アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

贅沢がしてみたい…♪

2014-09-30 09:49:09 | Weblog
『ローマ亡き後の地中海世界 海賊そして海軍』 塩野七生著 新潮文庫全4冊
ゆっくり、じっくり読み終えました。
一千年を超える地中海世界の物語。
MRIで人体のある部分の断層画像を見るように、時間軸のどこかの断層画像を想像してみる。
チェーザレ・ボルジアがイタリア統一の野心を胸に戦いに明け暮れているとき、シチリア島の向こうでは海賊との戦いが行われている。
海将アンドレア・ドーリアが死去したころ、織田信長は桶狭間に今川義元を攻めているかもしれない。
ルーブル宮殿で“王后のバレエ・コミック”が上演されたころ、地中海では海賊との攻防が続いているだろう。
かつて読んだ塩野作品を思い出しながら読み進むことも度々。
ふと思った。
同時に読んだら楽しいかもな…
目の前に大海原が広がるホテルか旅館の一室で、畳2畳ほどの地中海の地図を広げておき、海を眺めながら『ローマ亡き後の地中海世界』を読む。
すぐ手の届くところに、副読本として他の塩野作品も揃えておく。
『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』
『コンスタンティノープルの陥落』
『ロードス島攻防記』
『レパントの海戦』
『海の都の物語1~6』
『緋色のヴェネツィア サンマルコ殺人事件』
『銀色のフィレンツェ メディチ家殺人事件』
『黄金のローマ 法王庁殺人事件』

『ローマ亡き後の』を読みながら“あ、そういえば”と思い至ったことがあったら副読本のどれかを開く。
もしかしたら、副読本を読んでさらに“あら、そういえば”と思い至ることがあって次の副読本を開くかもしれない。
そうやって道はそれていき…、でもまた『ローマ亡き後の』に戻る。
何日かかるか分からないが必ず終わる。
そんな贅沢な読書をしてみたいなぁ
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美女もナイス・ミドルも快調…♪

2014-09-29 09:15:44 | Weblog
センター・レッスン。
バットマン・タンジュの練習をしてから先週練習したピケ-ルティレ→クぺ→バロネの練習。
動きやすい音楽を選んであげよう。
この曲はどう?
これはいかが?
じゃ、これは?
「…、あ、コレが動きやすいです
よしよし、音楽に合わせてどうぞ

うん、ちょっとだけ修正しようね。
はじめのピケ-ルティレのルティレがドゥヴァンでもなくア・ラ・スゴンドでもなく中途半端なルティレになってるから、その脚を前に下すか後ろに下すかで迷っちゃうのよ。
この動きの場合、ルティレは必ずドゥヴァンです。
「あぁ、ちょっとわざとらしいくらいに、カカトをお膝にくっつけるくらいに深くルティレしてごらん」
もう一度、音楽でどうぞ

うん、うん。いいわねぇ
「ん~、まだ、どの部分が見せ場なのか、よく分かってない…
あ、それはね、バロネの部分
それにしてもメグちゃん、どこが見せ場=アピール・ポイントなのかなって考えられるようになってるなんて素敵よぉ
さて、以前に練習したアッサンブレのアンシェヌマン、覚えてる?
パ・ドゥ・ブーレ→グリッサード→アッサンブレ
「はい、大丈夫です
と右側→左側とおさらいするメグちゃん
よし。
今回は少しパを変えます。まずは見ててね、と見本を。
ピケ-アラベスク→シャセ→グリッサード→アッサンブレ
どお?分かったかな?
まずゆっくり一緒にやってみようね。
1番アラベスクでピケして→→→アン・ファスに向きを変えてシャセ→→→グリッサード→→→アッサンブレ
シャセは進行方向に対して後から追ってくる側の脚を5番の後ろに引きつけます。
アラベスクのときのトルソーの向きが中途半端な向きにならないように気を付けましょう。
はい、音楽でどうぞ

おぉ、いいわよぉ。
ただちょっとだけ惜しいのは、ピケ-アラベスクがアラベスク-ルルヴェと混ざっちゃってること
アラベスクには
ピケ-アラベスク
アラベスク-ルルヴェ
アラベスク-ソテ
大きく分けてこの3つがあって、それぞれ違うパですからきちんと動き分けましょうね
はい、良く出来ました、お疲れ様でした
続いて《アンチエイジング・レッスン》
今回はミスターМも参加。
「こないだ竹林を伐り開いたんだよ、斜面になってる所を上りながら…。普通だったら次の日ガチガチになるところだけど、全っ然平気なの。やっぱりレッスンしてるからだよな
竹林を伐り開く…、それはスゴい
では仰向けになって腹式呼吸から…
腰回りのストレッチや四頭筋・ハムストリングのストレッチなど…、うん、順調、順調。
「ではお腹を緩めて息を吸って…、お腹が窪むまでしっかり吐ききります…、はい、お腹が窪んだままでお膝を上げて…、お腹を窪ませたまま息を吸ってぇ…それ…っ」
と腹横筋強化のための腹筋運動。
1セット=8回。
「肩や首回りの力を抜いて下さいねぇ。しっかり力を入れるのはお腹だけですよぉ」
「いやいやいや…、力入っちゃって…カチカチ…
はい、もう1セットね。
次は横向きになって、肘と前腕とで上半身を支えます。肘が肩の真下に来るように。そして頭の天辺→上側の肩→骨盤→膝が一直線になるようにします。お膝は90度に曲げて下さいね。
では行きますよぉ、上側の腕を“前へならえ”っと前にだしながら腰を上げて下さい、それっ
そのまま8カウント静止、そしてゆっくり腰を下ろして元のポジシオンへ。
「…これは…けっこう……キツい…です…
そうですかぁ。
これはね、体幹を強化するエクササイズなんですよ。とくに腹斜筋強化に効果があるの。
右側3回、左側3回。
バーに掴まってのエクササイズのあとは、久しぶりにホップ&タッチをやりましょう
いつもは、
ホップ→右手で右膝→ホップ→左手で左膝→ホップ→右手で右カカト→ホップ→左手で左カカト……
という順番なのですが、試しに
ホップ→右手で右カカト→
からはじめてみた。
「…え゛?……お゛…?」
「…………」
ね、慣れた動きでもちょっと変えると、また脳の刺激になるんですよ
「おぉ、ぐるんぐるん頭が働いてる感じだもんな
そうそう。その刺激がアルツハイマー予防になるんだそうですよ。
秋になって美味しいものが沢山出回るようになりました。美味しく沢山食べられるように、エクササイズでボディを整えましょう
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雑草…♪

2014-09-25 11:04:01 | Weblog
近くに人が住まなくなって久しいお家があった。
手入れをする人がいない小さな庭には様々な植物が勝手放題に繁茂している。
5月には薔薇が咲き誇り、夏の夜にはカラス瓜が白い花を際立たせ、秋にはホトトギスが落ち着いた風情を添えていた、毎年。
そこが8月のお盆休み明けに解体されて更地になった。衛生面でも防犯面でもいいことだと思う。
朝のゴミ出しでその横を通る。
ちょっとした変化に気が付いたのは更地になってから1週間程あとのことだ。
小さな小さな緑の点が、あちこちにポツ、ポツ、ポツ…っと。
見る度にその点は増えていき、カタチをなしていく。
まずはドクダミ。まだ10㎝ほどの丈ながらちゃんとドクダミらしい葉っぱだ
そしてカラス瓜。小さな葉っぱとともにしっかり弦をのばしている。
建物を解体し植物を撤去し更地にするときに掻き混ぜられたとしても、地中に根っこや種が残ってたんでしょうね。
『みをつくし料理帖』の登場人物が主人公の澪を駒繋ぎに例えて評するシーンがある。
駒繋ぎは例え踏まれても抜かれても自らを諦めることなく、その花は天を目指す。あやかりたいものだ。
たしかそんな台詞だったと思う。
更地に芽を吹いたドクダミとカラス瓜を見て、それを思い出した。
まだ若い小さなカラス瓜から感じるのは、挫けない逞しさだ。見習いたいものだ。
頑張ってね、声は出さないがついつい応援してしまう。
来年の春にはほかにどんなものが芽吹くだろうかと、秘かな楽しみでもある。
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レディース・デイ…♪

2014-09-22 09:42:06 | Weblog
「ポワン・タンジュからドゥミ・プリエに移行するところ、あのね、ちょっとイメージを変えてみて…、いいですか…?」
ドゥヴァンで説明するね。
ポワン・タンジュして、後ろから腰を前に押し出されたときに、タンジュの足にストッパーが掛かっていなければ、するするする…っとどんどん前に滑り出していっちゃうだけだわね。
でも、タンジュした爪先にはストッパーが掛かっていると前に滑らせることは出来ない。だから後ろから腰を押し出してくる力と融合するためにドゥミ・プリエをする。
プリエに踏み込むことはしゃがむことではないと教えてきたから、こんどは何故プリエするのか、を考えて動いてごらん

ん、メグちゃん、プリエに踏み込むときにお尻を振らずに出来たじゃない
おぉ、ミクちゃん、2番プリエからポワン・タンジュに戻るところ、タイミングもバランスも今回のは花丸よぉ
「……」
バットマン・フォンデュのあとルルヴェ・ランの基本の《基》を練習。
ミクちゃんは先月末、マン・トゥー・マンのときに練習したけどメグちゃんは初めてだからちょっと説明するね。
鏡の方を向いて両手後ろ手にバーを持って1番ポジシオン。
右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→ ゆっくり脚を上げていく→ ゆっくり下ろし1番ポジシオン

気を付けることは
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドのときの骨盤の位置や角度を変えずに脚をあげること
爪先が床を離れるのに従って、骨盤が軸脚側に移動したり、動作脚側の骨盤が下がったりしてはいけません。
骨盤の高さが1番ポジシオンのときの高さよりも低くならないように気を付けましょう。
動作脚を90度以上に上げると骨盤が傾斜(動作脚側が高く)しますが、トルソーごと軸脚の方に落ちてはいけません。
骨盤が軸脚側に落ちてしまうと動作脚側の腰回りの筋肉が縮み、結果的に脚を上げることが難しくなります。
動作脚の高さが高くなるにつれて骨盤に傾斜が起こるのですから、脚より先に骨盤を動かさないように気を付けましょう。

おぉぉ、ミクちゃん、先月練習したことがちゃんと出来るようになってるじゃないのぉ、いいわよぉ
「……」
「あのね、脚を上げていくというのは、動作脚の爪先で円周をなぞっていくようなイメージなのよ。軸がズレたり骨盤の位置がズレたりするとキレイな円ではなくなるでしょう?そんな脚の上げ方をしてはダメなの。ほら、円周を何回なぞっても直径になる中心軸が移動することはないでしょ?だからね、自分自身を直径として自分の周りに大きな円をイメージするといいのよ」
すると、ミクちゃんがポン とバットマンを…。
「それ そのライン いまのコントロールが正しい
「……」
ではセンター・レッスン。
まずバットマン・タンジュの練習をして、そして。
「ミクちゃんにはキッズの頃に教えたことがある。メグちゃんは初めてだから一緒にゆっくりやってみようね」
左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール-右脚ドゥミ・プリエ→左脚にトンベしてピケ、右脚ルティレ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→左脚ルルヴェ、右脚バロネ→右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、左脚ドゥミ・プリエ⇒右脚にトンベしてピケ、左脚ルティレ→左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→右脚ルルヴェ、左脚バロネ→左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、右脚ドゥミ・プリエ⇒…………
どぉ?思い出した?
「……」
では音楽に合わせてどうぞ

あぁ、メグちゃん、焦らない、焦らない。右側も左側もそれぞれの動きはちゃんと出来てるんだから、慌てないこと。
ミクちゃんはちょっとアンシェヌマンを練習しよう。
右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエ⇒右脚ピケ-左ルティレ→右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエ→右脚ピケ-左ルティレ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→左脚にトンベしてピケ、右脚ルティレ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→左脚ルルヴェ、右脚バロネ→右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、左脚ドゥミ・プリエ→左方向にパ・ドゥ・ブーレ→右脚前5番ドゥミ・プリエ→シャンジュマン・ドゥ・ピエ→左脚前5番ドゥミ・プリエ→左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン⇒…………
一緒にやってみようね、と並んで練習。
メグちゃんは基本の動きを練習。
またミクちゃんと一緒に練習。あら、ノッて来た感じねぇ、動きのキレがよくなってきた
あっ、メグちゃんは集中力が切れてグルグルになってきたな
はい、よく頑張りました、お疲れ様でした
続いて《アンチエイジング・レッスン》
ミスターМはお仕事の都合でお休み。
ミクちゃんはクール・ダウンのストレッチを兼ねてこのクラスにも参加
いつも通りに仰向けになって腹式呼吸からスタート。
動作脚と骨盤の関係が分かるように仰向けになったままでバットマン・デガージェとグラン・バットマンの練習。
この動きは内腿の筋力アップにつながるからカヨさんにも効く。
体幹の筋力アップのメニューを変えたり、バーでのメニューにも体側の筋力アップに効果がある動きを採り入れたり、いつもとはちょっとだけメニューに変化を…
「この動きはね、ウエストの括れをキープするのにも有効だからね」
「……」
最後に重心移動のメニューでレッスン終了。
たまにはレディース専科ってのも悪くないわね。
「なぁんか静かで優雅な雰囲気だったわぁ
昨日は期せずしてレディース・デイとなったのでした
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そしょく…♪

2014-09-20 13:01:01 | Weblog
早朝、ぐがっ と胃に異変を感じて目が覚めた。
「うあぁぁぁ~、お腹がすいたぁぁぁ~、あ゛ぁぁぁ~
胃のあたりが大きな空洞になったような空腹感。
まずい、これを放っておくと飢餓感に変わり、いずれは、デブのもと
ご飯が炊きあがる時間はまだもっとあとだから…。
ここはひとまずシリアルで落ち着こう。いつもの段取りが数時間早まるだけのこと。
私は、起床後の空腹時にはまず豆乳をかけた“玄米フレーク”をお腹に入れるようにしている。
そうして空腹状態を抜けてからご飯が炊きあがるのを待ち、朝食の支度をするわけです。
メニューはいつもたいして変わらない、変わり映えがしないといえばいえるけど、それでよろしいと思っている。
家庭の、たとえ一人暮らしであろうとも家庭の賄いというものに、ことさらな変わり映えは必要ないと考えている。
もちろん三度三度、毎日毎日レトルトカレーだ、出来合いのコロッケだ、冷凍のハンバーグが続くってのは、いくら変わり映えがないとはいえそれは間違いだ。
要は、おもてなし料理=会席料理、料理屋の料理のような華やかさはなくてもよろしいということなの。
日々の賄いは“そしょく”でいい。
そしょくとは“粗食”と書く。
だから粗末な食事とか貧しい食事を連想しがちかもしれない。
でもね、私は思うのです。
“そしょく”“素食”そして“礎食”なんじゃないかな。
素食の“素”は栄養素の“素”、礎食の“礎”は基礎の“礎”
きちんと栄養素を摂取出来て身体の基礎を作る、そんな“そしょく”が正しいのだと解釈しています。
“そしょく”で身体の基礎がきちんとできていれば、まれにコンビニ飯を食べたくらいでは基礎は揺らがない。
でも日々の食事がファストフードやジャンクフードであった場合、確実にそして早々に身体の基礎は揺らぎ崩壊していく。
ファストフードやジャンクフードこそ、まさに文字通りの“粗食”=粗末な食い物
朝昼夜のどこでもいいから、一日に一度だけでもいいから、きちんとした食事をする。一日に一度が無理なら三日に一度、週に一度でもいい。
どんなに忙しくても、何か一つ、きちんとしているものがあれば、それが自分を見失わないでいられる拠り所ともなるんじゃないかしらね。
“しょくじ”という音は同じだが一つは“食事”と表わし、一つは“食餌”と表わす。
“食事”は食べること、食べて身体を育むことであり、また食をとおして他者と向き合い心を通わせ、楽しみを共有することでもある。
“食餌”とは、字のごとく“エサ”を食べること。本能の領域の作業であって知性や教養とは関わりないもの。
ま、これは私の勝手な解釈ですけどね
あぁ、“食餌”だって間違いではないんですよ、体を肥やすから。牛さんも豚さんも食餌してるでしょ
可能な限り、自分が摂るのは“食事”でありたい、と思った朝でした。
よっぽどお腹が空いてたんだわねぇ
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今年もきちんと…ふふふ…♪

2014-09-19 16:48:15 | Weblog
今日は9月19日、巳の日です。
上野不忍池辯天堂では毎年恒例の巳成金大祭が行われました。
例年、午前中に出かけていたのですが、今年は午後から行って来ました。
清水観音堂の足元から辯天堂を正面に見ながら階段を降りて道を渡り、真っ直ぐ進む。
ん゛
左手にあった茶屋というか食堂というのかがなくなっていて更地になっている
そうかぁ、今回1年ぶりだもんなぁ…。
辯天さま、ながらくご無沙汰いたしてごめんなさい
手水を使い、古札をお返しし、お参りの列に並んで順番を待つ。
生卵とかお酒とかのお供物を持参した人たちもいて、あぁ辯天さまと親しくしてるんだな、いいな、と思える
お参りの手を合わせたところで丁度、午後の大法要、ご祈祷が始まった。
観音経(…だろうと思う…)がなんだかすげぇスピードで朗誦されていく。
般若心経以外のお経を知らない私には『観世音菩薩』『観音力』くらいしか聞き取れない。
昔きいたことだけど、こういうご祈祷のときにその場に居合わせると、たとえその席に連なっていなくともご利益があるんですって。
そうよねぇ、と思う。
あの太鼓と読経の波動って御堂の外の敷居際にいても伝わってくるもんね
私が立っているところから奥の祭壇にともされた2本のろうそくの火が見えていた。
大音量で打ち鳴らされる太鼓の音や唱和する読経の声にも揺らぐことなくまるで作り物のようだった火が、お経の終盤にさしかかったところで揺れ始めた。
あ、お経が辯天さまに届いたな、そんな気がしました。
そうそう今日は面白いものも見た。
御堂の入り口近くの扉の向こうに消えた若い作務衣姿の坊さまが、荷物を抱えて出てきて、…そして…、足で扉を閉めた
まぁね、重ねた箱を下から両手で支え顎まで使って押さえているわけだから、そりゃ足しか…。
辯天さまもクスクス笑ってたりして…。
ご祈祷が終わったら授与所でいつもと同じお札を授けて頂き、お財布に入れておく小さなお守りも授かってきた。
この小さなお守りは、基本的には1ヶ月ごとに新しいものに取り換えるのが一番よろしいのですが、私はにゃぁんとこの1年間取り換えなかったんですよねぇ…
ちょっといい感じだなぁと思えたことがあって、取り換えると流れが変わっちゃうような気がしたものだからそのまま持っていたのです。
ですが、ここんとこちょっとお財布の中身の調子が思わしくないのは、もしかしたら小さなお守りが力尽きちゃってたのかもしれん
確かになぁ、“1ヶ月分”の効力を吹き込まれたお守りに1年間働いてもらったんですもんねぇ。
そりゃぁ、ねぇ…
今度はもうちょっとこまめに取り換えなくちゃ、と考えた辯天堂でのひと時でした。
楽しかった
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美女もナイス・ミドルも…♪

2014-09-15 09:50:42 | Weblog
センター・レッスン
バットマン・タンジュのあと、先週練習したデブロッペ・ア・ラ・スゴンド・ルルヴェの練習。
まずは基本の《基》でルルヴェや、シャッセからク・ドゥ・ピエ-プリエへの移行のタイミングなどを丁寧に確認。
ひとつひとつの動きをきちんと粒立てるように気を付けましょう。
この基本の《基》の部分がいい加減だと、ずるずるとなし崩し的な動きに見えてしまうからね。
音楽に合わせてデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ルルヴェ-シャッセをどうぞ

うん、宜しいでしょう、ルルヴェのバランスも悪くない
つぎはアームスとエポールマンの関係に注意を向けましょうね。
それではアッサンブレのアンシェヌマンを練習しましょう。
まずは見ててね。
右脚後ろ5番→右脚アッサンブレ→右前5番タン・ルヴェ→左脚アッサンブレ→左前5番タン・ルヴェ→右脚アッサンブレ→右前5番→右脚アッサンブレ→右後ろ5番→右脚アッサンブレ→右前5番タン・ルヴェ⇒左脚アッサンブレ→左前5番タン・ルヴェ→…………
どぉ、わかった?
順番の確認をしてみて下さいな。
「アッサンブレ→タン・ルヴェを右左やったあとは、同じ方のアッサンブレを3回…?」
そうです。
後ろから前→前から後ろ→後ろから前、つまりアン・ドゥダーン→アン・ドゥオール→アン・ドゥダーン、ってこと。
「そして、タン・ルヴェ…?」
そうそう。
ホントに覚えるのが早いよねぇ、メグちゃん
じゃ、音楽に合わせてどうぞ。

う~ん、順番は合ってるんだけど、アッサンブレ3回繰り返すところがなぁ…。
2つ目のアン・ドゥオールのアッサンブレが…にょん とびっくりして慌てたような跳躍になってるよぉん
もともと跳躍力はあるほうなんだから、慌てないで、ア・ラ・スゴンドにジュテする脚で床をしっかり押してね。
それとアームス。力が入りすぎてぎっちり脇を締めちゃってる
アン・バとドゥミ・スゴンドの中間くらいにアームスを開いて、脇を開放するようにしてごらんなさい。
では最後にデヴロッペ・ア・ラ・スゴンドのアンシェヌマンを
上手奥で右脚ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ、アームスはドゥミ・スゴンドで準備。
右からデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-シャッセ→左→右→左→アラベスク・ソテ→左にシャッセ→グリッサード→左アッサンブレ→右にパ・ドゥ・ブーレ→4番プレパラシオン→右にトゥール・アン・ドゥオール→右脚後ろ大きい4番クロワゼでポゼ
まずはカウントに合わせて順番とパの確認。
はい、音楽に合わせてどうぞ。

あ~、メグちゃん、手首から先が翻っちゃって…、それじゃタクシーが停まっちゃうよぉん
およっ、足首から先も力が抜けちゃってスニーカー 履いてるみたいになってるよぉん
ちょっと疲れて集中力が切れてきちゃったんだね。
よし、よく頑張りました、お疲れ様でした
続いて《アンチエイジング・レッスン》
夏の間は体調を崩していたカヨさんが先週から復帰、お仕事の都合でお休みが続いたミスターМもおよそ1ヶ月ぶりのレッスン。
「ひとつお手柔らかにお願いします」
「イヤです
「明日九州に出張なんだよぉぉぉ」
相変わらずご活躍ですね。
メニューはいつもの通り、仰向けに寝て腹式呼吸から。
ときどきミスターМの様子を窺うと、それほど辛そうには見えないねぇ、よしよし
フロアーでのエクササイズのあとはバーでのエクササイズ。
「ミスターМ、見てる限りはそれほど固くなってはいないけど…、でもやってる本人にしてみればキツイんだろうなぁと想像はする
「うぅぅ、初めてレッスンしたときみたいだ…
大丈夫ですよ、ちゃんと動けていますから
カヨさんは骨盤の角度がブレなくなってしっかり安定してきたわよね、良い感じ。
ではセンターで重心移動の練習をしましょう。
念のため順番の確認を…。
右脚を上げて両腕を上に高く→右脚を踏み込んで左腕が前→左脚に戻って両腕を高く→脚を揃えて腕を下す→左脚を上げて両腕を高く→左脚を踏み込んで右腕が前→右脚に戻って両腕を高く→脚を揃えて腕を下す→…………
いいですかぁ、音楽に合わせて、いきますよぉ

おぉ、1度も間違えることなく、よく出来ましたぁ
脚を踏み込むときにね、内向きにならないように気を付けましょう。
内向きだと内転筋や腹筋を正しく使えないからね。
じゃ、もう1回やりましょうか?
「もうけっこうです
あら
かなり汗をかいていたミスターМ、久しぶりにすっきりしたんじゃないかな
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人の振り見て…♪

2014-09-12 09:31:02 | Weblog
木曜の夜、21時30分前後。
カルチャー・センターでのクラスを終えての帰途、電車が某駅に到着。
新たに乗ってきた数人の中に30代半ばほどの女性がいた。
ぐぉっしぐぉっしと歩いて私の正面のひとつ隣の空席にぐわさっと座り、早速にスマホの操作を始める。
中肉中背の体型で、はっきりしたストライプのブラウスに膝丈のセミタイトスカート、就活生が履くような黒のパンプス。額を出したヘアスタイルは低い位置でシニヨンにまとめている。
2駅ほど過ぎたところでだったかしら、姿勢を正そうと座りなおしたとき彼女に視線が向いた。
こっ、こぉらぁぁぁ
お膝を閉じなさいっっっ
膝丈スカートは座ると裾線が上がる。内腿の奥まで見えている
私の隣の席のオジサンにはいい迷惑だろうな…
ずれっっとだらしなくお膝を開いて、そのくせくるぶしから先は思い切って内向きって、なんて醜いこと。
こら、お膝を閉じなさいっ
ただでさえ形の悪い脚なんだから、せめてお行儀よく揃えなさいっ
なぁんて私の心の叫びが届くわけもないけどね。
いったいどういう女性なんでしょう、とついつい見てしまう。
あぁあ~
厚く塗り込んで粉浮きしたファンデーション、珍妙に塗り広げたオレンジ色のチーク、これまた珍妙に塗りつけたアイライン…。
そして、両頬から顎までぼつぼつと広がる無数の吹き出物
思春期をとっくに過ぎて30代半ばになっているというのに、あれほど大量にそれも大きな吹き出物が出てるってことは不健全な食生活が原因としか考えられない。
あのだらしのない座り方から察するに、自宅でもだらしなくべたっと座ってジャンクフードでお腹を満たしてるんでしょうね。
質素であってもきちんと整えた食事をお行儀よく頂く、なんてしないんでしょうね。
食べ散らかしたジャンクフードの袋やらカップめんのカップなんかが散らかってるかもしれない。
お洋服なんかも脱ぎっぱなしで、整理整頓が出来てない部屋はガラクタだらけで…。
と勝手に連想していて、ふと気が付いた。
座り方がだらしなくて肌が汚いことから、いとも簡単にこれだけの連想が出来ちゃうってことはさ…。
私の姿を見て他人が勝手に連想することもあるってことよね。
きちんとするってことは、誰かのためじゃない、自分のためだわ。
「べっつに誰かが見てるわけじゃないしぃ」
と開き直る人もいる。
確かにそうです。そんなだらしのない人に好意的な視線や関心を向ける人はいない。
アンタのことなんか誰も見てないわよ、それは事実です。
でも、見ている“内なる自分”はいるでしょう、悲しんでいるでしょうよね。
うぅわぁぁ、気を付けよう
と思った電車の中での1シーンでした。
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初デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド…♪

2014-09-08 08:28:58 | Weblog
センター・レッスンのバットマン・タンジュ。
音楽に合わせて練習したあと、ちょっと修正。
アン・オーとア・ラ・スゴンドのアームス(=3番のアームス、ワガノワ式では“大きなポーズ”)のとき、アン・オーにした腕の小指側のラインを窓枠だと思って、窓際から空の星を見上げるようにイメージしましょう。
エシャッペのあと2番ドゥミ・プリエに下りた瞬間にアームスもアン・バ。アームスを下す動きが遅れないように気を付けましょう。
ではもう一度音楽で

「てへへ…、2番ドゥミ・プリエでアームスをアン・バって、人に見せられるポーズじゃないような…
「いいや、そこを美しく見せるのがバレエ
さて、それではデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド-シャッセに挑戦してみましょう。
まずはゆっくり見本をみせるからね。
→8→左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→1 右脚ルティレ-ルルヴェ→右脚デガージェ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→2 右脚前シャッセ→右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→左脚にトンベしてドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→3 左脚ルティレ-ルルヴェ→左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン、右脚ドゥミ・プリエ→4 左脚前シャッセ→左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン、右脚ドゥミ・プリエ→左脚にトンベしてドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→……………
どぉ?分かったかえ?
「え~…っとぉ……」
自分でカウントを数えながらゆっくり動きを確認していくメグちゃん
1カウント=1ムーヴメント、1カウント=1ポゼよ。
おりょ?ありゃ?と言いながらもどこでハズしてるかは理解できている彼女。
よし、じゃカウントをいれてあげるからゆっくり続けて動いてごらん
→8→1→2→3→4→……………
うん、リズムを掴めてきたね、よしよし。
じゃぁ音楽に合わせてやってごらん
→8→1→2→3→4→……………
慌てない、慌てない。
シャッセのスタートが遅れないように気を付けてね。
シャッセをしたあと、次のトンベまでの間を先走らないようにね。
少しずつ修正しながら繰り返す。
うん、そこまで安定してるなら大丈夫だわね。
「んじゃぁね、ちょっと見ててね。プレパラシオンは同じ。カウント1でルティレを通過してそのままバットマン・デヴロッペ、その脚をデガージェ・ドゥヴァンに振り下ろしてシャッセ、あとは同じ」
右→左→右→左とデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ピケ&シャッセをスローテンポで繰り返して見せる。
カウントに合わせてゆっくり練習してから音楽に合わせて練習。
→8→1→2→3→4→……………
おぉぉ、いい感じだ
じゃ、アームスもきちんと動かしましょう。
アロンジェにしたアームスの手首から先が翻らないように気を付けてね。
はい、もう一度
うん、うん、うん。
動作脚はきちんとク・ドゥ・ピエからルティレを通過してバットマンが出来ている。
軸脚のルルヴェが高い。
シャッセとトンベも安定してスムーズ。
初めてでここまで出来れば言うことなし
ホントに良くできましたぁ
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なるほど、なるほど…♪

2014-09-04 10:28:35 | Weblog
購入予定の文庫を2冊ピック・アップしたあと、いつものように文庫本のコーナーを順に回る。
『…………』の新刊が出るのは11月頃だったっけなぁ…。
『…………』の続編がそろそろ出てもいい頃じゃないかなぁ…。
◇◇◇さんの新刊が出てる…、一度はちゃんと全作読んだほうがいいような気がするがなぁ…。

なぁんて考えながら、ちょっと手に取ってみるのも楽しい。
小説&文学以外の多様なジャンルの文庫を集めた一角がある。
…ほよ…
ちょっと覗いてみよ…。
『アンハッピーな女性ほどアクセサリーをじゃらじゃらつけています。まるで修験者です。…中略…アンハッピーな女性は、ピアノカバーや音楽室のカーテンのようなスカーフやショールを首に巻いています』
けけけ…
そうだ、そうだ、その様子が目に見えるようだ。
もうちょっと…。
『アンハッピーになってくると、おでこをどんどん隠し始めます。…中略…どんどん前髪が重くなって、すだれからのぞいている状態になるのです』
けけけ…
あ~、このまま立ち読みを続けたい~。
でも、立ち読みしながら
ひひひひ…、へへへへ…
なんてアヤシク笑っていると、真面目に本を探している素敵な老紳士が腰を抜かしちゃうかもしれん…
家で読もう。
…で、どういう内容かといいますと…。
ハッピーな女性とアンハッピーな女性の行動や考え方・感じ方の違いをシンプルに比較して、結果、なるべくハッピーでいましょうね、というものです。
どういうジャンルに分類すればいいか、ちょっとわかんない
でも読みやすいし分かりやすいし、読んでいて楽しい
ある部分において、私はハッピーな女性として合格です
おでこを出していて、耳も隠していないし、首筋もちゃんと見せている、常に
56項目のなかには、ときどきグサッッ とくるものもある。
こういう本を読んで、たまにはわが身を顧みるのもいいよな、と思う。
なぜか「HAPPY」な女性の習慣 心が躍り出す56のアクション』 中谷彰宏著 だいわ文庫 ¥600+税
さぁて…。
普段着のワンマイルウェアをちょっとオシャレなものに買い替えてみよっかな
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そこでぇ…!?

2014-09-02 11:51:34 | Weblog
久しぶりに空気がさらっとしていて、気持ちのいい陽気ですね。
いろいろな方向から蝉しぐれも聞こえてきます。
ちょっとした書類仕事を片付けておきましょう、とPCに向かっていると突然、
み゛み゛み゛み゛み゛……

               

窓の外に下げた簾に蝉が…
それも私の耳の真横のあたり…。
そ、そこで鳴くぅ…
しばらく景気よく鳴いて、ちょっと休憩、またちょっと鳴いて休憩。
いつの間にやら姿を消してました。
もう、夏は終わりだよぉぉん
と教えに来てくれたのかもしれませんな
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