アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

理解出来ないコト…♪

2016-05-31 11:56:20 | Weblog
午前中、近所の保育園から子供たちの元気な声が聞こえてくる。
その賑やかな声に交じって、下の通りで立ち話をしているらしいオバサンの声も聞こえてくる。
何の話なのか内容までは分からないが、辺りを憚りもせず大きな声で、まぁぁ…。
私はといえば、朝食の後片付けをし、掃除をし、メールのチェックなどをし、…etc.etc.…。
さて一段落、ちょいとコーヒーを飲もう、とグラスを手にテーブルの前に座る。
…と。
ん゛あ゛…
まぁだ喋ってんのかい…
そろそろ1時間半は経つゾ
あらまぁぁ…。
ある意味、スゲェな…と思う
人や車の行き交う往来で…。
誰が聞いてるか分からないのに…。
1時間以上も立ちっぱなしで…。
……スゲェ集中力じゃな……
オバサンの行動で理解出来ないもののひとつがコレだ。
1時間も時間があったら…。
何ページ本を読めることか。
1時間も時間があるなら…。
がま口や編み物の制作をどれだけ進められることか。
1時間も時間を使うなら…。
DVDで振り付けやアンシェヌマンのチェックが十分出来る。
1時間も時間を当てるなら…。
バーレッスンの自習とストレッチが出来る。
1時間も時間を……。
だからぁ……
オバサンの口癖…、“忙しくて自分のための時間なんてない” …って…。
ホントかよ
その無駄にくっちゃべってる1時間を自分のための時間に当てればいいんじゃないのかねぇ…。
いや…、その無駄にくっちゃべってる時間そのものが自分のための時間でしょうよ…。
んん~…、理解出来ないんだわなぁぁ…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口上…♪

2016-05-30 08:59:00 | Weblog
昨夜のNHK=Eテレは、三月に行われた五代目中村雀右衛門襲名披露興行の一部を放送していた。
最初に口上があってね。
新・雀右衛門を中心に、興行に名を連ねる錚々たる俳優たちが裃姿で居並んでいる。
新・雀右衛門のすぐ左隣(上手側)から順に一人ずつ口上を述べていく。
上手のしんがりが菊五郎さん。
次は下手しんがりの中村吉右衛門さんから順に中心に向かってご挨拶が進む。
みなさん、先代との関わりや思い出、当代雀右衛門との関わりなどを披露しながら御贔屓筋や観客に向けてのご挨拶や、当代に向けてのお祝いを述べていく。
独特の言い回しがあるのよね。
『いずれも様も…』
『請い願いあげ奉りまするぅ』
『隅から隅まで、ずずずいぃぃっとぉぉ…』

んふふ~…、好いよねぇぇ…
独特の言い回しのほかに、歌舞伎界ならではの特徴は
○○屋の小父さま、お兄さん、○○屋さん
と屋号で呼ぶところ。
それと、女形の俳優が紫帽子の鬘に袴の形も胸高ってところ。
口上って扮装なしの素で行うものだからね。
江戸時代の男性は月代を剃って髷を結っていた。
女形とはいえ男だから月代を剃っている。
鬘が発達していなかった時代、女形の俳優は月代を紫の袱紗で隠したんですって。
それを現代でも型として、様式として踏襲しているの。
紫帽子をちょいと簪で留めているところが素敵だわよね。
この口上というものが、私は大好きなのでござります。
しょっちゅう行われるものではないしね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バッグのイメージ…♪

2016-05-29 10:52:12 | Weblog
夏に向かっての衣替えをしたとき、トップスの引き出しを眺めての印象。
華やぎに欠けている…
白、オフホワイト、ライトグレー、アイスブルー、…ま、そんなところ。
あっつい夏に涼しいイメージを、という気分からなんだけど、それにしてもなぁぁ…。
先日編み上げたトップスも白だったし…。
だから、ウィンドゥショッピングで目に止まったトップスが白系やライトブルー系だったりするときは、跳び付かずに一旦ストップをかけるようにしている。
そして昨日、いつもの手芸店に出かけた。
がま口バッグの内袋用の生地を探したいし、もう一枚トップスを編みたいから糸も買おうと思って。
生地のほうは、ピンとくるものがなくてね、他の手芸店で探そ…。
で、糸の方は…。
ついつい白やライトベージュなど明度の高い色に目が行く。
…だから待てって…。
ネイヴィーとか、コバルトグリーンとか、どうよ
ロイヤルブルーとか、マホガニーレッドとかは
こっちの朱色は……、お稲荷さんの鳥居の色のようじゃな…
ん…?おぉ…
コレ、いいじゃない、コレ…、ちょびっとだけスモーキーなチェリーレッド
ね、ね、ね、コレにしようよ
ってことで一件落着。
早速、編み棒を動かしております。
で…。
裾のゴム編みを編みながら思いついた。
ベンリ―口金を使ったがま口バッグだけどね…、外袋を編んでみたらどうよ
ニットのクラッチバッグが流行っていたじゃない。
トップスと色をあわせたサマーヤーンで編んだらいいんじゃないかな…。
ぬふふふふ…
編み棒を動かしながら、外袋の構図を考えておりますが…。
素敵なお出かけバッグが出来そうです、想定では…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しみに待っているところ…♪

2016-05-28 10:01:11 | Weblog
自宅から程近いところに古書店がある。
そこはかつては煙草屋だったところで、おそらく大きな古書店の出張所なのかもしれない。
古書やCDやゲームソフトなど売り物はすべて店の外に並べてある。
見やすいものだから小学生が立ち読みしたりもしている。
先日、買い物の帰りに通りかかったときDVDやCDの棚を眺めてみた。
……え゛…っ
『パリの歓び~フランス音楽名曲選』
ゲテ・パリ…、懐かしいなぁぁ
あぁ、私がもっているものとは指揮者もオーケストラも違う。
聞いてみたいなぁぁ…。
お幾ら…?
…え゛…っ、にひゃくごじゅうえん
ここで買わなきゃ、たぶん、二度と巡り合えないな…
支払のために店頭へ行って、そうだ、ついでに訊いてみようかな、と思って…。
「○○○○○の“●●の◎◎◎◎◎”ってのは出ませんかね?」
「あぁ、それは先日売れた」
「え゛ぇぇ~~っ…、ってことは出るってことですよね
「うん、出ますよ。でもそんなに値は下がらないけどね
「新刊で¥3000ちょっとですもんね」
「うん、まぁ大体¥2000代だけど…。欲しいのは“●●の◎◎◎◎◎”だけ?ほかの○○○○○の作品は?」
「とりあえず今読みたいなぁってのがソレで…」
「あぁ、そう…。ちょっとお時間ありますか?」
店主の方はどこぞへ電話をかけて、在庫確認をしてくれた。
で、出たら連絡を下さるということになった
30年ほど前に読んだものの事を先日ふと思い出し、あぁ改めてもう一度読んでみたいなぁと思っている。
いつも行く書店で探したらなかったから、ネットで検索したら絶版にはなっていない。
新刊をオーダーは出来るが、なんたって¥3000越え…
欲しいものを探してくれる古書店もあるし、そうでないところもある。
自宅近くに探してくれる古書店があるなんて、ラッキー&ハッピー
連絡がくるのを楽しみに待っている日々でございまする
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パ・ドゥ・ブーレのシンプルなシンプルな…♪

2016-05-27 12:37:40 | Weblog
バー・レッスンの終盤。
両手バーで鏡に対してアン・ファス、ピケ・クぺ・フォンデュ・バロネの練習。
はじめは2分の1テンポ、続いてオン・テンポ。
ユキさんマユミさんも快調
アイさ~ん…、オン・テンポの部分が惜しかったねぇぇ
「うぇぇぇ…、間に合わなくなる~…
うん。
それはね、プリエできちんと床を押してないからよ。
プリエする脚のカカトが床についてないから、ふくらはぎの筋肉が中途半端な状態で緊張したまま疲れてくるの。
それで瞬発力が鈍ってしまって間に合わなくなるのよ。
速いテンポの動きのときこそ、きちんと足の裏全体で床を押すこと。
プリエで床を押すスピードが動きのスピードを決める。
「は~い…
センター・レッスン。
バットマン・タンジュに続いてパ・ドゥ・ブーレの練習。
これ以上ないってくらいシンプルなアンシェヌマンだから、それだけに混乱しないように気を付けてね。
鏡に対してアン・ファス、右脚後5番から。
右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド‐ドゥミ・プリエ→左脚を引き付けて右脚前5番ドゥミ・プリエ→右脚を横に開いて2番ドゥミ・ポワント→左脚を引き付けて右後5番ドゥミ・プリエ→右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド‐ドゥミ・プリエ→右脚を引き戻して左脚前5番ドゥミ・ポワント→左脚を横に開いて2番ドゥミ・ポワント→右脚を引き付けて左後5番ドゥミ・プリエ⇒左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド‐ドゥミ・プリエ→右脚を引き付けて左脚前5番ドゥミ・プリエ→左脚を横に開いて2番ドゥミ・ポワント→右脚を引き付けて左後5番ドゥミ・プリエ→左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド‐ドゥミ・プリエ→左脚を引き戻して右脚前5番ドゥミ・ポワント→右脚を横に開いて2番ドゥミ・ポワント→左脚を引き付けて右後5番ドゥミ・プリエ⇒…………

順番、大丈夫ですか?
はじめの5番ドゥミ・ポワントに脚を引き付けるときは後ろ側に、5番ドゥミ・プリエに収めるときは前側に。
ここで組み合わせているパ・ドゥ・ブーレはどちらもドゥシューです。
はい、音楽でどうぞ

おおぉ…、いいね。
スムーズよぉ
最後にグラン・アレグロ、今週は左側を練習して仕上げをしましょう。
音楽を聞きながら動きやフレーズを確認して…。
はい、ひとりずつ、どうぞ

おぉ…、ユキさん、プレパラシオンのデヴロッペ・ドゥヴァン・ルルヴェのところ、音の使い方は花丸よぉ。
それにシャセ→グリッサードのところのテンポもいいわぁ
あとはアントルラセのところでもう少し顔を上げて、視線を上げると、もっと上に跳べるわよ。
うん、アイさんはね、プリエに気を付けましょう。
カカトを床に付けることはちゃんと気を付けてるけど、カカトが床についた瞬間にガキッ っとロックするような動きになってるわよ。
それだとお膝を痛める原因にもなるから、カカトが付いたら上からプレスしていく動きを止めないように気を付けてね。
来月のグラン・アレグロはどんなアンシェヌマンにしようかな…
楽しみだな…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Riequeです ―vol.21― 新作を検討中…♪

2016-05-26 11:02:10 | Weblog
先日、一緒に出掛けたときメグちゃんが持っていたバッグ。
あら、素敵ねぇぇ
それはガマ口型のバッグなんだけど、ベンリ―型という口金が使われている。
ベンリ―型口金のがま口はこれまで作ったことがなかったのでズズイっと興味を引かれた。
どれどれ…
ほぉぉ、なるほどねぇぇ…。
う~~ん、好いかもしれない…
持ち手も、共布で作ってもいいし、チェーンにしてもいいし…。
それに、縁のところにちょっと飾りを付けるなんて細工も出来そう…。
大き目の口金を使ってお出かけバッグ…。
和物の生地でカジュアルなバッグを作ってもいいねぇぇ…。
ほら、和装のときに巾着型のバッグを合わせることってあるじゃない。
あの巾着の代わりになるようなバッグが出来たら楽しいよね…。
ボックス型の基本型は変えなくてもいいな…。
ボックス型を変えなければ甘々な印象にはならないし…。
手始めに自分用を作ってみなくちゃ、だわねぇ…。
それにはまず生地だ…、どんなのがいいかなぁぁ…。
ということで、新たな制作意欲を掻き立てられているところです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうちょっと…♪

2016-05-25 11:27:12 | Weblog
スタイル・メイク・エクササイズのレッスンをはじめる前、ほかのメンバーの到着を待っているあいだメグちゃんとお喋り。
日曜日の夜に放送された≪NHKバレエの饗演≫のことなど。
「このパはレッスンのときにやってるな、とかわかるところもありましたよ」
そうそう。
普段やってるレッスンは基本の≪基≫で、それを進化させ発展させていって振り付けに昇華するわけよ。
「日曜日に練習したアラベスク・ルルヴェとかピケ・アラベスクとか、あれも何回か出てきましたね」
そうだね。
「ピケ・アラベスクですけど、自分でわかるんですよねぇ…、ちゃんと軸脚に載りきれてないなぁって…
おぉ
自分でソレを感じられるようになったのね…っ
「あとちょっと足りないっていうか…、もうちょっと前にいければっていうか…」
うん。
「あとちょっと前にいければ、“ここだな”っていうピケができそう…」
よし。
それはね、アラベスクに上げる脚のバットマンが足りないの。
「バットマンが…
そう
メグちゃんはね、私が重視していること、優先していることをきっちり理解してるから、乱暴なことおおげさなことをしようとしないわね。
骨盤の角度をズラしてでも脚をあげようとか、軸を無視してでもパッと見を優先とか、そんな乱暴なことをしない。
まず中心軸を大切に、プリエをきちんとすること、膝や足首をきちんと伸ばしきることを大切に…て。
それはとても大切な事だし、良いことなんだけどね…。
でも、今はね、ほんのちょっとくらい乱暴に動いても崩れないくらいの軸は出来ているのよ
「だからこれからはね、ちょっと乱暴かなって思うくらいにバットマンしてみるとか、“跳びましたけど、ナニか”ってくらい爆発するように跳んでみるとか、そういうことをしてもいいと思うわよ」
「…ちょっとやりすぎかな…ってくらいに…?」
「そう。それくらいでちょうどいい
「そうかぁぁ…」
うん。
中心軸を崩さない範囲で思いっきり、じゃなくてね、多少ズレてもいいから思いっきり、ってこと。
そぉれはやり過ぎだろ とか、危ないってときはちゃんと注意するから。
「だいたいね、ちょっと乱暴にしたくらいじゃ崩れないくらいには仕込んである
「…うふふふ…
スタイル・メイクのメンバーが集まるまでの時間が、ちょっとしたバレエのレクチャー・タイムになりました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グラン・ジュテ…♪

2016-05-24 08:59:59 | Weblog
ではセンター・レッスンの最後に。
ナオさんはアラベスク・ソテのシンプルなアンシェヌマン。
メグちゃんはグラン・アレグロ。
まずナオさんから。
アラベスク・ソテ→アラベスク・ソテ→シャセ→アラベスク・ソテ⇒アラベスク・ソテ→アラベスク・ソテ→シャセ→アラベスク・ソテ⇒…………
アラベスク・ソテのアームスは2番アラベスク。
シャセのときはアン・ナヴァン。
はい、どうぞ

ぬ゛~~~ん…
どうしてそんな風に、地面にめり込むような動きをするかな
動きが全部ブツギレ、壊れかけのロボットみたいにいちいちストップがかかってる。
曲はワルツ、3拍子よぉぉ。
ただ、まぁ、数は、つまり順番は合うようになってきたわよね…
じゃ、メグちゃんのグラン・アレグロ。
上手奥で右脚アティチュード・ア・テール、鏡に対してアン・ファス。
右脚から右方向にパ・ドゥ・ブーレ→グリッサード→グラン・ジュテ・アン・ナヴァン→右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスクで着地→左脚を1歩踏み出して→右脚ピケ、左脚アラベスク→左にシャセ→ジュテ・アントルラセ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスクで着地→ 〔脚を踏みかえて〕右脚からパ・ドゥ・ブーレ→グリッサード→パ・ドゥ・シャ→左脚前5番ドゥミ・プリエ→走って上手奥に移動→右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼでプレパラシオン→ピケ・アン・ドゥダーン・アン・トゥールナン×6回→左脚ポワン・タンジュ・デリエール・エファセでポゼ

グラン・ジュテ・アン・ナヴァンのときのアームスは2番アラベスク。
パ・ドゥ・シャのアームスはアン・オー。
のところは、ジュテ・アントルラセの着地でアラベスクに残した左脚をスーブルソーをするイメージで引きつけ、左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセに入れ替えて、次のパ・ドゥ・ブーレに繋ぎましょう。
最後のポゼのアームスはア・ドゥ・ブラ(=チェケッティの3番)。
順番、覚えた?
まずカウントでしっかり確認してみよう。
大丈夫ね?
じゃ音楽を聞きながら軽く動いて、イメージ作りをしてみて。
どぉ?
よし、では音楽でどうぞ

うん、そうね。
ジュテ・アン・ナヴァンはね、しっかりバットマンをすることで身体を引き上げるのよ。
そして、前だけでなく後のバットマンも大事。
両方の脚をしっかりバットマンすることで高さや距離を生み出すの。
はい、もう一度どうぞ

うん、良くなったね。
「…くぅぅ~~…、視線が全部下向きになった……
うん、視線が下がると跳躍が重くなるから気をつけないとね
来週は左側を練習しますから、アンシェヌマンの順番をしっかり覚えておいてね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナン…♪

2016-05-23 10:00:23 | Weblog
センター・レッスン。
ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールとパ・ドゥ・ブーレのシンプルな組み合わせ。
ナオさんはパ・ドゥ・ブーレ・ドゥシュを。
メグちゃんはパ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンを組み合わせましょう。
まずはパ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンの練習だけ。
アン・ファスで右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→右脚をア・ラ・スゴンドまでドゥミ・ロン・ドゥ→右後5番ドゥミ・ポワントに引きつけながら下手奥に向きを変える→左脚を2番ドゥミ・ポワントになるように出しながら上手前に向きを変える→右脚を前側に引きつけて5番ドゥミ・プリエ・アン・ファス
ア・ラ・スゴンドまでドゥミ・ロン・ドゥした動作脚は、必ず5番ドゥミ・ポワントの後ろ側に引きつけます。
次に動かす脚は、5番ドゥミ・ポワントの前側の脚。
向きを変えたときには2番ドゥミ・ポワントで立っています。
のときに軸脚だった(ドゥミ・プリエした)脚のほうに重心を移し、もう一方の脚を前側に引きつけて5番ドゥミ・プリエ。
脚の動きの順番は分かったかな?
「…う~ん……」
よし。
じゃ、ゆっくり、いっしょにやってみよう
右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン‐ドゥミ・プリエ→右脚ドゥミ・ロン・ドゥ→右後5番ドゥミ・ポワント→左脚を動かして2番ドゥミ・プリエ→左脚のほうに移って右前5番ドゥミ・プリエ→左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→1番ポジシオン→左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン‐ドゥミ・プリエ→左脚ドゥミ・ロン・ドゥ→左後5番ドゥミ・ポワント→右脚を動かして2番ドゥミ・プリエ→右脚のほうに移って左前5番ドゥミ・プリエ→右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→1番ポジシオン
「右のときは…5番ドゥミ・ポワントは下手奥、左のときは上手奥…?」
そう。
「2番ドゥミ・ポワントに開いたときは…右からのときは上手前…、左からのときは下手前…?」
そう、そう。
「…ん゛~…、アタマでは分かってんですけどぉぉ…
大丈夫、アタマで分かってることはちゃんと出来るようになるよ
じゃ、ロン・ドゥ・ジャンブからアンシェヌマンをどうぞ

慌てないで、落ち着いて…、大丈夫だよ…
「…ぬ゛~~ん…
あぁ、そうか…、そうだねぇぇ…
パ・ドゥ・ブーレ・ドゥシュの練習では、ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドした脚の上に重心を引き上げて5番ドゥミ・ポワントする、っていう動きが方が身に付いてるからね。
それで、ア・ラ・スゴンドの脚の方に移動したくなっちゃうのね
よし、それじゃ来週はね、両方練習しましょう。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドした脚のほうに移動するのも、ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドした脚を引き戻すのも、どちらにもドゥシュがありドゥスがある。
だからそれを練習しましょう。
お楽しみにぃ~~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

受け継ぎ残す…♪

2016-05-22 10:07:30 | Weblog
≪メディチの至宝展≫を見てきて、ふと思った。
けっこうな数の古代ローマ時代の工芸品が残っていることは昨日も書いた。
それらの物に金で縁取りをし、補強することで現代にまで残したのはメディチの功績だといっていい。
それが出来たのはもちろんメディチに財力と権力があったからだけど。
昨日も書いたように、技術の粋を尽くした精巧なペンダントヘッドやブローチもいくつもあった。
どれもそれほど大きくはない。
これでもかい…っとでも言いたげな、でかでかと大袈裟なものはない。
ま、有り体に言えば、財力や権力を誇示したくてしょうがないって感じの下品な物がなかった。
持てる財力と権力を何にどう行使するか、表現するか。
それって個人の教養に左右されるだろう。
金持ちと成金の違いってそこかな…。
トスカーナ大公家すなわちメディチ家が落日の時を迎え、世継ぎがなかった最後の大公妃はその有する至宝を
『フィレンツェの外に持ち出さないこと』
などを条件にときのハンガリー王に譲渡した。
そのお蔭でメディチの至宝は散逸して失われることなく現代までその姿を保っている。
ということは、ハンガリー王にもその後継者にも、最後の大公妃との約束を守るだけの教養があったということだ。
そうでなかったら、人気取りのために臣下にくれてやったり、売って私腹を肥やしたりしたかもしれない。
その価値を理解して守り受け継ぐというのは大変なことだもの。
それがあったればこそ、現代日本の私たちが古代ローマのカメオなどを見ることが出来るんだし。
メディチと、それを受け継ぎ残したハンガリー王にちょっと感謝したい気分になった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テラス席で…♪

2016-05-21 15:45:07 | Weblog
車寄せから玄関ホールに足を踏み入れると、その床はモザイク・タイル。
正面はラリックの手になるアール・デコ調のガラス壁、左手には今は使われることのない応接用の小部屋。
そこは旧朝香宮邸。
つまり東京都庭園美術館。
ここは建物自体が美術品ですわよね。
≪メディチ家の至宝展≫が開催中なので、午前中からメグちゃんと行って来ました。
展示室に進む度に、まず壁や天井、照明器具などを眺めるふたり。
その後で展示品。
メディチの手に渡ってから金の縁取りを施された古代ローマの工芸品などが多い。
この金の縁取りのおかげでそれらは今に至るまで形を保っているのかもしれない。
数多いカメオの彫りの精巧さ、美しさには驚かされる。
ゴンドラを模ったペンダントヘッドや龍のペンダントヘッド、セイレーンのペンダントヘッド、トンボのブローチやトカゲのブローチなど、時代が下るにつれてその細工の技術も精巧さを増してくる。
どの工芸家も存分にその腕を振るうことが出来たのでしょうね。
小さな真珠、丸くない真珠、小さなルビーに小さなエメラルド、金に七宝。
ダイヤモンドも使われているが、そう多くはない。
まして“ブリリアントカット”の技法が確立する以前の物だから輝きは乏しい。
それでも、全体がなんとも言えない美しさに満ちている。
アクセサリーというよりはまさしく工芸品。
ギラギラと光を誇示するような押しつけがましさのないところが好ましい。
燦然と輝いたメディチにもやがて黄昏の時は訪れ、日は沈む。
その時、ヨーロッパでは時代が変わっているわけだ。
なるほど…。
そのあとは新館のカフェでランチを頂きながらお喋り。
案内されたテラス席を吹き抜けていく風。
風にも香がある。
芝生や雑草や木々の、濃淡も明暗も様々な緑色。
ゆったりと、ただそこにいるだけの心地よさ。
“何もしない“ということをする豊かさ。
それは満ち足りた贅沢なひと時でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グラン・アレグロの後半…♪

2016-05-20 09:11:37 | Weblog
センター・レッスンの最後にグラン・アレグロ。
まず先週練習した前半部分の確認。
よし、大丈夫ね。
じゃ後半いきますよぉ
右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール‐プリエでフォンデュ・バロネが終わっていますね。
右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド‐ルルヴェ→右にシャセ→右脚にトンベ→ジュテ・アントルラセ→右アラベスク、左ドゥミ・プリエで着地→右脚ピケ、左脚アラベスク→左にシャセ→左脚にトンベ→ジュテ・アントルラセ→左アラベスク、右ドゥミ・プリエで着地→左脚を引きつけながらタン・ルヴェ→右脚からパ・ドゥ・ブーレ→4番ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール→左前大きい4番クロワゼ→右脚からパ・ドゥ・ブーレ→4番ドゥミ・プリエ→ピルエット・アン・ドゥオール→左前大きい4番クロワゼ
デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ルルヴェはアン・ファスで行います。
右ピケからのアントルラセを着地したあと、アラベスクした左脚を引き付けるところは、バロッテ・パール・テールのイメージで。
1回目のピルエット・アン・ドゥオールから大きい4番クロワゼに下りたときのアームスはア・ラ・スゴンド、2回目はアン・オーに。
じゃ、音楽を聞きながら順番を確認して。
はい、はじめから通して、一人ずつどうぞ

ほほぉ…、ユキさん、一番はじめのデヴロッペ・ドゥヴァン‐ルルヴェからシャセのところ、キレイに音に乗れているわね
あ゛…っ、後半最初のデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド‐ルルヴェ、そこはもっと音を使って、見せないと。そこで先走っちゃうとカウントが合わなくなるわよ
うん、アイさんは、フォンデュ・バロネのところのアームスがまとまってきたわね
デヴロッペ・ア・ラ・スゴンドのあとのシャセを慌てないようにね。
もう一度、どうぞ

ん~、そうねぇぇ…、ふたりとも、後半部分のリズムを掴めていないのね…。
ん~~、ちょっと見本をみせようか…。
→2→3 フォンデュ・バロネ→3 右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、左脚ドゥミ・プリエ→ デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ルルヴェ→2→3→ シャセ→2→3 ジュテ・アントルラセ→2→3 左脚ドゥミ・プリエ、右脚アラベスク→2→3…………
基本の動きは、ひとつのパに1小節を使う。
思っていたよりも使える音がたっぷりあるでしょ
パのつながりもいたってシンプルだから焦らないことよ。
来週は左側を練習しますから、右側をまとめておいてくださいね 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原作…♪

2016-05-19 11:37:28 | Weblog
先週公開された映画『殿、利息でござる!』
羽生結弦クンが殿役で出演していることも話題になっていたね。
主演が阿部サダヲ氏ということもあって、コメディなのかなと思った。
利息でござる!とは、殿から金を借りてその利息を差し上げる、ということなのかな…?
殿さまが金貸しなぁ…、伊達家でしょ…実在の……、う~~ん…。
ふと、原作を読んでみようという気になった。
書店へ行って検索機でタイトルを入力。
お探しの本は見つかりませんでした
ナニ…っ
ん~、でもぉ…、以前にそのタイトルの文庫を見かけたような気がするんだけどなぁぁ…。
文庫本の棚を巡っていたら…。
お゛ぉぉ…っ、あった…っ
映画の出演者がずらりと居並んだカバーに≪映画化≫のスタンプ。
おぉぉ、これかぁぁ…。
では、早速…
ふぅ~~ん…、伊達家って、そうなんだ……。
主舞台は仙台藩の中にある吉岡宿。
今風にいえば重税に苦しみ、住人が減り寂びれつつある宿場町。
このままでは町がなくなってしまう、なんとかしなければと真剣に危惧した二人の男。
穀田屋十三郎菅原屋篤平治
この二人が心を合わせて宿場のために、その住人のためにと策をたて、慎重に慎重に事を進めていく。
ひとり、またひとりと同志が増えていく。
その家族も悲愴な決意とともに尽力を惜しまない。
どこまでも己を犠牲にしてひとのために尽くし続ける、この上なく清廉な人々が実在したことに驚かざるを得ない。
やがて八年をかけて事は成る。
それは江戸時代が明治に変わるまで、吉岡宿を潤すことになる偉業である。
それほどの偉業をなしながら、彼らの一人として、またその子子孫孫に至るまで手柄を誇ることなく、特別な栄誉を求めもせず。
そうして時の流れの中に消えていった家もあれば、平成の世まで存続した家もあり。
現存する資料に忠実に、淡々と、事実が語られていく。
江戸時代とはいかなる時代であったのか、民と公(おおやけ)とはどのように関わっていたのか。
為政者の考えとは、民の考えとは。
お役所仕事というものは。
歴史の教科書からは学び得ない過去の現実を窺うことも出来る。
まさに物語のような実話である。
『無私の日本人』所収 ≪穀田屋十三郎≫ 磯田道史著 文春文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小尻を守る、目指す…♪

2016-05-18 09:57:05 | Weblog
メンバーが集まるのを待ってメグちゃんとお喋りをしていたら、入り口のドアが開いた。
「ほほほぉぉ~、いらっしゃいまし~、来てくれたのねぇ
マユミさん登場。
ん~、嬉しいなぁぁ
間もなくメンバーが揃ってエクササイズ、スタート
仰向けで、腹式呼吸、ハムストリングのストレッチ、片脚をターン・アウトしてもう一方の膝にかけるストレッチ、ここまでは日曜日のアンチエイジング・レッスンでやっているからマユミさんも慣れたもの。
そのあとに続くエクササイズ・メニューではやり方や気を付けるポイントなどを説明しながら見本をみせて…。
両膝を90度くらいに曲げて、坐骨を床に突き刺すイメージで座る。
肩との角度が90度くらいになるように両腕を後ろについて上体を支える。
右脚を軽くターン・アウトして膝下を上げる。
膝をウエストに向かって(引き上げる→戻す→)×4=1セット。
左側も同じように。
これを右左交互に2セット。
これはねぇ、腹横筋や腸腰筋を強化するエクササイズ。
動かす脚と反対側の骨盤がつられて動かないように気を付けましょう。
あ… メグちゃん、ちょっとだけ動いてるな…。
押さえてあげませう
「……っふっ……
横向きに寝てのエクササイズは、いつものメニューにちょいとプラス。
膝を曲げた上側の脚を(ターン・アウト→戻す→)×4。
ターン・アウトしたまま、膝を肩に向かって(引きつける→戻す→)×4
これは大臀筋だけでなく沢山あるお尻のいろんな筋肉の強化に効果があります。
緩んで垂れ下がることのないお尻を目指さなくちゃね
「…っとにお尻にモロにきてますねぇ…
でしょぉぉ
アナタの弛み知らずのお尻を守るエクササイズよ、トモコさん
そしてマユミさん
硬い身体でもないし、体幹も弱いほうじゃない。
メリハリ・ボディになるのも夢じゃないわよぉ。
この1年で脚のラインも変わってきたんだからね
仰向けに戻って腹斜筋や腹横筋強化のエクササイズをやったあとは座って肩や首まわりのストレッチ。
大きく両腕を開いたあと、腕を肩の高さで伸ばしたままぐりぃぃ~~んと捩じっていく。
「…………」
マユミさんが、珍しいモノを見るような で私の腕を見ている。
にゃはは…、この捩じり具合ね…
「そこまで回るもんなのかな…って…」
あ、回せる回せる、みんな。
無理せずにエクササイズしていけばね、みんな回せるようになる。
基本的な構造は私もみんなも同じだから
最後にゆっくり立位体前屈をしてレッスン終了。
血流がよくなってスッキリしたね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

首を回すタイミング…♪

2016-05-17 09:28:54 | Weblog
グラン・ジュテ・アントルラセの基本の≪基≫を練習したら、最後にグラン・アレグロ。
前半と終盤は先週までと同じだけど、中盤の部分にアントルラセを組み入れます。
…3回目のデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド‐シャセ‐グリッサード・アン・トゥールナン→右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン‐左脚プリエ→右脚ピケ、左脚アラベスク→左斜めにシャセ→ジュテ・アントルラセ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク→右脚ピケ、左脚アラベスク→左斜めにシャセ→ジュテ・アントルラセ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク→上手奥へ歩いて移動→右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ→ピケ・アン・ドゥダーン・アン・トゥールナン×6→左脚エファセ・デリエール・ポワン・タンジュでポゼ
最後のポゼのアームスはチェケッティの3番、アド・ブラ。
ジュテ・アントルラセの部分をカウントで練習。
着地したときにアラベスクの脚を落っことさないようにね。
アントルラセを跳んでいるあいだは下を見ないこと。そして着地の瞬間にも目線を下げないこと。
「下を向いたり視線を下げることで意識が下向きになるからキレイに跳び上がれないよ」
では、音楽でどうぞ

うん、悪くない。
アントルラセもね、1回目の着地から2回目のピケまで落ち着いて動けたね。
初めて練習したアントルラセよりも、問題なのは最後のポゼだ
軸脚の膝を伸ばすのかプリエなのか、ポワン・タンジュ・デリエールなのか大きい4番なのか、はっきり決めましょう。
「…たはは……
最後のピケ・アン・ドゥダーンのアームスもずいぶん改善されて良くなってるよ
ということで、ピケ・アン・ドゥダーンの練習。
鏡に映る自分に向かって真っ直ぐに進む練習をしよう。
そして、アームスは腰に。
首の動きをコントロールすることで軸をまわす
こんな風に、とまず見本を見せる。
はい、ちょっとゆっくりでいいからやってごらん
……
「…うにゃぁぁ……
そうだね。
顔から先に回ってるから、どこが正面か進行方向か分からなくなるでしょ。
鏡に映る自分の背中を確認するまでは首を動かさない。
鏡に映る自分の背中を確認したら、今度は首を先に動かしてトルソーをリードする。
それが回転のイメージよ
「…… せなか……くびから せなか……くびから ……」
そうそう。
そしてね、後半の回転が足りなくなってしまうのは、首を正面に戻すのが遅いから。
その動きが足りないと軸の回転が停まっちゃうの。
ほれ、もう一度
「… うひゃぁぁ……」
ん、今のは顔から思いっきり先に行ったからよ
落ち着いて、落ち着いて。

うん、ちょっとずつ分かって来たね。
メグちゃんの場合はほかに困った癖がないから、首を回すタイミングを掴めれば安定した回転がスムーズに出来るようになるわよ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする