。
もう順番や大事なポイントなんか覚えたみたいだからね、次。
「あのねア・ラ・スゴンドのポジシオンにして90度前屈するとね、ほら右手の指先から背中を通って左の指先までのラインが円周に添うでしょ」
と見本を鏡に映して見せる。
「おらららら…。そうなるのかぁ…」
はい、それじゃサポートするから背中から腕の筋肉に意識を向けてみよう。
…どう…?
「…あ~、肩甲骨の間が広がって…後ろ脇が引き伸ばされる感じ…
そうそう
ポジシオンをきちんと覚えて無意識のうちにもキレイに動かせるようになると、腕そのものもキレイに変身するよ。
それからお腹まわりとウエストをシェイプするための骨盤を動かすエクササイズをして、最後に
「あ゛、キライなやつだ」
ふん…でもちゃんとやる…
そうしてレッスンが終わり、満足満足…と彼女は帰っていったのでした。
次回も楽しく身体磨きしましょう
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いいなぁ……小さな野望…♪

2012-08-19 12:02:12 | Weblog
通りがかりのバス停でバス待ちしている和服姿の女性を見かけた。
「う~ん…いいなぁ…
抑えた色味の小紋に献上の帯、籠製の手提げ。低い位置に結ったシニヨン。
“最近着付けを習い始めました”っていう人の着こなしじゃないわねぇ。
もう着物を着慣れていて立居振舞が身についている人って感じだった。
それ以来、いいなぁ…いいなぁ…とこのところ毎日思っている。
私は自分で着物を着ることが出来ます。ということは自分で帯を締められる、ということですな。
腕が長くて肩が柔らかいので、ちゃんと背中で帯を締めることが出来るの。ま、ポール・ドゥ・ブラのお蔭といえばいえなくもない。
バスタオルを巻いて“ずん胴”に変身する裏技もちゃんと知っている
まずウエストのくびれの部分にタオルを巻いて、その上に腰骨からアンダー・バストまでの胴を覆うようにバスタオルを巻くと、キレイなずん胴になれる
ま、それはさておき。
バス待ちしていた和服女性を見て以来、着物を着たくなった。
が、現在の住まいでは桐箪笥を置くスペースがないので、全部実家で管理して貰っている。それに母の着物もあるしね。ちょうど母がそれらを誂えた頃の年齢に私自身が近づいてきたので、母の着物も着られる
とはいえ手元にないので着たくても着られない。
う゛~~~ん゛………。
よし、遠くない将来、着物を誂えよう。
まずは気軽な普段着に小紋がいいわね。
あ~だこ~だと空想を楽しんでいたんだけど、よし、ひとつ呉服屋を覘いてみるか、と大手チェーンの呉服屋(…とてものこと個人経営の老舗に出向くほどの蛮勇はないので)に行ってみた。
当分の間は見るだけの不良顧客よ、と断ってからいろいろ反物を見せて貰い、お話をした。
そうすると自分の好みっていうのがはっきりしてくるのね。着物と帯のいろいろな取り合わせが浮かんでだんだん楽しくなってくる。
「反物のお顔映りや帯の取り合わせを試してみるのも目のお勉強ですから」
と店員さんに誘われて、反物を身体に巻いて貰いました。
器用に反物で着物を着ているような形を作ったあと、この帯だとこんな感じ、こちらはこんな感じ、と帯地を当てて見せてくれる。
「あぁ、昔の人が“着物一枚帯三本”っていってたのってこういうことなんですね」
「そうですよ。帯を変えればぐっと気軽な雰囲気にもちょっと畏まった雰囲気にもなりますからね
「それに柄物の長襦袢にしたり半襟を柄物にしたりすると、また一層雰囲気も変わりますよ」
と若い店員さんが柄物の長襦袢の生地と着物の反物とを袖口の形に折って見せてくれたの。
「あらぁ、イキねぇ…
着物ってお洒落の幅が広いのねぇ、と改めて納得。そうやって1時間程遊ばせてもらって好い気分で帰ってきました。
クラシック・バレエの教師だけど普段は着物で過ごしている、にゃぁんてカッコいいよねぇ…と一人盛り上がっております。
近い将来、お出かけは着物で…、これがこの夏芽生えた小さな野望です。
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夏のお茶うけ…♪

2012-08-15 08:10:28 | Weblog
先日ふとしたことで≪梅干しの甘露煮≫という料理名を目にした。
わぁぁ、初めて聞いた…。
どうやら梅干しを砂糖で甘く煮て、点心(=テンジン)として供するらしい。
ほぉぉぉぉ~ん
作り方をネットで調べてみると……、あら、簡単
梅干しは実家の母が漬けて送ってくれたものがあるし、必要なのは砂糖だけ…、よし
               
まず梅干しを一晩水に浸けて塩抜きをします。あらかじめ楊枝などでツンツンして塩が抜けやすくするといいらしい。
               
水1カップに砂糖150gを強火にかけて、よく砂糖を溶かします。
あ、私は“上白糖”という白い砂糖を普段使わないので、砂糖水が茶色です。
               
砂糖が溶けたら塩抜きして水気をきった梅干しを入れて、弱火で10分程煮ます。あ、アクもとります。
               
あとは自然に冷まして味を含ませるだけです。
煮汁に入れたときには結構シワシワだった梅干しに心なしか“張り”が戻ってきたような…。
               
はい、出来上がりです。
甘酸っぱくて、実がほろん…と溶ける感じ、上等の冷茶に合うわね、きっと
元が梅干しなんだから身体にはいいし、夏のおやつにはもってこいだわ、善いものを知りました
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こわぁ~いぃ…、肥満は怖い…!

2012-08-12 08:35:14 | Weblog
昨晩レッスンから帰ってきてTVを付けたら、ちょうど肥満に関する話題が始まったところだった。
サルコペニア肥満というのが昨今問題になっているらしい。
「なんだ、そりゃ…
アンチ・エイジングのための≪スロー・エクササイズ≫クラスも開講している立場としてはかなり気になるところです。
サルコとは筋肉のこと。
ぺニアとは減少を意味する。
筋肉の減少によって起こる、あるいは加速する肥満、だと解説されました。
筋肉というのは20歳をピークに年々1%ずつ減少していき、30歳代前半からは老化による減少が始まり、50歳代からは急激に減少し始める…何もしないでいれば……。
さらに筋肉不足で高齢になると自分の体重を支えきれなくなって転びやすくなり、それがきっかけで寝たきりになることも多々ある、ということでした。
また、現代では子供もサルコペニア肥満になる可能性はあって、その原因は運動不足と食生活の悪化。
運動不足で食べ過ぎだと筋肉は減少するから当然のことメタボになり、さらにサルコペニアが進む、とそういうことだそうです。
番組で紹介されていたデータによると、サルコペニア肥満の場合は“糖尿病”“心筋梗塞”“脳卒中”“高血圧”を発症する危険度がメタボよりも高いの
そうやって筋肉量ということを中心に考えると、ぱっと見はほぼ人並みだという隠れデブは怖いよね
で、こういう情報に接するとまず自分のことが気になるわけよ、いつものことながら。
もちろん、ほぼ毎年やってる体組成チェックで≪体脂肪不足≫意外にひっかかったことはないからね、大丈夫だとわかってはいるんだけど、ま、一応ね。体組成チェックでは骨格筋量のパーセンテージまでは出てないからさ、とりあえず単純に骨格筋量を体重で割ってみた。
「…ひぃぇぇぇぇ……
も、もしかして…“脳みそ”まで筋肉なのか…っ
ってくらい筋肉の比率が高かったよ。
というわけで、私の場合はサルコペニア肥満の危険度は極めて低い。
いや、それはさておき。
じゃぁ、年齢とともに筋肉が減少を始めたらもうどうしようもないのか、というとさに非ず。ここが筋肉のスゴイところ。
80歳になってからでもきちんとしたトレーニングをすれば、筋肉の太さや張り、柔軟性は戻るそうです。海外には90歳代でも筋肉量が戻ったというデータがあるそうですよ。
番組では筋肉量を減らさないために有効なスクワットを紹介していました。ちょっとだけ一緒にやりながら私が出した結論。
「グラン・プリエに勝るものはない」
私はロコモティヴ・シンドロームの予防にも役立つようにと考えて≪スロー・エクササイズ≫クラスをオープンしたけれど、どうやらサルコペニア肥満にも効果があるようです。
ロコモサルコも男性女性の区別はないからね。自分の健康、自分の身体を大事にしたいとお考えの方は≪スロー・エクササイズ≫に参加してみて下さいね。
ゆっくりだけどじっくり身体を動かすのは気持ちの好いものですよ
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お、ユキさん、キレイだねぇ……って…あ゛ぇ…?

2012-08-10 07:59:43 | Weblog
昨日は≪大人のバレエ≫クラスの日でした。
着替えてスタジオに入ると、先着のナッチャンが一人でおさらいをしていました、エライ!
さぁ、足慣らしをして、グラン・プリエからね
皆が1番→2番→……とプリエを進めていくのを見ながらカウントを取ったり、ちょっとした指示をだしたり。
う~ん、びみょ~にちがうんだよねぇ~、プリエというものに対するイメージ…、動きのタイミングとかテンポとかが……
よし、こうなったら身を以て教えるにしくはない!
「フミナちゃん、全部の動きを私の動きに合わせてごらん。プリエしていくテンポ、お膝を伸ばすタイミング、カンブレのテンポ、とにかく全部」
フミナちゃんの前に入って左側のグラン・プリエを始める。
鏡を通して斜め後ろを見ながらお膝の向きやお腹、呼吸のことなど注意もする。
私の前に立っているマサエさんサヨさんもやはり鏡を通して私を見ているらしく、動きのタイミングがほぼ合っている
こうしてグラン・プリエが終わった途端、
「どぅぁぁぁぁ~~~
サヨさんが盛大な深呼吸だか溜息だかを…
「フミナちゃん、ナッチャン、いい?プリエっていうのはね、ちょっと膝を曲げたらすぐ伸びて“休憩”、さっさとしゃがんでそこで“休憩”って動きじゃないのよ。しっかり確実にバネを溜める練習よ。だから動きの間に“休憩”はないの」
「ふぁぁぁいぃ~
バットマン・タンジュ、デガージェ、……とメニューは進んで行き、バットマン・フォンデュ。
あ、これもだ。これもみんなタイミングが違うんだよね……よし…。
今度はナッチャンの前に入ってみんなと一緒にフォンデュの練習。
やはり鏡を通して後ろを見ながら腰や膝、軸脚などに必要な注意もする。
右側が終わった途端にサヨさん
「でぁぁぁぁ~~
さて今度は左側だ。左側はどうしますか?やはり私が一緒にやりますか?
なんでしたらサヨさん、アナタの前に入りましょうか?
「い゛…っいや、それは…
そうなんだよねぇ、ヤなんだよねぇぇ、何度か経験あるんだもんねぇぇ
私のすぐ後ろの位置だと、まるで呪われたように……じゃなくて……取り憑かれたように……でもなくて……、引きずられるように同じ動きしか出来なくなるんだって。
いつもだったら無意識のうちに膝が緩んで“休憩”しちゃうところでも膝を緩められない、ちょっと脚を上げたらすぐに下ろしてるところでも脚を下せない、…とそんな風になっちゃうらしい。
そんなわけで左側はまたフミナちゃんの前で
そうやってさらにメニューは進み、グラン・バットマンでバー・レッスンは終了。
センター・レッスンはバットマン・タンジュのあとエシャッペのシンプルなアンシェヌマンを練習
右脚後ろ5番から→エシャッペ→右脚前5番→エシャッペ→左脚前5番→右脚ルティレ→右脚前5番→左脚ルティレ→左脚前5番………
アームスはエシャッペはア・ラ・スゴンドで、右脚ルティレのときは左アームスがアン・バからアン・オー、左脚ルティレのときは右アームスがアン・バからアン・オー
いい?
「…はあ゛…
あのね…。
「二つ目のエシャッペから5番ドゥミ・プリエに戻る瞬間に前側の脚と同じ方のアームスをアン・バに下しとくの。そうすると後ろ側の脚がルティレするのと同時にそのアームスをアン・オーにできるでしょ ルティレした脚を下ろすのと同時に反対のアームスをアン・バに下す。次のルティレと同時にそのアームスをアン・オーに…。ね…っ
「…う゛~~ん…
音楽に合わせて練習してみたら……これがまぁ……
全員、どこかが正しく出来てどこかを間違えている…、誰かが正しいときには誰かが間違えていて…、その間違えている人たちもそれぞれに異なる間違え方をしていて………おもしれぇ……
こうやって少しずつ進化していくんだよね。
最後にみんなはピケ・アラベスクの練習。
ユキさんはデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・シャセのアンシェヌマン。
「デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・シャセを3回したらアティチュード・ルルヴェ、すぐに5番ポジシオン・クロワゼでルルヴェ、そして反対側を続ける…いい?」
まずは音楽に合わせて1回目は一緒に練習。
はい、ひとりでどうぞ
おお、キレイだねぇ、いいねぇ、と見ていたら………あ゛アレ…?
なんでそこでピケ・アラベスクしちゃうかな…?
「あれぇ……
はい、はじめからもう一度。
「あれぇ……
それ、はじめからもう一度。
「あれぇ……
キレイなのに、どういうわけかピケ・アラベスクにつかまってしまったユキさんなのでした…。
レッスン後のおさらいで抜け出せたかな?
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カラス瓜にブドウ…麗しき薔薇…♪

2012-08-08 09:04:57 | Weblog
近所に1軒の空き家がある。私がここに越してきたときにはすでに空き家だった。
空き家とはいえ廃屋になっているわけでもなくさほど老朽化しているわけでもないし、ご近所の皆さんは所有者やその家族の所在などご存じのようである。
ま、それは関係のない話。
この空き家の道路に面したところが小さな庭になっている。
以前は住人が庭木の手入れなどを楽しんだんだろうな、と想像できるような庭が、今はぼうぼうに荒れている。
朝のゴミ出しの折に見てみるといろんなものが勝手放題に茂って絡みあって…。
勝手口に至る門口には南天がぎゅうぅぅぅ~と密生して丈高く伸びているし、木賊もびょんびょん伸びている。
5月の下旬から6月初旬にかけては蔓性の薔薇が薄いピンクのそれはそれは美しい花を次々に咲かせる。あぁ~、もったいない…。
蔓性の繁茂しやすい草や盛んに伸びる木の枝が道路にはみ出さないように、ご近所のガーデニング好きの奥様達がときどき垣根の外から手を入れていらっしゃるのよね。
7月上旬、朝のゴミ出しのついでにその奥様達を手伝って“カラス瓜”をひっぱっていたら、ブドウが生っているのに気がついた。
「あ、このブドウはねぇ食べられるわよ。私ね去年食べてみたのよ、ちょっと酸っぱいわね」
そのブドウがいまは紫色に熟れている。たぶん、カラスとか野鳥のエサじゃな…。
「あぁ、これこれ。これはねぇ“ほととぎす”。茶花なのよぉ」
と教えて頂いたりもした。8月下旬ころから花が咲きだすんですって。ちょっと楽しみにしている。
こう暑くなきゃぁ写真を撮りに行きたいがなぁ、なんて思うくらいいろんなものが雑然と気ままに育っている。
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いつか1回転…♪

2012-08-06 09:21:46 | Weblog
昨日の≪初級基礎コース≫メグちゃんとのマン・トゥー・マン レッスンになりました。
脚のストレッチをしてからバー・レッスン、まずはグラン・プリエから。
「あのね、無理に股関節を開こうとするんじゃなくてね、足の親指の上にお膝をかぶせていく、って感じでプリエしていくと自然なプリエが出来るからね」
「あ、はい…おやゆびのうえ…おやゆびのうえ………」
うん、丁寧ないいプリエが出来たじゃないの。座り込むように力が抜けたりもしなかったし、最後の5番ポジシオン・ドゥミ・ポワントでのポゼもグラグラしないでしっかり立っていられるようになったし
バットマン・タンジュ、バットマン・デガージェ、ロン・ドゥ・ジャンブ……とメニューは進み、バットマン・フラッペの練習。
まず基本の“基”の練習だから、動きを分解してゆっくり丁寧に練習する。
はじめにカウントをとりながら見本を見せて、次に一緒にカウントに合わせて練習して、それから彼女ひとりで音楽に合わせて練習。
右側が終わったところで
「ドゥミ・ポワントにしたときの足のかたちがわからない…」
そうか、そうか、慣れないうちはちょっと難しいからね。
ドゥヴァンでは、動作脚をドゥミ・ポワントに下ろしたときカカトの外側が軸脚の足首に触れてはいけません。
デリエールでは、動作脚をドゥミ・ポワントに下ろしたときカカトの内側が軸脚の足首に触れます。足首との間が開いてはいけません。
ア・ラ・スゴンドはドゥヴァンからの場合はドゥヴァンのポジシオンで、デリエールからの場合はデリエールのポジシオンで。

「あぁ~。そうかぁ…、そこの区別がなかなか難しいんだぁ…」
「うん、そこをハズすと“バナナ足”になる」
そんなふうにゆっくり丁寧に進めてグラン・バットマンでバー・レッスンは終わり。
ちょっと休憩を入れてからセンター・レッスン。
まずはバットマン・タンジュ。カウントをとりながら見本を見せる。
はい、音楽に合わせてどうぞ

お、…うん…そこか…。
「メグちゃん、全体にきちんと動けてるけどね、ア・ラ・スゴンドから移動するところがちょっとコントロールが甘い」
右脚をポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドしたときは“お臍は”軸脚の真上、次に2番ポジシオン・ア・テールをしたときには“お臍”は両脚の真ん中、そして右脚の真上に“お臍”を引き上げる。この右脚の上に引き上げるところでしっかり重心を移動しないと、左脚の方に少し重心が残っちゃうから中途半端なバランスになるんだよ。
はい、音楽に合わせてもう一度

「なんか重心の移動が上手くいかないなぁぁ~
んん~、そうだねぇ。んじゃぁね、重心を右に移動した瞬間に左脚をほぃっ と上げてごらん。軽ぅく脚が上がれば重心をきちんと移せてる証拠だから。
「……ょっ……うぅ~ん………ょっ……うぅぅ~ん……… しっかり移動出来てないなぁ……」
大丈夫だよ、“軸脚の上に重心”ってイメージをちゃんともってれば出来るようになるから
「あ、先生、はじめからもう1回…」

「う~ん、やっぱり重心移動だ…」
いや、大丈夫、少しずつ進化してる
次にグリッサードの基本の“基”を練習。これも重心移動が大事。
メグちゃん、横方向に移動したあと5番に引きつける脚はお膝がきちんと伸びてるし、足首もゆるゆるになってない。キレイに出来てるわよ
さて、それではひとつ挑戦してみようか
「右脚後ろ5番ポジシオンから…右脚ア・ラ・スゴンド、左脚ドゥミ・プリエ→右前5番ドゥミ・ポワント→右脚を横に出して2番ポジシオン・ドゥミ・ポワント→左脚前の4番ドゥミ・プリエ→右脚ルティレ、左脚ドゥミ・ポワント→右脚後ろ5番ドゥミ・プリエ→…………」
と動きを分解して見本を見せながら、順番とカウントを説明。
そのあと彼女は自分でカウントをとりながら一つずつ動いてポジシオンを確認。
はい、音楽に合わせてどうぞ

おぉぉ…、いいじゃないの、ちゃんと順番通りにカウント通りに出来たじゃないの
「う゛~ん、ルティレが立ってられない…
そぉれは少しずつ脚とお腹が強くなれば立ってられるようになるよ
「はじめからもう1回…」
うん、いいよ

右に4回進んだら続けて左に4回っていう方向転換も1発O.K.で出来たねぇ
「いい?4番ポジシオンできちんと前側の脚の上に重心を置くこと、ルティレの脚を一気に引き上げてルルヴェをすること、それがきちんと出来るようになるとね…、こうやって……」
ピルエット・アン・ドゥオールを回って見せる。
「はわわわぁぁ~…、いちどは回ってみたいぃ~
でしょぉ
いまの様子からすると、回れるようになるまでそんなに時間はかからないよ
それからポール・ドゥ・ブラの基本の“基”を練習して、最後にウエスト・シェイプのために骨盤を動かすエクササイズをしてレッスンは終了したのでした。
30歳を過ぎてからバレエを始めて最初の1年は月に2回くらいずつレッスン、その後1年半のブランクを経てこの7月からレッスンを再開した彼女。ブランクがあるにもかかわらず、初期の頃より今の方が動きがいい。
「40歳になったらポワントが履けるようになるかなぁ…」
ちらりとそんな言葉も。
その夢はきっと叶うよ
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ノリ♪ノリ♪ノ……じゃないのぉ…!?

2012-08-03 12:37:08 | Weblog
昨日は≪大人のバレエ≫クラスのレッスンでした
まずはバー・レッスンから。
プログラム通りにそれぞれのアンシェヌマンを1セット、最低でもドゥヴァンとア・ラ・スゴンドだけは見本を見せながら説明する。
音楽に合わせて生徒の皆さんが練習している間はカウントをとったり、ちょっとした注意の言葉をかけたり、場合によってはポジシオンや方向の指示をしたりしています。ときには軽く茶々を入れたりね。
そして大事なポイントはその部分だけ抜き出して、ゆっくり動きを分解して見本を見せながら説明します。
昨日はバットマン・デガージェのときに…。
「はい、デガージェ・ア・ラ・スゴンド、5番で8回+1番で8回を2セット。カカトをぶつける音がしちゃダメよぉ。音は立てないのよぉ」
「ふぇぇ…おとぉ…
ナツミちゃん
「そう、音をたててはいけません。あのね…」
デガージェした脚を下して、まず足の指の爪の先端が床について…次に指の腹の先っぽがついて…それから足指の関節を一つずつ床に下して……内腿をお腹に向かってグググゥッと引き上げると…きちんと1番ポジシオンに戻ります……と見本を見せながら説明します。
「う゛~ん…」
では音楽に合わせて練習しましょう

うん、いいわよ、足先の動きに気を付けながらデガージェしてるわね、いいわよ
グラン・バットマンまでのバー・レッスンが終わったら、両手でバーにつかまってタン・ルヴェやエシャッペの練習
昨日はちょっと新しい動きも練習しました。
「いいですかぁ…。左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエールで右脚ドゥミ・プリエ→右脚ルルヴェ→ドゥミ・プリエ→右脚ルルヴェ→ドゥミ・プリエ→右脚タン・ルヴェ→右脚ドゥミ・プリエ→右脚タン・ルヴェ→右脚前5番ドゥミ・プリエ→シャンジュマン・ドゥ・ピエ→左脚前5番ドゥミ・プリエ→右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→………、わかった…?」
「い゛ぇぇぇぇぇ~~
み、みなさん…あのね、ともう一度見本を見せる。
「ムリ…です…」
んん~…、よし、わかった、それならば
「左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエールで右脚ドゥミ・プリエ→右脚ルルヴェ→ドゥミ・プリエ→右脚ルルヴェ→ドゥミ・プリエ→右脚タン・ルヴェ→右脚ドゥミ・プリエ→その次はドゥミ・プリエのままク・ドゥ・ピエ・デリエールしてた左脚を5番ポジシオンの前に下すだけでいい。そして今度は右脚をク・ドゥ・ピエ・デリエールにして…。それなら大丈夫ね?」
「ん゛~~
フミナちゃん、大丈夫ね?
「ふゅ~ん…?」
ま、まぁいい、音楽に合わせて練習してみましょう

こっ…こっこらぁ…ナツミちゃん、おっ…おちつけぇぇぇぇ~
そのあとはセンター・レッスン。
いつものようにバットマン・タンジュの練習をして、パ・ドゥ・ブーレから4番ポジシオンのプレパラシオンに移行する練習。
他のみんなが右手と左手の区別がつかなくなったりルティレの脚がどこかへ行っちゃったりしているときに、ユキさんはキレイにピルエットを回っている
アッサンブレをしたりピケ・アラベスクの練習をしたりして最後に
「いいですかぁ、運動神経の統合性をアップするトレーニングしますよ、ちょっと見ててね」
まず両足でホップ→右脚を後ろに蹴ってホップ、同時に右の足裏に右手でタッチ→両足でホップ→左脚を後ろに蹴ってホップ、同時に左の足裏に左手でタッチ→両足でホップ→右膝を前に上げてホップ、同時に左手で右膝にタッチ→両足でホップ→左膝を前に上げてホップ、同時に右手で左膝にタッチ→…………と見本を見せる。
「わかったぁ…?」
「わかりませんっっっ…」
あら…
んじゃ、もう一度ゆっくりね、みんなも一緒にやりましょう、と一つ一つ確かめながらカウントに合わせて練習。
はい、じゃぁ音楽に合わせて、どうぞ。

「……でぇぇぇぇぇ~~~~~…
だ、大丈夫…大丈夫よ……ちゃんと出来るようになるから…ね
「あぁ~、いい汗かいたぁ~」
と、ちょっとやりきったって感じのみんなの笑顔が素敵だった
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